お詫びとお断り

2020年春以降、2024年3月現在、新型コロナウィルス感染症等の各種感染症の流行下での遠隔介護のため、マーラー祝祭オーケストラ第22回定期演奏会への訪問を例外として、公演への訪問を控えさせて頂いています。長期間に亘りご迷惑をおかけしていることにお詫びするとともに、何卒ご了承の程、宜しくお願い申し上げます。

2008年3月15日土曜日

所蔵録音・録画についての概観(2021.5.9 改訂)

もともとこの文章は「所蔵CDについての概観」というタイトルで、2008年に記載したものでした。そこで私はLPレコードやFM放送を経て、その時点での自分のマーラー受容の中心がCDを介してのものであると記し、その当時は明確であった替わりに非常に偏っているが故に断りをする必要性を感じていた自分のCDの所蔵方針についての記載をしたのでした。

その後、所蔵の方針の方はその記載内容から大きく逸脱したにも関わらず、文章はそのままで放置されていましたが、今回、整理にあたってリファレンスとしてきたディスコグラフィーをVincent Mouretさんが個人で維持管理していたものから、Mahler Foundationのもの―とは言えそれは、Vincent Mouretさんのものに基づいており、それを継承するというだけではなく、Vincent Mouretさんが引き続き維持管理を担っているので、実質的にも後継版と呼べるものですが―に準拠するかたちへと移行することにして、その作業を一通り終えたタイミングで、実体との乖離を埋める必要を感じて改稿することにしました。

なお、Mahler Foundation の管理しているディスコグラフィーは、以下にあります。https://mahlerfoundation.org/mahler/discography/

所蔵している録音記録には、Mahler Foundationのディスコグラフィーには含まれないものが若干ながら存在します。そのため、所蔵録音関連のページに未追加の分を追加する作業を進めながら、全体を見直す作業を実施するにあたり、Mahler Foundationのディスコグラフィーに存在しないものや、存在するが記載内容に疑義があるものについては、適宜Péter Fülöp, Kalplan Foundation, "Mahler Discography"  (Microcosmos, 2010)を参照して照合を行い、更に手元のある別の資料やWebで検索できる資料等で裏付けをとるようにしています。

少し調べるとわかることですが、録音記録に関するデータは不明確な場合が多く、しばしばMahler FoundationのディスコグラフィーとKalplan Foundationのそれには食い違いが見られます。特に歴史的録音と一般に言われる時期に収録された記録の収録年月日についての異同はごく普通に見られます。ただし第一次資料に基づいているわけではなく、どちらが正しいかについての判断の正確さには限界があり、その点はご了承頂くしかありません。

Webが普及して以来、観点も様々な厖大な種類のディスコグラフィーに比較的容易に接することができるようになりましたが、Webのディスコグラフィーの決定的なメリットの一つは、書籍等の紙媒体のディスコグラフィーにとっては大きな制約であった、増補・改訂の困難さから自由であることと思われます。実際、Kalplan Foundationの"Mahler Discography" は、作品別に録音年代順に並べられ、複数回のリリースがあるものについてはレーベルや番号を網羅的が記載されたリストのみならず、演奏者やレーベルのインデクス、演奏時間の一覧などを含み、非常に利便性の高いものですが、当然のことながらディスコグラフィー出版後の情報については利用することができず、専らMahler Foundationのディスコグラフィーに依拠するということになります。

しかしながらWebの普及がもたらした変化としてより本質的なのは、SPレコードからLPレコード、カセットテープやオープンリールのテープから始まって、その後CD、レーザーディスク、DVD、ブルーレイディスクと、様々なフォーマットの記録媒体が出現してきたのに対して、ネットーワーク経由での視聴や、mp3, flacといったフォーマットでのダウンロードが容易にできるようになった点だと思われます。その結果として、それまでは記録された媒体を入手するのでなければ、特定の日時に放送されるFM放送やテレビ等の番組を通してしかアクセスできないという制約がなくなり、録音記録を所蔵するということ自体の意味合いが変わってしまったように思われます。それだけでなく、演奏記録を録音・録画して公開することが以前に比べれば容易になったことから、かつてならレコード会社が企画をして、セッションを組み、時間をかけて収録を行ったごくわずかな演奏のみしか流通しなかったものが、比較にならない程多様な演奏に接することができるようになっています。録音の編集技術の高度化により、時間と費用がかかるセッション録音が行われなくなり、ライブ録音が中心になったことで、今度はライブ録音の中に、同一プログラムの複数回の演奏を、いわば継ぎはぎしたものと、一度きりの演奏をそのまま収録したものの区別が生じるといったようなことも起きています。以前ならプレス枚数の制約もあり、限定された範囲でのみ流通した演奏記録も、今ならWeb上で公開されれば、多くの人が接することができるようになっています。

更に指摘できるのは、著作権の存続期間との関係で(著作権を始めとする知的財産権は基本的に属地主義を採るので、国や地域によって異なるため、注意が必要ですが)、今やステレオ初期の録音までもがパブリック・ドメインになってきており、レコードが普及し、録音点数が飛躍的に増大し、録音品質が向上した時期の優れた演奏に、ネットワーク越しに容易に接することができるようになった点です。

また一方で、以前は接することができなかった稀少価値のある歴史的録音が、著作権の制約から自由であることから、web上のアーカイブ等を通じて、却って簡単に接することができるようになった点も大きな変化であるように思われます。付け加えて言えば、そうした状況の変化により、CDのような従来の記録媒体においても、過去の録音を集成した、いわゆるBoxセットが企画され、嘗ては想像もできなかったような低価格で、膨大な録音記録を入手できるようになっています。勿論、新しい演奏が録音されてリリースされ、ということも続いてはいますが、その流通の媒体としてCDは最早標準とは言えず、映像も含めたストリーミングが中心になっている一方で、CDの方は著作権切れのものを中心とした過去の膨大な録音記録に接するための媒体となっているようにさえ感じられます。

上記のような変化を受けて、私のマーラー作品の録音記録の収蔵方針も変化しており、目下のところ、新しい演奏についてはWeb経由でのストリーミングでの視聴が専らとなっている一方で、パブリックドメインとなった過去の演奏記録を辿ることを目的として録音記録を整理することを主要な目的とするようになっています。そのような目的であれば必ずしも所蔵する必要はないように思われるかも知れませんが、一方ではWeb上の様々なサイトに分散し、他方では従来ながらのCD等の媒体での記録もあること、更に、Web上のリソースというのは流動性が高く、数年程度のスパンでも、嘗て公開されていたサイトが消滅したり、そうでないまでもURLが変更されたり、公開対象が変化したりといったことが起きることから、相対的に安定した情報を保持し、整理することを考えると、その管理対象を所蔵録音に限定することに一定の有効性があると考えています。(2021.5.9)


(以下、改訂以前の稿)

マーラーの受容に関して、LPレコードの普及が果たした役割の大きさは、クルト・ブラウコップフや、マイケル・ケネディの指摘しているところだが、 私もまた、受容の初期にはLPレコードを介してマーラーに接してきた。実際にはそれとともにFM放送の恩恵も大きいと思うが、これらについては 別に記述することにして、ここでは、現時点での私のマーラー受容の中心であるCDについて作品別にまとめておきたい。

といっても所蔵しているCDは限定されたもので、従って網羅的なディスコグラフィーは望むべくもなく、さりとて いわゆる「聴き比べ」にしても、網羅性に欠けたサンプルの範囲内での比較に何か意義があるとも思えない。結局のところ、第一義的には 自分の整理のためのもので、それを公開するのは、或る種の状況証拠、つまりマーラーに関して私が何かを語る時に、その裏づけとなっている 環境を確定するためである。

私の現時点での所蔵方針は、以下の通りである。

  • マーラーの作品を網羅すること:ただし未完成の習作(ピアノ四重奏曲断章のみは楽譜も出版されており、例外的に架蔵しているが)や、 他の作曲家の作品の編曲などは除外。
  • 第10交響曲は5楽章形態のクック版を含める。
  • 「嘆きの歌」は「森のメルヒェン」を第1部とする3部構成の初期稿を含める。
  • 第1交響曲は5楽章形態の交響詩「巨人」を含める。
  • 歌曲の演奏については、ピアノ伴奏・管弦楽伴奏の両方を対象とすること。これは「さすらう若者の歌」「子供の魔法の角笛」「子供の死の歌」 「リュッケルト歌曲集」が該当する。
  • 歌曲の演奏については、男声・女声の両方を対象とすること。これは作曲者自身による指定のある「大地の歌」の場合と、幾つかの曲が男声・女声の 掛け合いで歌われることのある「子供の魔法の角笛」の場合、それ以外の声部指定のない作品の場合に区別して考えられる。
  • バルビローリの演奏の録音を含める。
  • マーラーが遺したピアノ・ロール、メンゲルベルクの録音、ワルターの初期の録音、クレンペラーの録音、シューリヒトの録音を中心とした歴史的録音を含める(若干の回想も含めて)。
  • ベルティーニ、ケーゲル、コンドラシン、クルト・ザンデルリンク、ジュリーニの演奏の録音を含める。
  • 個人的な受容の経緯から、リファレンスとしてインバル・フランクフルト放送交響楽団の録音を含める。
  • 個人的な受容の経緯から、若杉・東京都交響楽団の連続演奏会の録音記録を含める。
  • 井上喜惟、ジャパン・グスタフ・マーラー・オーケストラの演奏の録音記録を含める。
  • いわゆる非正規盤は対象としない。

便宜的に交響曲と歌曲・カンタータでページを分けた。「大地の歌」の管弦楽版は「交響曲」とするのが妥当かも知れないが、 ピアノ伴奏版が存在していることもあり、連作歌曲の発展形態であるという見方にも妥当性がある。そこで、便宜的に 「大地の歌」は歌曲・カンタータの側に分類した。

それでもこのように作品別に整理してみると、さすがに10種類に及ぶものはほとんどないとはいえ、同一作品についての重複がかなりある。 勿論、マーラー・ファンの方々から見れば極めて慎ましいコレクションということになるのだろうが、私個人としては、これでも多すぎて それを「自分の」ディスコグラフィーに属するものと胸を張って言えないようなCDも幾つかあることを認めざるを得ない。 1枚1枚のCDには、演奏者や録音を企画した人、担当した人たちの思いがそれぞれに込められている。勿論、買ったけれど、 一度も聴いていないCDなどあろう筈もないが、それでも1枚1枚がそれぞれに持つ重みをきちんと受け止めることができているかを 自問してみるに、はなはだ心もとない気持ちに捉われる。しかしながら、1度聴いただけであったり持っているだけというのは 方針として所蔵しないことにしている。

だが、複数の演奏の録音を聴くことの効用は、専門的な音楽教育を受けていない私のような人間にとっては明らかだ。要するに、 スコアを見て音を思い浮かべるといっても限界があって、楽譜の読み取りの多様性、音響的な実現の多様性を論より証拠とばかりに 思い知らされるのに、複数の演奏を聴く以上に手っ取り早くて確実な方法はないのだ。楽譜の方も、唯一真正なヴァージョンが 1つ存在しているわけではないのだが、それもまた異なる版の楽譜に基づく録音を聴けば、自ずと理解されるのである。 演奏解釈に客観的に唯一真正のものがありうるというのがナンセンスなのは論を俟たないだろう。

それゆえ幾つかの演奏を聴くというのは大切なことだ。どんなに優れた演奏であったとしても、ある演奏は切断面の一つに過ぎない。 勿論可能であれば自分で楽譜を読み、演奏するのが望ましいのだろうが、それをしないまでも、別の演奏を聴くことで作品の持つ 別の側面に気付くことができる。結局、アドルノのいうところの星座の見え方は、各人固有のものであり、 他の誰も、その人の代わりにそこに立つことはできないのだ。

また、マーラーの自作自演(無論ピアノ編曲で)のピアノロールの再生を録音したものを含め、特に第2次世界大戦前から戦後間もなく くらいまでの録音には音質の限界を超えた価値が認められると考える。とりわけメンゲルベルク、ワルターの当該時期の録音は、彼等がマーラー自身と長期に わたって知己であったことや、フリート(第2交響曲)やホーレンシュタイン(レーケンパー歌唱の「子供の死の歌」)のケースも含め、演奏者の側にもマーラーを 同時代人として知る人間が少なからずいたはずであることを考えれば先ずもって記録としての価値があることは明らかだが、それだけではなくそれらの録音には それを単なる「資料」や「骨董」の類として聴くことを拒む何かが備わっていると私には感じられる。勿論、今日の演奏には、聴き手が同時代人として 違和感無く受け止めることができる、あるいは無条件でわかる何かが備わっているということもあろう。だが、ではなぜ音楽の方は1世紀も前の作品なのか。 少なくとも個人的な事情に限れば、私がマーラーを聴くのは自分が抱えているある種の「アナクロニスム」、同時代に対する適応不全ゆえであると感じているし、 マーラーの音楽がもともとそのために書かれたからといっても、今日の日本のコンサートホールでマーラーを聴くことにさえ、違和感を感じずにはいられない。 少なくとも近年の演奏のうちに、私が聴き取りたいと思っている「音調」が、同時代ゆえによりよく聞き取れるとは全く思えないのだ。

ただしこれは、私がいわゆる歴史的録音に「オーセンティシティ」を 認めているということを意味しない。そうではなく、まずは端的にそれらのうちの幾つかの(勿論、全てではないのは当然である)演奏には圧倒的な説得力が 備わっていると思っているし、それはそれらの持つ 音質の限界を勘案してなおそうなのだ、ということに過ぎない。そういうことでいけば、例えばバルビローリやコンドラシンは マーラー演奏の歴史的な経緯からすれば、いずれもどちらかといえばマージナルな存在である。 その一方で、近年の録音にも例外はあって、そのもっとも著しい例が平松英子さんが全曲を歌い、野平一郎さんがピアノを弾いた「大地の歌」であり、私見では この演奏については同時代の日本で演奏された記録ゆえの「近さ」の感覚とともに(何なら「にも関わらず」といっても良いが)、その演奏の驚異的な 説得力に圧倒されてしまった。全曲を女声で、しかもソプラノで歌うのは、少なくともマーラーの想定外であったに違いないし、ピアノ伴奏稿は企図されたことは 確かでも、それを最終的に彼がどうするつもりであったのかまでを確言することはできまいが、だからといってこの演奏の価値が減じることは些かもないと私は思う。

だが、そうした一部の例外を除けば、私には自分にとって「同時代」のものである筈の1980年代よりこちら側の演奏というのは 却って今ひとつぴんと来ないのだ。それは単に、子供の頃から親しんだが故に、その頃「刷り込まれた」演奏様式以降の演奏についていけないだけなのかも 知れないが、理由はともかく、リストをご覧いただければ、近年の演奏の方が寧ろ、特殊な理由があって演奏の質に関わり無く手元に置いているものばかりで あることにお気づきになるだろう。極論すれば、私は今日マーラーを聴くこと自体がアナクロニスムであってマーラーの時代は遠くに去ってしまったと感じているし、 1世紀の時間の隔たりを経て今日の演奏がようやく獲得したと言われるマーラーの作品との適切な距離感や客観的なアプローチなり、これまでの演奏解釈の 変遷を踏まえた新しい読みなりを積極的に評価する気になどなれないのだ。今日マーラーを演奏する「理由」や「意義」については演奏家の方々ご自身が お考えになれば良いことで私がどうこう言うべきことではそもそもないが、今日マーラーを聴く方については、積極的にそれが最早取り返しの利かない過去の ものであるということを抜きにして無媒介に受け止めることは困難であるように感じる。

またそれは文化史的な興味でマーラーにアプローチすることを意味するのではなく、寧ろ全く逆である。文化史的な興味など、マーラーを「骨董」として 扱う態度と隔たるところはない。そしてマーラーの音楽を「骨董」としてでなく聴くには距離感への意識が必要なのであって、文化史的な興味なるものは寧ろ それ自体、自分のパースペクティブにマーラーを嵌めこんでしまい、他者としてマーラーに接することを避けているのだ。 相手を自分の展望なり文脈に位置づけるのではなく、寧ろ自分が自分の本来の立ち位置から(仮想的にであれ、もっと言えば思い込みに過ぎなくても) 離れて「身を退く」こと、それが客観的には不可能であっても、時代の隔たりを超えて自分がマーラーに歩み寄り、少しだけマーラー「になる」こと、 それがマーラーを聴くことの意味だと思う。ありがたいことにマーラーを聴くことが「ファッション」であるような身の毛もよだつような酷い時期は過ぎ去ったようだ。 実際にはその結果、いよいよマーラーは手の届かない遠くに行ってしまったに違いないのだが、マーラーの音楽の力はそうした距離を超えるだけのものを 持っていると私には感じられる。音楽の持つ暴力、聴き手がそれを受容することで「別の身体」を自分の内側に引き込んでしまう力は、自分の知らない時代に 自分の生きていない風土に生きた人間を私の中に埋め込む。マーラーを聴くこととは、少なくとも私にとってはそういうことなのだ。

今後、せめて個々の演奏についてのコメントをつけようかとも考えているが、それが録音された演奏に相応しく(何しろ、 繰り返して聴くことができることが、その大きな特徴の一つで、実演との大きな違いな筈なのだから)一過的な印象にとどまらない ものたりうるか、あるいは複数の録音を聴く場合に陥りがちな、「聴き比べ」の弊に陥らずに済むかについては、あまり自信がない。 演奏の優劣を論じるのに必要な条件を私が充たしていないのは明らかで、だからいわゆる批評をするつもりもないし、 それぞれの演奏から何が聴き取れるかという側面に絞って書くしかないのだが、それでも、繰り返し聴くたびに加筆・修正を していくことになるのだろうと考えている。(2008.3.15初稿、10.26, 2009.6.12, 10.10加筆)

所蔵録音覚書:リュッケルトの詩による歌曲 (2022.1.3 更新)

  • リュッケルトによる5つの歌曲(美しさゆえに愛するなら,私の歌をのぞき見しないで,真夜中に, 私はやわらかな香りをかいだ,私はこの世に忘れられ), ファン・ダム(Br.) / ジャン=クロード・カサドシュ, リール国立管弦楽団, 1986.4, (2:31, 1:42, 6:16, 2:38, 6:41), トゥルコワン、フレズノワ・ホール, STEREO, Forlaine
  • リュッケルトによる5つの歌曲(私の歌をのぞき見しないで,私はやわらかな香りをかいだ,美しさゆえに愛するなら,真夜中に, 私はこの世に忘れられ), ハンプソン(Br.) / リーガー(Pf.), 1996.3,19-21, (1:16, 2:56, 2:27, 6:33, 6:51), ロンドン、アビー・ロード・スタジオ, STEREO, EMI
  • リュッケルトによる5つの歌曲(私の歌をのぞき見しないで,美しさゆえに愛するなら,私はやわらかな香りをかいだ,私はこの世に忘れられ,真夜中に), トマス・E・バウアー(Br.) / ウタ・ヒェルシャー(Pf.), 2002.10.22-25, (1:27, 2:16, 2:27, 5:34, 5:49), フライブルク、エブネット城公園音楽ワークショップ、テオドール・エーゲル・ホール, STEREO, Ars Musici
  • リュッケルトによる5つの歌曲(私はやわらかな香りをかいだ,美しさゆえに愛するなら,私の歌をのぞき見しないで,真夜中に, 私はこの世に忘れられ), シュレッケンバッハ(A.) / モル(Pf.), 1989.9.21/22, (2:14, 2:14, 1:18, 5:53, 5:35), ベルリン、RIASスタジオ10, STEREO, Capriccio
  • リュッケルトによる5つの歌曲(私はやわらかな香りをかいだ,美しさゆえに愛するなら,私の歌をのぞき見しないで,真夜中に, 私はこの世に忘れられ), ゲンツ(Br.) / ヴィニョルズ(Pf.), 2003.1.13/17, (2:23, 2:08, 1:28, 5:31, 5:39), STEREO, Hyperion
  • リュッケルトによる5つの歌曲(私はやわらかな香りをかいだ,美しさゆえに愛するなら,私の歌をのぞき見しないで, 私はこの世に忘れられ,真夜中に), フィッシャー=ディスカウ(Br.) / バレンボイム(Pf.), 1978.2.5/10, (2:42, 2:04, 1:20, 7:18, 6:04), ベルリン、ジーメンス・ヴィラ, STEREO, EMI
  • リュッケルトによる4つの歌曲(私はやわらかな香りをかいだ, 私の歌をのぞき見しないで, 私はこの世に忘れられ, 真夜中に), フィッシャー=ディスカウ(Br.) / バーンスタイン(Pf.), 1968.11.6, (3:25, 1:32, 8:04, 7:35), ニューヨーク, STEREO, SONY
  • リュッケルトによる5つの歌曲(美しさゆえに愛するなら, 私の歌をのぞき見しないで, 私はやわらかな香りをかいだ, 真夜中に, 私はこの世に忘れられ), ハンプソン(Br.) / バーンスタイン, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1990.2.22-23, (2:48, 1:30, 3:00, 7:22, 7:48), ウィーン、楽友協会ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • リュッケルトによる5つの歌曲(美しさゆえに愛するなら,真夜中に,私はやわらかな香りをかいだ,私の歌をのぞき見しないで,私はこの世に忘れられ), ブーレーズ, ロンドン交響楽団 / ミントン(MS.), 1979.5.2-3, (2:27, 5:34, 2:17, 1:17, 6:25), ロンドン、EMIスタジオ, STEREO, CBS-Sony
  • リュッケルトによる5つの歌曲(私はやわらかな香りをかいだ,美しさゆえに愛するなら,真夜中に, 私の歌をのぞき見しないで, 私はこの世に忘れられ), アンドリュー・デイヴィス, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 / フォン・シュターデ(Sp.), 1978.12.8,15,16, (2:14, 2:26, 6:05 1:36, 6:21), ロンドン、EMIスタジオ, STEREO, CBS-Sony
  • リュッケルトによる5つの歌曲(私の歌をのぞき見しないで,私はやわらかな香りをかいだ,真夜中に,私はこの世に忘れられ,美しさゆえに愛するなら), ゾッフェル(A.) / インバル, ウィーン交響楽団, 1992.6.9/10, 7.4/5, (1:27, 2:47, 6:04, 6:44, 2:22), ウィーン、コンツェルトハウス, STEREO, Denon
  • リュッケルトによる5つの歌曲(私の歌をのぞき見しないで,私はやわらかな香りをかいだ,真夜中に,美しさゆえに愛するなら,私はこの世に忘れられ), ベーカー(MS.) / バルビローリ, ニュー・フィルハーモニア管弦楽団, 1969.7.17,18, (1:37, 2:42, 5:55, 2:27, 6:46), ロンドン、ワトフォード・タウン・ホール, STEREO, EMI
  • 私はこの世に忘れられ, ベーカー(MS.) / バルビローリ, ハレ管弦楽団, 1967.5.4, (6:52), ロンドン、アビーロード第1スタジオ, STEREO, EMI
  • リュッケルトによる5つの歌曲(私はこの世に忘れられ,美しさゆえに愛するなら,私の歌をのぞき見しないで, 私はやわらかな香りをかいだ,真夜中に), ルートヴィヒ(A.) / カラヤン, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1974.5.8-9/10.14, (7:04, 2:31, 1:31, 2:37, 6:03), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, Deutsche Grammophon
  • リュッケルトの詩による5つの歌曲(私の歌をのぞき見しないで, 私はやわらかな香りをかいだ,真夜中に,美しさゆえに愛するなら,私はこの世に忘れられ), ファスベンダー(MS.) / シャイー, ベルリン放送交響楽団, 1988.2/1989.1/3, (1:24, 2:31, 5:48, 2:01, 6:10), ベルリン、イエス・キリスト教会, STEREO, Decca
  • リュッケルトの詩による5つの歌曲(私はやわらかな香りをかいだ,私の歌をのぞき見しないで,美しさゆえに愛するなら,真夜中に, 私はこの世に忘れられ), スーザン・グラハム(NS.)/ ティルソン=トーマス, サンフランシスコ交響楽団, 2004.9.29-10.3(Live), (2:30, 1:20, 2:40, 6:28, 6:43), サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール, STEREO, SFSMEDIA
  • リュッケルトの詩による5つの歌曲(私はやわらかな香りをかいだ,美しさゆえに愛するなら,私の歌をのぞき見しないで,真夜中に, 私はこの世に忘れられ), スーザン・グラハム(MS.)/ マイケル・ティルソン・トーマス(P.),2001.9.19-23(Live), (2:27, 2:30, 1:14, 6:55, 6:37), サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール, STEREO, SFSMEDIA
  • リュッケルトの詩による5つの歌曲(私の歌をのぞき見しないで, 私はやわらかな香りをかいだ,美しさゆえに愛するなら,私はこの世に忘れられ,真夜中に), ウルマナ(Sp.) / ブーレーズ, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 2003.6.14-16(Live), (1:18, 2:37, 2:45, 7:02, 5:54), ウィーン、楽友協会大ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • リュッケルトによる4つの歌曲(私はやわらかな香りをかいだ, 私の歌をのぞき見しないで, 私はこの世に忘れられ, 真夜中に), ヘンシェル(Br.) / ナガノ, ハレ管弦楽団, 1999.5, (2:29, 1:23, 5:54, 5:52), マンチェスター、ブリッジウォーター・ホール, STEREO, Erato
  • リュッケルトの詩による3つの歌(私は俗世から消え失せた, 優しい香りを吸った, 真夜中に), フェリアー(A.) / ワルター, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1952.5.20, (5:25, 2:45, 6:18), ウィーン、ムジークフェライン・ザール, MONO, Opuskura
  • リュッケルトによる3つの歌曲(私の歌をのぞき見しないで, 私はこの世に忘れられ, 真夜中に), ベルマン(Bs.) / ノイマン, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 , 1977.10-10-12, (1:48, 5:27, 5:13), プラハ、ルドルフィヌム, STEREO, Supraphon
  • リュッケルトによる5つの歌曲(美しさゆえに愛するなら,私の歌をのぞき見しないで, 真夜中に,私はやわらかな香りをかいだ,私はこの世に忘れられ), コジェナ(Sp.) / アバド, ルツェルン祝祭管弦楽団, 2009.8.21-22(Live), (2:26, 1:23, 6:04, 2:54, 9:54), ルツェルン、文化・会議センターコンサートホール, STEREO, EuroArts
  • リュッケルトによる5つの歌曲(私はやわらかな香りをかいだ, 私はこの世に忘れられ, 真夜中に), ルートヴィヒ(MS) / クレンペラー, フィルハーモニア管弦楽団, 1964.2.17-18, (), ロンドン、キングズウェイホール, STEREO, EMI
  • リュッケルトによる5つの歌曲(私はやわらかな香りをかいだ, 私の歌をのぞき見しないで, 私はこの世に忘れられ, 真夜中に), フィッシャー=ディースカウ(Br) / メータ,  ウィーンフィルハーモニー管弦楽団, 1967.8.20(Live), (2:57, 2:42, 1:24, 7:20, 6:59), ザルツブルク、ザルツブルク音楽祭, MONO, Orfeo
  • リュッケルトによる4つの歌曲(私はやわらかな香りをかいだ, 私の歌をのぞき見しないで, 私はこの世に忘れられ, 真夜中に), フィッシャー=ディースカウ(Br) / ベーム,  ベルリンフィルハーモニー管弦楽団, 1963.6.18, (3:01, 1:32, 6:52, 6:25), ベルリン、キリスト教会, STEREO, Deutsche Grammophon
  • リュッケルトによる5つの歌曲(私はやわらかな香りをかいだ,美しさゆえに愛するなら,私の歌をのぞき見しないで, 私はこの世に忘れられ,真夜中に), マウラ・モレイラ(A) / ロバート・ワグナー,  インスブルック交響楽団, 1962.5.23-26, (2:24, 2:04, 1:23, 6:23, 5:09), インスブルック、MONO, VOX
  • リュッケルトによる5つの歌曲(私はやわらかな香りをかいだ,美しさゆえに愛するなら,私の歌をのぞき見しないで, 私はこの世に忘れられ,真夜中に), フォレスター(A) / フリッチャイ, ベルリン放送交響楽団, 1959.9.16, (3:13, 2:26, 1:23, 6:00, 6:13), ベルリン、キリスト教会, MONO, Deutsche Grammophon
  • リュッケルトによる4つの歌曲(私はやわらかな香りをかいだ, 私の歌をのぞき見しないで, 私はこの世に忘れられ, 真夜中に), フィッシャー=ディースカウ(Br) / バーンスタイン(Pf). 1968.11.8(Live), (3:44, 1:25, 8:00, 7:23), ニューヨーク、リンカーン・センター、フィルハーモニーホール, MONO, MYTO
  • 私はこの世に忘れられ, シャルル=カイエ(Ms.) / マイロヴィツ, ベルリン国立歌劇場管弦楽団, 1930, (4:57), ベルリン, MONO, Ultraphon / Naxos Historical
  • 私はこの世に忘れられ, トールボリ(A.) / ワルター, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1936.5.24 (Live), (5:56), ウィーン、ムジークフェライン・ザール, MONO, Columbia / Naxos Historical
  • 私はやわらかな香りをかいだ, スザンヌ・ステン(A) / レオ・タウブマン(Pf.), 1940, (2:54), , MONO, Columbia
  • リュッケルトの詩による5つの歌曲(私はやわらかな香りをかいだ,私はこの世に忘れられ, 私の歌をのぞき見しないで,美しさゆえに愛するなら,真夜中に), イローナ・シュタイングリューバー(Sp.) / フェケテ, ウィーン国立歌劇場管弦楽団, 1946, (2:49, 5:53, 1:29, 2:46, 5:07), ウィーン, MONO, MERCURY
  • 私はやわらかな香りをかいだ,美しさゆえに愛するなら, エルフリーデ・トレッシェル(Sp.) / リヒャルト・クラウス(Pf.), 1949, (2:23, 2:22), , MONO,HÄNSSLER
  • リュッケルトの詩による5つの歌曲(私の歌をのぞき見しないで,私はやわらかな香りをかいだ,真夜中に, 美しさゆえに愛するなら,私はこの世に忘れられ), アルフレッド・ポエル(Bs.) / プロハスカ, ウィーン国立歌劇場管弦楽団, 1951, (1:34, 2:14, 5;03, 2:15, 6:08), ウィーン, MONO, VANGUARD
  • リュッケルトの詩による4つの歌曲(私の歌をのぞき見しないで,私はやわらかな香りをかいだ,私はこの世に忘れられ,真夜中に), リューバ・ヴェリッチュ(Sp.) / パウル・ウラノフスキー(Pf.), 1953.5.30, (1:14, 2:43, 6:16, 5:59), ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ, MONO, SONY
  • 私はこの世に忘れられ, クリスタ・ルートヴィヒ(MS.) / ジェラルド・ムーア(Pf.), 1957.11.13, (6:32), ロンドン、アビーロードスタジオ, MONO, EMI
  • リュッケルトの詩による4つの歌曲(私はやわらかな香りをかいだ, 美しさゆえに愛するなら,私の歌をのぞき見しないで,私はこの世に忘れられ), ノーマン・フォスター(Br.) / ハインリヒ・シュミット(Pf.), 1958.12.30, (13:23), ロンドン, MONO, PYE
  • リュッケルトの詩による3つの歌曲(私はやわらかな香りをかいだ,真夜中に, 美しさゆえに愛するなら), クリスタ・ルートヴィヒ(MS.) / ジェラルド・ムーア(Pf.), 1959.5.3-5, (2:34, 5:55, 2:59), ロンドン、アビーロードスタジオ, MONO, EMI
  • 私はやわらかな香りをかいだ,私はこの世に忘れられ, エリザベート・シュヴァルツコプフ(Sp.) / ワルター, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1960.5.29(Live), (2:34, 6:35), ウィーン、ムジークフェラインザール, MONO, Bruno Walter Society
  • 私はやわらかな香りをかいだ, 美しさゆえに愛するなら,  ユディト・ラスキン(Sp.) / ノーマン・ジョンソン(Pf.), 1964.10.9(Live), (10:17), , MONO, Saint Laurent Studios
  • 私はこの世に忘れられ, イルムガルト・ゼーフリート(Sp.) / ローゼンタール, フランス国営放送管弦楽団, 1967.1.14(Live), (5:14), パリ、フランス国営放送, MONO, EMI DVD
  • 私はやわらかな香りをかいだ, エリザベート・シュヴァルツコプフ(Sp.) / ジェフリー・パーソンズ(Pf.), 1968.4.10, (2:50), ベルリン, STEREO, WARNER
  • 私はやわらかな香りをかいだ,  ユディト・ラスキン(Sp.) / ジョージ・シック(Pf.), 1971.12.19(Live), (14:12), , MONO, Saint Laurent Studios
  • 私はこの世に忘れられ, 美しさゆえに愛するなら, ジェシー・ノーマン(Sp.) / アーウィン・ゲージ(Pf.), 1971.12.17-21, (6:44, 2:32), ベルリン、ヨハネスシュティフト, MONO, MEMORIES
  • 私はやわらかな香りをかいだ,    ユディト・ラスキン(Sp.) / マーティン・カッツ(Pf.), 1978.12.19(Live), (14:34), , MONO, Saint Laurent Studios
  • 私の歌をのぞき見しないで, 私はこの世に忘れられ, フィッシャー=ディスカウ(Br.) / バレンボイム(Pf.), 1971.9.14(Live), (1:41, 8:43), ベルリン, STEREO, Audite
  • 私はやわらかな香りをかいだ, 私はこの世に忘れられ, 真夜中に, トゥーレル(Sp) / バーンスタイン, ニューヨーク・フィルハーモニック, 1960.2.16, (2:50, 6:30, 7:00), ニューヨーク、セント・ジョージ・ホテル, MONO, SONY
  • 真夜中に, ルイス・マーシャル(Sp) / ウェルドン・キルバーン(Pf.), 1962.10.16, (5:59), モスクワ、モスクワ音楽院, MONO, モスクワ音楽院

リュッケルトの詩による歌曲のうち、「子供の死の歌」に含まれない5曲は、曲集として編まれる意図はなく、それぞれが独立の作品であり、従って、演奏会でも録音でも、部分的に取り上げられることが少なくない。特に管弦楽伴奏版については、「美しさゆえに愛するなら」はマーラー自身によるバージョンは存在していない点に留意する必要がある。他の4曲は「子供の死の歌」とともに1905年1月29日のコンサートでマーラー自身が指揮する管弦楽伴奏版によって初演されたのだが、この曲のみ2年遅れて1907年にピアノ伴奏版での初演が確認されているのである。上記の録音のうち、ナガノ指揮ハレ管弦楽団の演奏に「美しさゆえに愛するなら」が含まれないのは、ナガノの企画がその初演時のプログラムを再現したものである故に他ならない。一方で、フェリアーの歌をワルター指揮のウィーン・フィルが伴奏した1952年の録音は、もともと「大地の歌」の録音とともに収録されたものだったのだが、それぞれ「大地の歌」との関連が濃厚な3曲を選択して演奏している点が注目される。また、シャルル=カイエ、トールボリもまたワルターの下で「大地の歌」を歌った歌手であり、それぞれが「私はこの世に忘れられ」の歌唱を遺しているのは興味深い。トールボリのものは「大地の歌」の演奏会のアンコールでの歌唱であり、一方、シャルル=カイエはウィーン宮廷歌劇場においてマーラーの下で活躍した歌手であると同時に1911年11月20日の「大地の歌」の初演者でもある。それぞれその歌唱が遺されているのは実に貴重であるとともに、音質の制約を超えてそれぞれの歌唱の素晴らしさの片鱗を今なお知ることができることの意義は限りなく大きいだろう。なお、この曲集がピアノ伴奏で録音される頻度は、子供の死の歌ほどではないにせよあまり高くないのではないか。男声ではフィッシャー=ディースカウの録音が2種類あるため、さほどそうした感じはないが、女声については非常に少ないように思われる。上記は男声・女声と管弦楽伴奏・ピアノ伴奏をとりあえず網羅している。

所蔵録音覚書:ピアノ四重奏曲楽章 (2021.5.4 更新)

  • ピアノ四重奏曲楽章, Mats Jansson(Pf.), Holmen Quatet のメンバー(Henrik Petersen (vn.), Lennart Falkebring (va.), Niklass Veltman(vc.)), 1998.2.8, (11:29), ノルシェーピング、De Geer Concert Hall, STEREO, SIMAX
  • ピアノ四重奏曲楽章, エッシェンバッハ(Pf.), フィラデルフィア管弦楽団のメンバー(ディヴィッド・キム, チュンジム・チャン, エフェ・バルタシジル), 2006.3, (13:23), フィラデルフィア、ヴェライゾン・ホール, STEREO, Ondine
1876年、ウィーン音楽院在学中のマーラーが書いた室内楽曲。マーラーの初期作品については曲名のみ知られていて残存しない作品がかなり知られているが、 楽譜が残っているのはこの曲のみのようだ。この曲がウィーン音楽院で1876年に賞を受賞したと伝えられるピアノ五重奏曲と同一なのか、あるいはまた同年 マーラーが故郷のイグラウに帰った折、9月12日に行った演奏会で採り上げられたピアノ四重奏曲と同一なのか、後年の妻アルマやバウアー・レヒナーの回想で 言及されているピアノ四重奏曲との関係はどうかについては、杳として知れないようである。

所蔵録音覚書:リートと歌第2,3集 (2021.8.16 更新)

  • リートと歌第2,3集より4曲(夏の交替, シュトラスブルクの砦で, もう会えない, 別離と忌避), ゲンツ(Br.) / ヴィニョルズ(Pf.), 2003.1.13/17, (1:37, 3:28, 3:35, 2:16), STEREO, Hyperion
  • リートと歌第2,3集(私は緑の野を楽しく歩いた, たくましい想像力, うぬぼれ, もう会えない, いたずらっ子をしつけるために, 外へ!外へ!, シュトラスブルクの砦で, 別離と忌避, 夏の交替), ベイカー(MS.) / パーソンズ(Pf.), 1983.2.24/25, (4:02, 1:03, 1:32, 4:30, 1:46, 2:25, 3:40, 2:26, 1:23), STEREO, Hyperion
  • リートと歌第2,3集(いたずらっ子をしつけるために, 私は緑の野を楽しく歩いた, 外へ!外へ!,たくましい想像力,シュトラスブルクの砦で,夏の交替, 別離と忌避, もう会えない,うぬぼれ), フィッシャー=ディスカウ(Br.) / バレンボイム(Pf.), 1978.2.5/10, (1:50, 3:50, 1:56, 1:04, 3:52, 1:39, 2:17, 4:51, 1:53), ベルリン、ジーメンス・ヴィラ, STEREO, EMI
  • リートと歌第2,3集より7曲(もう会えない, シュトラスブルクの砦で, 別離と忌避, うぬぼれ, いたずらっ子をしつけるために, 夏の交替, 私は緑の野を楽しく歩いた), フィッシャー=ディスカウ(Br.) / バーンスタイン(Pf.), 1968.11.5-6, (5:16, 4:32, 2:35, 2:01, 1:53, 1:32, 5:15), ニューヨーク, STEREO, SONY
  • リートと歌第2,3集より7曲(もう会えない, シュトラスブルクの砦で, 別離と忌避, うぬぼれ, いたずらっ子をしつけるために, 夏の交替, 私は緑の野を楽しく歩いた), フィッシャー=ディスカウ(Br.) / バーンスタイン(Pf.), 1968.11.8(Live), (5:14, 4:28, 2:28, 1:58, 1:34, 1:31, 4:56), ニューヨーク、リンカーン・センター、フィルハーモニーホール, MONO, MYTO
  • リートと歌第2,3集より5曲(別離と忌避, もう会えない, 私は緑の野を楽しく歩いた, 夏の交替, たくましい想像力), ハルバン(Sp.) / ワルター(Pf.), 1947.12.16, (2:18, 3:29, 3:13, 1:18, 1:03), ロスアンジェルス, MONO, Columbia / Naxos Historical
  • リートと歌第2,3集より4曲(うぬぼれ, もう会えない, シュトラスブルクの砦で, 夏の交替, いたずらっ子をしつけるために、管弦楽伴奏編曲:ハロルド・バーンズ), ヴァイクル(Br.) / シノーポリ, フィルハーモニア管弦楽団, 1985.1.28-29, (1:58, 5:46, 3:59, 1:33, 1:40), ロンドン、ワトフォード・タウン・ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 私は緑の森を楽しく歩いた, シュトゥックゴルト(Sp.) 管弦楽伴奏, 1921, (3:47), MONO, Deutsche Grammophon / Naxos Historical
  • ピアノロールに記録されたマーラーの演奏 (私は緑の野を楽しく歩いた), マーラー(Pf.), 1905.11.9, (3:12), The Kaplan Foundation / Golden Legacy
  • 「私は緑の野を楽しく歩いた」, カールソン(MS.), マーラー(Pf. ピアノロール), 1992.11.16, (3:12), ニューヨーク、マスターサウンドスタジオ, The Kaplan Foundation / Golden Legacy
  • 別離と忌避, エルフリーデ・トレッシェル(Sp.) / リヒャルト・クラウス(Pf.), 1949, (2:54), , MONO,HÄNSSLER
  • 別離と忌避, 私は緑の野を楽しく歩いた, ハンスとグレーテ, 春の朝(ロベルト・ハーガー、ロタール・ヴィントシュベルガー(私は緑の野を楽しく歩いた)管弦楽編曲), アニー・フェルバーマイヤー(Sp.) / プロハスカ, ウィーン国立歌劇場管弦楽団, 1953, (2:24, 3:55, 2:03, 1:41), ウィーン, MONO, Vanguard
  • 夏の交替, ドンファンのファンタジー, 別離と忌避, いたずらっ子をしつけるために, 思い出, たくましい想像力, アニー・フェルバーマイヤー(Sp.) / ヴィクトル・グレーフ(Pf.), 1952, (1:46,2:46,2:32,1:44,3:22,1:13), ウィーン, MONO, Vanguard
  • シュトラスブルクの砦で, ドンファンのセレナーデ, 春の朝, 外へ!外へ!, うぬぼれ, もう会えない, 私は緑の野を楽しく歩いた, ハンスとグレーテ, アルフレッド・ポエル(Bs.) ,ヴィクトル・グレーフ(Pf.), 1952, (3:38,1:57,1:59,2:01,1:46,4:17,3:47,2:14),ウィーン, MONO, Vanguard   
  • 私は緑の野を楽しく歩いた, ハンスとグレーテ, 春の朝, いたずらっ子をしつけるために, クリスタ・ルートヴィヒ(MS.) / ジェラルド・ムーア(Pf.), 1959.5.3-5, (3:40,2:10,1:55,1:40), ロンドン、アビーロードスタジオ, MONO, EMI
  • 春の朝, ハンスとグレーテ, 私は緑の野を楽しく歩いた, この歌をひねり出したのは誰, ユディト・ラスキン(Sp.) / ジョージ・シック(Pf.), 1965.6.3-9, (2:03, 1:47, 4:03, 1:54), ニューヨーク、30番街スタジオ, MONO, EPIC
  • シュトラスブルクの砦で,もう会えない,別離と忌避, 夏の交替, いたずらっ子をしつけるために, うぬぼれ, フィッシャー=ディスカウ(Br.) / バレンボイム(Pf.), 1971.9.14(Live), (4:29, 5:13, 2:46, 1:49, 1:48, 1:49), ベルリン, STEREO, Audite
  • もう会えない, ルイス・マーシャル(Sp) / ウェルドン・キルバーン(Pf.), 1962.10.16, (4:19), モスクワ、モスクワ音楽院, MONO, モスクワ音楽院
  • もう会えない, レギーナ・レズニク(Sp) / リヒャルト・ヴォイタッハ(Pf.), 1968.3.11, (5:15), ニューヨーク、30番街スタジオ, STEREO, SONY
  • 別離と忌避, もう会えない,  いたずらっ子をしつけるために, 私は緑の野を楽しく歩いた, たくましい想像力, アンナ・レイノルズ(Sp) / ジェフリー・パーソンズ(Pf.), 1969, (2:47, 5:05, 1:51, 3:55, 1:00), , STEREO, OISEAU LYRE
  • 外へ!外へ!, たくましい想像力, うぬぼれ, トーマス・ハンプソン(Br.) / デイヴィッド・ルッツ(Pf.), 1992.1, (2:13, 1:10, 2:04), ロンドン, 聖アウグスティヌス教会, STEREO, Teldec
  • 私は緑の野を楽しく歩いた, 別離と忌避(ルチアーノ・ベリオ管弦楽編曲), トーマス・ハンプソン(Br.) / ルチアーノ・ベリオ、フィルハーモニア管弦楽団, 1992.10, (4:19, 2:08), ウィーン, カジノ・ツォーゲルニッツ, STEREO, Teldec
  • 夏の交替, シュトラスブルクの砦で, もう会えない, いたずらっ子をしつけるために(ルチアーノ・ベリオ管弦楽編曲), トマス・ハンプソン(Br.) / ルチアーノ・ベリオ、フィルハーモニア管弦楽団, 1992.10, (1:31, 4:10, 5:02, 1:42), ウィーン, カジノ・ツォーゲルニッツ, STEREO, Teldec

リートと歌第2,3集の歌詞は子供の魔法の角笛に基づくものだが、ピアノ伴奏版のみでマーラー自身による管弦楽伴奏版は作られなかった曲集である。 ただしその中には「夏の交替」のように交響曲楽章との連関があるものも含まれるし、マーラーがピアノロールに遺した記録のうちに「私は緑の野を楽しく歩いた」が 含まれるなど、この曲集のマーラーの作品に占める位置は決して過小視されるべきではないし、フィッシャー=ディースカウやベイカーなど、マーラーを得意とした歌手による優れた演奏記録が存在する。更にこの曲集の場合には、管弦楽伴奏の曲集に比べると男声で歌われるか女声で歌われるかの自由度が大きいように 思われる。実際には男声・女声は勿論、声部指定がないという点ではどちらも同じなのだが。上記のように所蔵録音は男声・女声の両方があるが、 その一方で偶々どちらも中声(女声はメゾ・ソプラノ、男声はバリトン)の歌唱によるものである。カールソンの歌唱はマーラーの演奏のピアノロールの再生に合せたもので、いわゆる普通の意味でのピアノ伴奏による歌唱とは全く異質のものである。ワルターの伴奏で歌っているデジ・ハルバンはマーラーがウィーン宮廷歌劇場に呼び、マーラーの下で歌ったゼルマ・クルツの娘であるが、ゼルマ・クルツもまたグートハイル=ショーダーなどとともにマーラーの歌曲を歌ったことを思えば興味深いものがある。

所蔵録音覚書:子供の魔法の角笛 (2022.1.3 更新)

  • 子供の魔法の角笛の詩による12の歌曲(起床合図,この世の生活, 無駄な骨折り,ラインの小伝説,少年鼓手, 歩哨の夜の歌, この歌をひねり出したのは誰, 高い知性への賛美,魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, 塔の中で迫害されている者の歌, 不幸な中の慰め, 美しいトランペットの響くところ), セル, ロンドン交響楽団 / シュヴァルツコップフ(Sp.) / フィッシャー=ディースカウ(Br.), 1968.3.8-9, (7:04, 2:42, 2:26, 3:04, 5:49, 6:16, 1:57, 2:45, 3:58, 3:41, 2:10, 7:31), ロンドン、キングズウェイ・ホール, STEREO, EMI
  • 子供の魔法の角笛の詩による8つの歌(歩哨の夜の歌,無駄な骨折り, この歌をひねり出したのは誰, 美しいトランペットの響くところ, 起床合図, 少年鼓手, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, 夏の交替), キーンリーサイド(Br.) / ラトル, バーミンガム市交響楽団, 1997.9.16-17, (5:51, 2:31, 1:58, 6:58, 6:30, 5:27, 3:47, 1:43), バーミンガム、シンフォニー・ホール, STEREO, EMI
  • 子供の魔法の角笛(13曲, 歩哨の夜の歌,この歌をひねり出したのは誰, 不幸な中の慰め, 起床合図, 美しいトランペットの響くところ, この世の生活, 塔の中で迫害されている者の歌, 少年鼓手, 原光, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, ラインの小伝説, 無駄な骨折り, 高い知性への賛美), フェルミルオン(Sp.) / ヴァイクル(Br.) / インバル, ウィーン交響楽団, 1996.4.10-14, (6:12, 2:16, 2:25, 6:21, 8:12, 2:40, 4:26, 5:11, 5:31, 4:04, 3:45, 2:58, 2:11), ウィーン、コンツェルトハウス, STEREO, Denon
  • 子供の魔法の角笛の詩による3つの歌(魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, この世の生活, 原光), ファスベンダー(MS.) / シャイー, ベルリン放送交響楽団, 1988.2/1989.1/3, (3:37, 2:33, 4:45), ベルリン、イエス・キリスト教会, STEREO, Decca
  • 子供の魔法の角笛の詩による14の歌曲(歩哨の夜の歌,この歌をひねり出したのは誰, 少年鼓手, この世の生活, 無駄な骨折り, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, 原光, 起床合図, ラインの小伝説, 高い知性への賛美, 不幸な中の慰め, 美しいトランペットの響くところ, 塔の中で迫害されている者の歌, 天国の生活), ボニー(Sp.) / フルゴーニ(MS.) / ウィンベル(Tn.) / ゲルネ(Br.) / シャイー, ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団, 2000.6.19/20/23, (6:18, 2:02, 6:06, 2:38, 2:44, 3:50, 5:46, 6:55, 3:14, 2:29, 2:22, 7:26, 3:57, 9:45), アムステルダム、コンセルトヘボウ, STEREO, Decca
  • 子供の魔法の角笛より7曲(塔の中で迫害されている者の歌, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, 不幸な時の慰め, ラインの小伝説, 歩哨の夜の歌, 少年鼓手, 起床合図), ヘンシェル(Br.) / ナガノ, ハレ管弦楽団, 1999.5, (4:21, 3:57, 2:26, 3:04, 5:40, 5:57, 6:24), マンチェスター、ブリッジウォーター・ホール, STEREO, Erato
  • 子供の魔法の角笛の詩による歌曲集(起床合図, ラインの小伝説, 不幸な中の慰め, 無駄な骨折り, 歩哨の夜の歌, この世の生活, 塔の中で迫害されている者の歌, この歌をひねり出したのは誰, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, 高い知性への賛美, 美しいトランペットの響くところ, 少年鼓手, 原光), フォン・オッター(MS.) / クヴァストホフ(Br.) / アバド, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1998.2, (7:13, 3:21, 2:22, 2:42, 6:10, 2:52, 3:56, 2:05, 4:03, 2:32, 7:11, 6:53, 5:44), ベルリン、フィルハーモニー・大ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 子供の魔法の角笛からの詩による12の歌曲(歩哨の夜の歌,無駄な骨折り, 不幸な中の慰め,この歌をひねり出したのは誰,この世の生活, 起床合図, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, ラインの小伝説, 塔の中で迫害されている者の歌, 美しいトランペットの響くところ,高い知性への賛美, 少年鼓手), コジェナ(MS.) / ゲルハーエル(Br.) / ブーレーズ, クリーヴランド管弦楽団, 2010.2(Live), (5:29, 3:00, 2:53, 2:21, 2:45, 6:37, 3:35, 3:29, 4:29, 7:00, 2:38, 4:56), クリーヴランド、セヴェランス・ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 子供の魔法の角笛(11曲)(起床合図, ラインの小伝説, 少年鼓手, この歌をひねり出したのは誰, 歩哨の夜の歌, 高い知性への賛美, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, この世の生活, 不幸な中の慰め, 美しいトランペットの響くところ, 塔の中で迫害されている者の歌), ファスベンダー(Sp.) / フィッシャー=ディースカウ(Br.) / ツェンダー, ザールブリュッケン放送交響楽団, 1979.4.23, (6:26, 3:12, 5:58, 2:06, 5:49, 2:32, 3:50, 2:48, 2:08, 6:20, 3:58), ザールブリュッケン、コングレス・ハレ, STEREO, cpo
  • 子供の魔法の角笛(5曲)(魚に説教するパドヴァの聖アントニウス,ラインの小伝説, 高い知性への賛美, 少年鼓手, 起床合図), ミュラー=ブラッハマン(Br.) / ギーレン, 南西ドイツ放送交響楽団, 2009.1.25/29, (3:53, 3:30, 2:38, 6:03, 7:23), フライブルク、オーディトリオ「アルフレッド・クラウス」, STEREO, hänssler
  • 子供の魔法の角笛(9曲)(歩哨の夜の歌,この歌をひねり出したのは誰,塔の中で迫害されている者の歌, 不幸な中の慰め, この世の生活, 美しいトランペットの響くところ, 天国の生活, 無駄な骨折り, 原光), イヴェン(Sp.) / ミュラー=ブラッハマン(Br.) / ギーレン, 南西ドイツ放送交響楽団, 2009.1.25/29/3.22-28, (6:38, 2:07, 4:34, 2:32, 2:51, 7:09, 9:12, 3:00, 5:42), フライブルク、コンツェルトハウス, STEREO, hänssler
  • 子供の魔法の角笛(歩哨の夜の歌,この歌をひねり出したのは誰, 不幸な中の慰め, 起床合図, 美しいトランペットの響くところ, この世の生活, 塔の中で迫害されている者の歌, 少年鼓手, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, ラインの小伝説, 無駄な骨折り, 原光, 高い知性への賛美), ベリー(Br.), ルートヴィヒ(A.) / バーンスタイン(Pf.), 1968.4.24, (5:49, 1:52, 2:31, 7:04, 6:49, 2:41, 5:08, 4:54, 3:37, 3:18, 2:52, 4:48, 2:38), ウィーン, STEREO, SONY
  • 子供の魔法の角笛(歩哨の夜の歌,この歌をひねり出したのは誰, 少年鼓手, この世の生活, 無駄な骨折り, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, 起床合図, ラインの小伝説, 高い知性への賛美, 美しいトランペットの響くところ, 塔の中で迫害されている者の歌, 不幸な中の慰め,原光), ポップ(Sp.) / シュミット(Br.) / バーンスタイン, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1987.10, (6:04, 2:13, 5:18, 2:57, 3:03, 3:43, 6:47, 3:35, 2:34, 8:29, 4:38, 2:28, 5:49), アムステルダム、コンセルトヘボウ, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 子供の魔法の角笛(歩哨の夜の歌, この歌をひねり出したのは誰, 少年鼓手, この世の生活, 無駄な骨折り, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, 起床合図, ラインの小伝説, 高い知性への賛美, 美しいトランペットの響くところ, 塔の中で迫害されている者の歌, 不幸な中の慰め, 原光), ポップ(Sp.) / グレンロース(Br.) / バーンスタイン, イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団, 1984.5, (6:04, 2:13, 5:18, 2:57, 3:03, 3:43, 6:47, 3:35, 2:34, 8:29, 4:38, 2:28, 5:49), テルアヴィヴ、マン・オーディトリウム, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 子供の魔法の角笛(歩哨の夜の歌,この歌をひねり出したのは誰, 少年鼓手, ラインの小伝説, 塔の中で迫害されている者の歌, 原光, 起床合図, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, 無駄な骨折り, 美しいトランペットの響くところ, 高い知性への賛美, この世の生活, 不幸な中の慰め), ベリー(Br.), ルートヴィヒ(Ms.) / バーンスタイン, ニューヨーク・フィルハーモニック, 1967.10.17/1969.2.18, (5:53, 2:04, 5:59, 3:34, 5:36, 6:27, 5:52, 3:39, 2:50, 7:00, 2:09, 2:50, 2:48), ニューヨーク、フィルハーモニーホール, STEREO, SONY
  • この世の生活, トゥーレル(Sp) / バーンスタイン, ニューヨーク・フィルハーモニック, 1960.2.16, (2:31), ニューヨーク、セント・ジョージ・ホテル, MONO, SONY
  • この世の生活, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, フィッシャー=ディスカウ(Br.) / バレンボイム(Pf.), 1971.9.14(Live), (2:32, 3:50), ベルリン, STEREO, Audite
  • 子供の魔法の角笛(歩哨の夜の歌,無駄な骨折り,不幸な中の慰め, この歌をひねり出したのは誰,この世の生活,魚に説教するパドヴァの聖アントニウス,ラインの小伝説,塔の中で迫害されている者の歌, 美しいトランペットの響くところ,高い知性への賛美, 起床合図, 少年鼓手), フィッシャー=ディスカウ(Br.) / バレンボイム(Pf.), 1978.2.5/10, (5:53, 2:47, 2:21, 2:05, 2:32, 3:49, 3:30, 3:56, 7:03, 2:34, 7:06, 6:04), ベルリン、ジーメンス・ヴィラ, STEREO, EMI
  • 子供の魔法の角笛(塔の中で迫害されている者の歌, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, 高い知性への賛美, 起床合図), クラウゼ(Br.) / ハイティンク, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1981.12.25(Live), (4:49, 3:50, 2:38, 7:04), アムステルダム、コンセルトヘボウ, STEREO, Philips
  • 起床合図, ベルマン(Bs.) / ノイマン, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 , 1977.10.10-12, (7:47), プラハ、ルドルフィヌム, STEREO, Supraphon
  • トランペットの美しく鳴り響くところ, ソウクポヴァー(A.) / ノイマン, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 , 1962.12.3-5, (5:30), プラハ、ルドルフィヌム, STEREO, Supraphon
  • この歌をひねりだしたのは誰, シュトゥックゴルト(Sp.) 管弦楽伴奏, 1921(Naxosは1915頃としている), (1:51), MONO, Deutsche Grammophon / Naxos Historical
  • この歌をひねりだしたのは誰, ミス=グマイナー(Sp.) ピアノ伴奏, 1926頃, (2:09), MONO, Deutsche Grammophon / Naxos Historical
  • ラインの伝説,少年鼓手 シュルスヌス(Br.) / ヴァイゲルト, ベルリン国立歌劇場管弦楽団, 1931, (3:36, 4:55), ベルリン, MONO, Deutsche Grammophon / Naxos Historical
  • 原光, シャルル=カイエ(Ms.) / マイロヴィツ, ベルリン国立歌劇場管弦楽団, 1930, (4:47), ベルリン, MONO, Ultraphon / Naxos Historical
  • 私は優しい香りを吸った(英語歌唱), クルマン(Tn.) サージェント / オーケストラ不明, 1938, (2:49), , MONO, Membran
  • この世の生活, ルートヴィヒ(A.) / クレンペラー, フィルハーモニア管弦楽団, 1964.2.17-18, (3:08), ロンドン、キングスウェイ・ホール, STEREO, EMI
  • 美しいトランペットが鳴る所, ルートヴィヒ(A.) / クレンペラー, フィルハーモニア管弦楽団, 1964.2.17-18, (6:03), ロンドン、キングスウェイ・ホール, STEREO, EMI
  • この世の生活, 美しいトランペットの響くところ, ルートヴィヒ(MS) / クレンペラー, フィルハーモニア管弦楽団, 1964.2.17-18, (3:00, 5:55), ロンドン、キングズウェイホール, STEREO, EMI
  • この歌をひねり出したのは誰, 無駄な骨折り, 美しいトランペットの響くところ, ラインの小伝説,  イヴォンヌ・ミントン(Sp) / ショルティ, シカゴ交響楽団, 1970.8.1/7, (3:30, 2:50, 6:55, 3:10), シカゴ、メディナ・テンプル, STEREO, DECCA
  • 子供の魔法の角笛(起床合図, 無駄な骨折り, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, この世の生活, 不幸な中の慰め, 美しいトランペットの響くところ, この歌をひねり出したのは誰, 高い知性への賛美, 少年鼓手, 天国の生活, 塔の中で迫害されている者の歌, ラインの小伝説, 歩哨の夜の歌, 原光),コノリー(MS) / ヘンシェル(Br) / ヘレヴェッヘ, シャンゼリゼ管弦楽団, 2005.10, (6:40,2:36,3:49,2:53,2:22,6:40,2:05,2:31,5:30,8:48,4:05,2:59,5:30,5:04), ディジョン、オーディトリウム, STEREO, Harmonia Mundi
  • 子供の魔法の角笛(起床合図, この世の生活, 無駄な骨折り, ラインの小伝説, 少年鼓手, 歩哨の夜の歌, この歌をひねり出したのは誰, 高い知性への賛美, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, 塔の中で迫害されている者の歌, 不幸な中の慰め, 美しいトランペットの響くところ),アン・マレイ(A) / トマス・アレン(Br) / マッケラス, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団, 1990.10.16-20, (6:55,2:51,2:32,3:08,6:26,6:10,1:55,2:30,4:04,3:55,2:39,8:06), ロンドン、アビーロードスタジオ, STEREO, Virgin Classics
  • この歌をひねり出したのは誰, エリザベート・シューマン(Sp.) / ジョージ・リーヴス(Pf.), 1930.2.18, (1:51), ロンドン、スモール・クイーンズ・ホール, MONO, HMV
  • この世の生活, カリン・ブランツェル(Sp.) / ピアニスト不明(Pf.), 1950, (2:21), ニューヨーク、エドワード・J・スミス, REMINGTON,  
  • 原光, キャスリーン・フェリアー(A) / フレデリック・ストーン(Pf.), 1950.9.28, (1:55), , MONO, SOMM
  • この歌をひねり出したのは誰, ラインの小伝説, アニー・フェルバーマイヤー(Sp.) / ヴィクトル・グレーフ(Pf.), 1952, (2:10, 3:02), ウィーン, MONO, Vanguard
  • 三人の天使が歌う(ヨーゼフ・ヴェス管弦楽編曲), アニー・フェルバーマイヤー(Sp.) / プロハスカ, ウィーン国立歌劇場管弦楽団, 1951, (4:31), ウィーン, MONO, Vanguard
  • この世の生活, ラインの小伝説, この歌をひねり出したのは誰, 無駄な骨折り, 美しいトランペットの響くところ, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, ロルナ・シドニー(Sp.) / プロハスカ, ウィーン国立歌劇場管弦楽団, 1952, (2:55,3:08,1:49,2:32,6:05,3:57), ウィーン、楽友協会、ブラームスザール, MONO, Vanguard
  • 起床合図, 高い知性への賛美, 歩哨の夜の歌, 少年鼓手, 不幸な中の慰め, 塔の中で迫害されている者の歌, アルフレッド・ポエル(Bs.) ,プロハスカ, ウィーン国立歌劇場管弦楽団, 1952, (6:33,2:13,4:55,4:36,2:04,3:41), ウィーン、楽友協会、ブラームスザール, MONO, Vanguard 
  • 美しいトランペットの響くところ, イルムガルト・ゼーフリート(Sp.) / ワルター, BBC交響楽団, 1955.5.29(Live), (5:13), ロンドン, MONO, ICA
  • 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, ラインの小伝説, クリスタ・ルートヴィヒ(MS.) / ジェラルド・ムーア(Pf.), 1957.11.13, (4:04,2:58), ロンドン、アビーロードスタジオ, MONO, EMI
  • 美しいトランペットの響くところ, 歩哨の夜の歌, この世の生活, この歌をひねり出したのは誰, 高い知性への賛美, クリスタ・ルートヴィヒ(MS.) / ジェラルド・ムーア(Pf.), 1959.5.3-5, (6:30,6:35,3:05,2:15,2:50), ロンドン、アビーロードスタジオ, MONO, EMI
  • 美しいトランペットの響くところ, エリザベート・シュヴァルツコプフ(Sp.) / ワルター, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1960.5.29(Live), (5:10), ウィーン、ムジークフェラインザール, MONO, Bruno Walter Society
  • 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, ラインの小伝説, 原光, クリスタ・ルートヴィヒ(MS.) / / エリック・ウェルバ(Pf.), 1963.8.10(Live), (4:38,2:50,5:03), ザルツブルク、ザルツブルク音楽祭, MONO, Orfeo  
  • この世の生活, 高い知性への賛歌, レギーナ・レズニク(Sp) / リヒャルト・ヴォイタッハ(Pf.), 1968.3.11, (3:10, 2;24), ニューヨーク、30番街スタジオ, STEREO, SONY
  • 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, ラインの小伝説, 美しいトランペットの響くところ, イルムガルト・ゼーフリート(Sp.) / エリック・ウェルバ(Pf.), 1969.5.29(Live), (4:07,3:30,5:39), ザルツブルク、モーツァルテウム, MONO, Orfeo  
  • この世の生活,この歌をひねり出したのは誰, エリー・アメリンク(Sp.) / ベンジャミン・ブリテン, イギリス室内管弦楽団, 1969.6.22(Live), (3:03, 2:23), サフォーク、ブライスバラ教会, STEREO, BBC legends
  • この世の生活, 美しいトランペットの響くところ, 原光, ジェシー・ノーマン(Sp.) / アーウィン・ゲージ(Pf.), 1971.12.17-21, (2:55,6:22,4:46), ベルリン、ヨハネスシュティフト, MONO, MEMORIES
  • 起床合図, ラインの小伝説, 塔の中で迫害されている者の歌, この歌をひねり出したのは誰, 高い知性への賛美, 歩哨の夜の歌, 美しいトランペットの響くところ, 不幸な中の慰め, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, 無駄な骨折り, この世の生活, 少年鼓手, ジャネット・ベイカー(A) / ジェレイント・エヴァンズ(Br) /ウィン・モリス, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団, 1966.3.28-29, (6:00,2:57,3:58,1:57,2:19,6:00,6:00,2:10,4:00,2:15,3:06,5:25), ロンドン、ワトフォード・タウン・ホール, MONO, NIMBUS
  • 起床合図, この世の生活, 高い知性への賛美, ラインの小伝説, 歩哨の夜の歌, この歌をひねり出したのは誰, 無駄な骨折り, 少年鼓手, 不幸な中の慰め, 美しいトランペットの響くところ, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, 塔の中で迫害されている者の歌, 原光, モーリーン・フォレスター(A) / ハインツ・レーフス(BsBr) / プロハスカ, ウィーン祝祭管弦楽団, 1963.3.27-28/6.1, (6:17,2:59,2:20,3:10,5:31,2:04,2:27,4:56,2:22,5:52,4:03,3:49,4:54), ウィーン、楽友協会、ブラームスザール, MONO, Vanguard
  • 起床合図, 少年鼓手 ファン・ダム(Br.) / ジャン=クロード・カサドシュ, リール国立管弦楽団, 1986.11, (6:52, 6:47), リール、パレ・デ・コングレ, STEREO, Forlaine
  • 起床合図, 少年鼓手 歩哨の夜の歌, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, ホーカン・ハーゲゴール(Br.) / ベルティー二, ケルン放送交響楽団, 1993.1.18-21(Live), (7:14, 5:39, 6:00, 3:49), ケルン、フィルハーモニー, STEREO, Capriccio
  • 子供の魔法の角笛(起床合図, この世の生活, 歩哨の夜の歌, 無駄な骨折り, ラインの小伝説, 少年鼓手, この歌をひねり出したのは誰, 高い知性への賛美, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, 塔の中で迫害されている者の歌, 不幸な中の慰め, 美しいトランペットの響くところ), ポップ(Sp.) / ヴァイクル(Br.) / テンシュテット, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団, 1985.2.6-7/1986.3.29-30, (7:23, 2:34, 2:26, 3:22, 6:45, 6:40, 2:00, 2:39, 4:07, 3:32, 2:02, 8:41), ロンドン、アビーロード・スタジオ, STEREO, EMI
  • 子供の魔法の角笛(美しいトランペットの響くところ, 歩哨の夜の歌, 少年鼓手, ラインの小伝説, 高い知性への賛美, 不幸な中の慰め, この世の生活, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, 無駄な骨折り, 塔の中で迫害されている者の歌, この歌をひねり出したのは誰, 起床合図), フィッシャー=ディースカウ(Br.) / バレンボイム, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1989.4.12-17, (7:12, 6:00, 5:49, 3:15, 2:27, 2:16, 2:39, 4:07, 2:46, 3:44, 2:03, 6:43), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, Sony
  • 子供の魔法の角笛(ラインの小伝説, この歌をひねり出したのは誰, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, 美しいトランペットの響くところ, 少年鼓手, 高い知性への賛美, 歩哨の夜の歌, 原光, 不幸な中の慰め, 塔の中で迫害されている者の歌, 無駄な骨折り, 起床合図, この世の生活, 天国の生活), エルツェ(Sp.) / フォレ(Br.) / シュテンツ, ケルン・ギュルツニッヒ管弦楽団, 2009.8.23-26/12.28-29, (3:11, 1:57, 4:05, 6:11, 5:24, 2:31, 5:28, 5:18, 2:26, 4:09, 2:37, 6:55, 2:42, 8:25), ケルン、フィルハーモニー, STEREO, OEHMS
  • 子供の魔法の角笛の詩による5つの歌(塔の中で迫害されている者の歌, 少年鼓手, 美しいトランペットの響くところ, 起床合図, 原光), トーマス・ハンプソン(Br.),/ ティルソン=トーマス, サンフランシスコ交響楽団,2007.5.10-13(Live),  (3:54, 5:34, 6:54, 6:24, 5:16), サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール, STEREO, SFSMEDIA
  • 子供の魔法の角笛(ラインの小伝説, 無駄な骨折り, 不幸な中の慰め, この歌をひねり出したのは誰, 高い知性への賛美, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, 起床合図, 少年鼓手, 歩哨の夜の歌, 塔の中で迫害されている者の歌, 美しいトランペットの響くところ, この世の生活, 天国の生活, 原光), ハンプソン(Br.) / ウィーナー・ヴィルトゥオーゼン, 2010.3/7, (3:19, 3:05, 2:24, 2:10, 2:47, 4:13, 6:26, 6:56, 6:19, 4:14, 7:50, 3:05, 8:21, 5:55), ライディング、フランツ・リスト・センター, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 子供の魔法の角笛(歩哨の夜の歌, 起床合図, ラインの小伝説, この歌をひねり出したのは誰, 無駄な骨折り, 不幸な中の慰め, 高い知性への賛美, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, 塔の中で迫害されている者の歌, 少年鼓手, 美しいトランペットの響くところ, この世の生活, 天国の生活, 原光, 三人の天使が歌をうたう), ハンプソン(Br.) / パーソンズ(Pf.), 1991.11/1993.6, (6:13,7:07, 3:25, 2:10, 3:11, 2:21, 2:59, 4:14, 4:25, 6:31, 8:13, 2:50, 8:25, 5:18, 4:22), ベルリン、テルデック・スタジオ, STEREO, Teldec
  • ラインの小伝説, 高い知性への賛美,魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, 起床合図, 少年鼓手, 塔の中で迫害されている者の歌, 美しいラッパの響くところ, この世の生活, 天国の生活, 原光, トマス・ハンプソン(Br.) / ヴォルフラム・リーガー(Pf.), 2001.10.25(Live), (3:10, 2:56, 4:25, 7:39, 6:27, 4;20, 8:25, 2:57, 8:54, 5:50). パリ, シャトレ座, DVD, TDK core
  • 子供の魔法の角笛(起床合図, 少年鼓手, 不幸な中の慰め, この世の生活, ラインの小伝説, 塔の中で迫害されている者の歌, 高い知性への賛美, 歩哨の夜の歌, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, この歌をひねり出したのは誰, 美しいトランペットの響くところ), トマス・E・バウアー(Br.) / ウタ・ヒェルシャー(Pf.), 2002.10.22-25, (6:36, 5:45, 2:31, 2:55, 3:02, 4:15, 2:39, 5:51, 4:21, 2:14, 6:19), フライブルク、エブネット城公園音楽ワークショップ、テオドール・エーゲル・ホール, STEREO, Ars Musici
  • 子供の魔法の角笛(起床合図, 高い知性への賛美, ラインの小伝説, 塔の中で迫害されている者の歌, 美しいトランペットの響くところ, 歩哨の夜の歌, この世の生活, 魚に説教するパドヴァの聖アントニウス, この歌をひねり出したのは誰, 不幸な時の慰め, 無駄な骨折り, 少年鼓手, 原光), ステファン・ゲンツ(Br.) / ロジャー・ヴィニョルズ(Pf.), 2007.2.15-18, (6:35, 2:50, 3:02, 4:18, 7:14, 5:55, 3:08, 4:28, 2:13, 2:40, 3:07, 5:28, 5:00). STEREO, Hyperion
管弦楽伴奏版の子供の魔法の角笛に基づく歌曲集の方は、その中にどれを含めるかについては必ずしも一定していない。もともと連作歌曲集として 編まれた訳ではないので無理もないのだが、長いスパンに渉って徐々に追加されていった経緯もあり、その一方で交響曲の楽章に埋め込まれるものが 出てきたりしているのがその理由である。上記の中ではナガノがハレ管弦楽団を指揮した演奏の録音は、「子供の死の歌」を含むリュッケルトの詩による歌曲とともに、 1905年1月29日のマーラー自身の指揮による歌曲の演奏会のプログラムを再現した企画であり、興味深い。なお、この歌曲集は「原光」のように交響曲 楽章に組み込まれた時に声部指定が行われたものを除くと、声部の指定がないものが多いため、男声・女声のいずれが歌うことも可能なはずだが、 一般には男声のみによる場合と、歌詞の上で男女の掛け合いのような構成になっている曲について男声・女声が分担して歌い(ただし勿論、本来的な 意味でのデュエットではない)、残りの曲は曲によって男声・女声で分担する場合が多いようだ。後者の場合にはだいたい分担は決まっていて、 高い知性への賛美、起床合図、少年鼓手、魚に説教するパドヴァの聖アントニウスといったところは専ら男声で、ラインの小伝説、この世の生活、 この歌をひねり出したのは誰は女声と、歌詞の内容などから大体分担が決まっているようである。だが、バーンスタインの伴奏でベリーとルートヴィヒ歌唱の ものでは管弦楽伴奏版もピアノ伴奏版も、魚に説教するパドヴァの聖アントニウスをルートヴィヒが担当しており、興味深い。
なお、 シュルスヌスの2曲とシャルル=カイエの「原光」の録音の歴史的価値の高さには異論がなかろう。とりわけシャルル=カイエは1907年にマーラーが契約し、短期間ではあったがマーラーの下でウィーン宮廷歌劇場で活躍した歌手であり、1911年11月20日には「大地の歌」の初演をワルターの下で 歌っている。

所蔵録音覚書:3つの歌・リートと歌第1集 (2021.8.16 更新)

  • 冬の歌, 春に, リートと歌第1集(ハンスとグレーテ, ドン・ファンのセレナーデ, 春の朝, 思い出, ドン・ファンのファンタジー), ベーカー(MS.) / パーソンズ(Pf.), 1983.2.24/25, (3:17, 2:23, 2:21, 1:24, 2:08, 2:26, 2:17), STEREO, Hyperion
  • リートと歌第1集より3曲(春の朝, ハンスとグレーテ, ドン・ファンのファンタジー), ゲンツ(Br.) / ヴィニョルズ(Pf.), 2003.1.13/17, (1:47, 2:16, 2:22), STEREO, Hyperion
  • リートと歌第1集(春の朝, 思い出,ハンスとグレーテ, ドン・ファンのセレナーデ,ドン・ファンのファンタジー), フィッシャー=ディスカウ(Br.) / バレンボイム(Pf.), 1978.2.5/10, (2:02, 2:30, 1:56, 1:38, 2:16), ベルリン、ジーメンス・ヴィラ, STEREO, EMI
  • リートと歌第1集より4曲(春の朝, 思い出,ドン・ファンのファンタジー,ドン・ファンのセレナーデ), フィッシャー=ディスカウ(Br.) / バーンスタイン(Pf.), 1968.11.5,8, (2:22, 3:14, 2:33, 2:02), ニューヨーク, STEREO, SONY
  • リートと歌第1集より3曲(思い出, ハンスとグレーテ, 春の朝), ハルバン(Sp.) / ワルター(Pf.), 1947.12.16, (2:29,1:45, 1:32), ロスアンジェルス, MONO, Columbia / Naxos Historical
  • リートと歌第1集より1曲(春の朝、管弦楽伴奏編曲:ハロルド・バーンズ), ヴァイクル(Br.) / シノーポリ, フィルハーモニア管弦楽団, 1985.9, (2:35), ロンドン、ワトフォード・タウン・ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • リートと歌第1集より4曲(春の朝, 思い出,ドン・ファンのファンタジー,ドン・ファンのセレナーデ), フィッシャー=ディスカウ(Br.) / バーンスタイン(Pf.), 1968.11.8(Live), (2:15, 2:53, 2:02, 2:41), ニューヨーク、リンカーン・センター、フィルハーモニーホール, MONO, MYTO
  • 春の朝, エリザベート・レトベルク(Sp.) / ピアニスト不明(Pf.), 1941, (1:37), , MONO, E.J.S.
  • 思い出, ハンスとグレーテ, レギーナ・レズニク(Sp) / リヒャルト・ヴォイタッハ(Pf.), 1968.3.11, (2:45, 1:58), ニューヨーク、30番街スタジオ, STEREO, SONY
  • 春の朝, ルイス・マーシャル(Sp) / ウェルドン・キルバーン(Pf.), 1962.10.16, (2:33), モスクワ、モスクワ音楽院, MONO, モスクワ音楽院
  • ドン・ファンのファンタジー, 春の朝, 思い出,  フィッシャー=ディスカウ(Br.) / バレンボイム(Pf.), 1971.9.14(Live), (3:03, 1:59, 3:18,), ベルリン, STEREO, Audite
  • 春の朝, ドン・ファンのファンタジー, ハンスとグレーテ, 思い出, アンナ・レイノルズ(Sp) / ジェフリー・パーソンズ(Pf.), 1969, (1:43, 2:20, 2:03, 3:10), , STEREO, OISEAU LYRE
  • ハンスとグレーテ, 私は緑の野を楽しく歩いた, 春の朝,ドン・ファンのファンタジー, 思い出, 思い出II(ルチアーノ・ベリオ管弦楽編曲), トーマス・ハンプソン(Br.) / ルチアーノ・ベリオ、フィルハーモニア管弦楽団, 1992.10, (2:40, 1:50, 2:21, 2:59, 2:50), ウィーン, カジノ・ツォーゲルニッツ, STEREO, Teldec
  • 春に, 冬の歌, 緑の野の5月の踊り, ドンファンのセレナーデ, トーマス・ハンプソン(Br.) / デイヴィッド・ルッツ(Pf.), 1992.1, (2:57, 4:08, 2:23, 1:51), ロンドン, 聖アウグスティヌス教会, STEREO, Teldec
  • 春の朝, トマス・ハンプソン(Br.) / ヴォルフラム・リーガー(Pf.), 2001.10.25(Live), (2:07). パリ, シャトレ座, DVD, TDK core

3つの歌はもともとの構想で3曲を1まとまりと考えられていたわけではなく、またマーラー自身が出版を想定していなかったのは明らかでマーラー自身が出版や演奏をどう思ったかについては微妙なところだと思うが、「嘆きの歌」との関連が見られることや、第3曲の「緑の野の5月の踊り」はほぼそのままリートと歌第1集の「ハンスとグレーテ」に転用されていることなど興味深いトピックを幾つか持っている。一方、リートと歌第1集は、第2,3集と異なって、子供の魔法の角笛によらない曲のみからなっていて、成立時期も遡るものが多い。ドン・ファンのファンタジーやドン・ファンのセレナーデは、第1交響曲の初期稿にふくまれた「花の章」と、「ゼッキンゲンのラッパ手」のための音楽との関係と同様、いわゆる「劇伴」との関連が考えられることや、ピアノ伴奏版でのみ残っているものの、オーケストレーションへの示唆が残っているなど、こちらも幾つか興味深い点が存在する。ワルターの伴奏で歌っているデジ・ハルバンはマーラーがウィーン宮廷歌劇場に呼び、マーラーの下で歌ったゼルマ・クルツの娘であるが、ゼルマ・クルツもまたグートハイル=ショーダーなどとともにマーラーの歌曲を歌ったことを思えば興味深いものがある。

所蔵録音覚書:「子供の死の歌」 (2022.1.3 更新)

  • 子供の死の歌, レーケンパー(Br.) / ホーレンシュタイン, ベルリン国立歌劇場管弦楽団, 1928, (5:55, 5:08, 5:04, 3:48, 7:10), ベルリン, MONO, Deutsche Grammophon / Naxos Historical
  • 子供の死の歌, フォスター(Br.) / ホーレンシュタイン, バンベルク交響楽団, 1954.6, (5:36, 4:44, 5:02, 3:03, 6:48), バンベルク, MONO, Vox
  • 子供の死の歌, ベイカー(A.) / ホーレンシュタイン, スコットランド国立交響楽団, 1967.3.3, (5:23, 4:49, 5:00, 3:10, 7:27), エジンバラ、アッシャーホール, STEREO, BBC legends
  • 子供の死の歌, ライル(A.) / クライネルト, ベルリンRIAS交響楽団, 1950, (23:15), ベルリン, MONO, Urania
  • 子供の死の歌, マリアン・アンダーソン(A) / ピエール・モントゥー, サンフランシスコ交響楽団, 1950.2.26, (4:34, 3:55, 4:10, 3:03, 5:54), サンフランシスコ、戦争記念歌劇場, MONO, RCA
  • 子供の死の歌, ヘルマン・シェイ(Br) / ウィレム・ファン・オッテルロー, ハーグ・レジデンシー管弦楽団, 1951.1.24-25, (5:37, 4:19, 4:07,3:09, 6:10), アムステルダム、コンセルトヘボウ, MONO, Philips
  • 子供の死の歌, ヘルマン・シェイ(Br) / クーベリック, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1960.6.17(Live), (25:14), アムステルダム、コンセルトヘボウ, MONO, 
  • 子供の死の歌, フィッシャー=ディースカウ(Br) / マゼール, ベルリン放送交響楽団, 1968(Live), (5:56, 4:46, 4:48, 3:12, 6:37), ベルリン, MONO, Deutsch Grammophon DVD
  • 子供の死の歌, カルメン・ルイサ・ラテリエ(MS) / ホーレンシュタイン, チリ交響楽団, 1970, (24:53), チリ、ラジオ放送, MONO,
  • 子供の死の歌, クリスタ・ルートヴィヒ(MS) / ベーム, ドレスデン国立歌劇場管弦楽団, 1972.8.15(Live), (5:14, 4:22, 4:17, 2:56, 6:36), ザルツブルク、祝祭大劇場, STEREO, Orfeo
  • 子供の死の歌, ブリギッテ・ファスベンダー(MS) / チェリビダッケ, ミュンヘンフィルハーモニー管弦楽団, 1983.6.30(Live), (7:42, 5:39, 5:45, 2:56, 7:13), ミュンヘン、ヘラクレスザール, STEREO, MPHIL Archive
  • 子供の死の歌, ハンプソン(Br.) / バーンスタイン, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1988.10.1-2, (5:59, 5:11, 6:05, 3:30, 7:20), ウィーン、楽友協会ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 子供の死の歌, ゾッフェル(A.) / インバル, ウィーン交響楽団, 1992.6.9/10, 7.4/5, (5:44, 4:59, 4:56, 3:23, 6:57), ウィーン、コンツェルトハウス, STEREO, Denon
  • 子供の死の歌, ターフェル(Bs-Br.) / シノーポリ, フィルハーモニア管弦楽団, 1992.11, (6:22, 5:10, 5:00, 3:17, 6:32), ロンドン、オール・セインツ・チャーチ, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 子供の死の歌, ソウクポヴァー(A.) / ノイマン, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 , 1962.12.3-5, (6:30, 5:25, 5:35, 3:15, 6:15), プラハ、ルドルフィヌム, STEREO, Supraphon
  • 子供の死の歌, フェリアー(A.) / バルビローリ, ハレ管弦楽団, 1948.10.13(Live), (5:49, 5:21 5:23, 3:16, 6:54), マンチェスター、アルバートホール, MONO, Barbirolli Society
  • 子供の死の歌, ベーカー(MS.) / バルビローリ, ハレ管弦楽団, 1967.5.4, (6:00, 5:12, 5:20, 3:10, 7:35), ロンドン、アビーロード第1スタジオ, STEREO, EMI
  • 子供の死の歌, ルートヴィヒ(A.) / カラヤン, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1974.5.8/9, (6:13, 5:45, 5:06, 3:27, 5:37), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, Deutsche Grammophonn
  • 子供の死の歌, バルツァ(A.) / マゼール, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 , 1985.4.25, (7:00, 5:23, 4:27, 3:01, 7:00), ウィーン、楽友協会ホール, STEREO, Sony
  • 子供の死の歌, ヘンシェル(Br.) / ナガノ, ハレ管弦楽団, 1999.5, (4:53, 4:23, 4:20, 2:43, 5:50), マンチェスター、ブリッジウォーター・ホール, STEREO, Erato
  • 子供の死の歌, フェリアー(A.) / ワルター, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1949.10.4, (4:50, 4:37, 4:32, 2:55, 6:20), ロンドン, キングズウェイ・ホール, MONO, Columbia / Naxos Historical
  • 子供の死の歌, ノーマン(Sp.) / 小澤, ボストン交響楽団, 1988.12.12-13(Live), (5:30, 4:59, 4:52, 3:17, 6:33), フランクフルト, STEREO, Philips/Decca
  • 子供の死の歌, ファスベンダー(MS.) / シャイー, ベルリン放送交響楽団, 1988.2/1989.1/3, (5:39, 5:06, 4:53, 2:57, 6:57), ベルリン、イエス・キリスト教会, STEREO, Decca
  • 子供の死の歌, ミシェル・デ・ヤング(MS.)/ ティルソン=トーマス, サンフランシスコ交響楽団, 2001.9.19-23(Live), (6:13, 5:02, 4:54, 3:19, 7:14), サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール, STEREO, SFSMEDIA
  • 子供の死の歌, フォン・オッター(MS.) / ブーレーズ, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 2003.6.14-16(Live), (5:44, 4:51, 4:57, 3:01, 6:08), ウィーン、楽友協会大ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 子供の死の歌, ゲンツ(Br.) / ヴィニョルズ(Pf.), 2003.1.13/17, (4:47, 4:07, 4:23, 3:01, 5:34), STEREO, Hyperion
  • 子供の死の歌, シュレッケンバッハ(A.) / モル(Pf.), 1989.9.21/22, (4:51, 3:52, 4:36, 2:53, 5:04), ベルリン、RIASスタジオ10, STEREO, Capriccio
  • 子供の死の歌, プライ(Br) / ハイティンク, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1970.5.27-28, (5:22, 4:28, 4:08, 3:06, 5:55), アムステルダム、コンセルトヘボウ, STEREO, PHILIPS
  • 子供の死の歌, ルードヴィヒ(MS) / マゼール, ベルリン放送交響楽団, 1967.6.17(Live), (5:41, 4:45, 4:21, 2:47, 6:20), ウィーン, STEREO, Gala
  • 子供の死の歌, フラグスタート(Sp) / ボールト, ウィーンフィルハーモニー管弦楽団, 1957.5.19, (5:55, 5:52, 5:27, 3:38, 6:27), ウィーン、ゾフィーエンザール, MONO, DECCA
  • 子供の死の歌, ジョージ・ロンドン(Br) / クレンペラー, ケルン放送交響楽団, 1955.10.17(Live), (5:02, 4:08, 4:09, 2:55, 6:09), ケルン, MONO, Cetra
  • 子供の死の歌, ルクレツィア・ヴェスト(A) / クナッパーツブッシュ, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1956.4.9(Live), (5:55, 5:15, 5:18, 3:30, 6:59), ベルリン、ティタニア・パラスト, MONO, Hunt
  • 子供の死の歌, ルクレツィア・ヴェスト(A) / シェルヒェン, ウィーン国立歌劇場管弦楽団, 1958.6.12/16, (5:55, 5:15, 5:14, 4:00, 7:35),  ウィーン, MONO, Westminster
  • 子供の死の歌, ジェラール・スゼー(Br) / ホプキンス, ナショナル交響楽団, 1959.7.18(Live), (5:23, 4:35, 4:57, 3:11, 6:27), ウェリントン, MONO, Ponto
  • 子供の死の歌, セルヴェナ(A) / シェルヒェン, ライプチヒ放送交響楽団, 1960.10.1(Live), (5:30, 4:56, 4:47, 3:15, 7:10), ライプチヒ、コングレスハレ, MONO, Tahra
  • 子供の死の歌, フェリアー(A) / クレンペラー, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1951.7.12(Live), (4:51, 3:50, 4:02, 3:00, 6:11), アムステルダム、オランダ音楽祭, MONO, DECCA
  • 子供の死の歌, リタ・ゴル(A) / アンゲルブレシュト, フランス国立公共放送管弦楽団, 1959.10.13(Live), (4:40, 4:40, 4:34, 3:05, 6:07), パリ, MONO, Chant du Monde
  • 子供の死の歌, トゥーレル(Sp) / バーンスタイン, ニューヨーク・フィルハーモニック, 1960.2.16, (5:55, 5:08, 5:35, 2:40, 6:31), ニューヨーク、セント・ジョージ・ホテル, MONO, SONY
  • 子供の死の歌, ホーン(MS) / ルイス, ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団, 1969.7.19, (6:37, 5:34, 5:29, 3:39, 7:52), ロンドン, STEREO, DECCA
  • 子供の死の歌, フィッシャー=ディースカウ(Br) / ベーム,  ベルリンフィルハーモニー管弦楽団, 1963.6.16/17, (5:13, 4:30, 4:07, 2:44, 6:08), ベルリン、キリスト教会, STEREO,Deutsche Grammophon
  • 子供の死の歌, フィッシャー=ディースカウ(Br) / ケンペ,  ベルリンフィルハーモニー管弦楽団, 1955.6.20-21, (5:13, 4:50, 4:31, 3:06, 6:48), ベルリン、キリスト教会, MONO, EMI
  • 子供の死の歌, フィッシャー=ディースカウ(Br) / クレツキ,  バイエルン放送交響楽団, 1958.9.9, (24:29), モントルー、サル・ドゥ・パヴィリオン, MONO, Bayerischer Rundfunk
  • 子供の死の歌, フィッシャー=ディースカウ(Br) / シュミット=イッセルシュテット,  北ドイツ放送交響楽団, 1955.6.6(Live), (5:10:, 4:45, 4:25, 3:12, 6:07), ハンブルク、音楽ホール, MONO, Tahre
  • 子供の死の歌, ルードヴィヒ(MS) / アンドレ・ヴァンデルノート, フィルハーモニア管弦楽団, 1958.10.18, (5:45, 4:38, 4:57, 4:10, 6:22), ロンドン、アビーロード第1スタジオ, MONO, EMI
  • 子供の死の歌, クヴァストホフ(Bs-Br.) / ベルティーニ, ケルン放送交響楽団, 1993.1.22-23(Live), (6:08, 4:49, 4:50, 2:47, 6:35), ケルン、フィルハーモニー, STEREO, Capriccio
  • 子供の死の歌, ファン・ダム(Br.) / ジャン=クロード・カサドシュ, リール国立管弦楽団, 1986.4, (5:51, 4:55, 4:51, 2:59, 6:14), トゥルコワン、フレズノワ・ホール, STEREO, Forlaine
  • 子供の死の歌, ハンプソン(Br.) / リーガー(Pf.), 1996.3,19-21, (5:32, 4:49, 5:09, 3:17, 6:10), ロンドン、アビー・ロード・スタジオ, STEREO, EMI
「子供の死の歌」の場合も声部指定があるわけではないのだが、さすがにこの曲の場合はマーラー自身は専ら男声による歌唱を想定していたらしい。だが、録音については女声で歌われるケースも決して稀ではない。それどころか、女声による演奏に名演の呼び声高いものも少なくなく、そこには興味深い問題があるように感じられる。レーケンパー/ホーレンシュタイン、フェリアー/ワルター、ベイカー/バルビローリはいずれも歴史的な名演奏であり、時代様式の違いと個性の違いはあるけれど、それぞれにこの作品の深みと凄みを示すものであり、時代の移り変わりを超えた価値があると考える。こういう演奏に対して「時代がかった」「古めかしい」という評言は全く不適当なもので、評言そのものが自らの時代の中に無意識に自足して、自分の価値判断の尺度の相対性と、その展望の遠近法的倒錯を顧みない度し難い傲慢さを示しているとしか思えない。だったらマーラーを聴くことなどいっそ「今日的」でないとして止めてしまえばいいのだ。なおこの曲集がピアノ伴奏版で録音される頻度は、大地の歌程ではないにせよ、他の歌曲に比較して低いように感じられる。上記は一応、男声・女声と管弦楽伴奏・ピアノ伴奏の両方の組み合わせを網羅している。

所蔵録音覚書:「さすらう若者の歌」(2022.1.3 更新)

  • さすらう若者の歌, メッテルニヒ(Tn.) / ルートヴィヒ, ベルリンRIAS交響楽団, 1950, (16:42), ベルリン, MONO, Urania
  • さすらう若者の歌, フォスター(Br.)  / ホーレンシュタイン, バンベルク交響楽団, 1953.6, (3:27, 4:10, 3:03, 4:53), バンベルク, MONO, Vox
  • さすらう若者の歌, メリマン(MS.) / ファン・ベイヌム, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1956.12.3-8, (3:48, 3:48, 2:57, 5:04), アムステルダム、コンセルトヘボウ, MONO, Decca
  • さすらう若者の歌, シュルスヌス(Br.) / ヴィンフリート・ツィリッヒ, ヘッセン放送交響楽団, 1950.4.12, (3:23, 4:20,2:57, 5:04), フランクフルト,  MONO, Heliodor
  • さすらう若者の歌(チェコ語歌唱), マルタ・クラソヴァ(A) / アントニオ・ペドロッティ, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団, 1953, (3:25, 4:14, 3:31, 4:38), プラハ, MONO, Supraphon
  • さすらう若者の歌, モーリーン・フォレスター(A) / ミュンシュ, ボストン交響楽団, 1958.12.29, (3:56,4:17, 3:02, 5:32), ボストン、シンフォニーホール, MONO, RCA
  • さすらう若者の歌, ベーカー(MS.) / パーソンズ(Pf.), 1983.2.24/25, (4:12, 4:36, 2:58, 4:44), STEREO, Hyperion
  • さすらう若者の歌, ベーカー(MS.) / バルビローリ, ハレ管弦楽団, 1967.5.4, (4:20, 4:43, 3:34, 5:02), ロンドン、アビーロード第1スタジオ, STEREO, EMI
  • さすらう若者の歌, プライ(Br.) / ザンデルリンク, ベルリン放送交響楽団, 1961, (3:57, 4:44, 3:26, 5:14), ベルリン, STEREO, Deutsche Schallplatten
  • さすらう若者の歌, ミラー(MS.) / ワルター, コロンビア交響楽団, 1960.6.30, (4:03, 3:43, 2:58, 4:41), ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール, STEREO, CBS-Sony
  • さすらう若者の歌, フィッシャー=ディースカウ(Br.) / スタインバーグ, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1964.11.27(Live), (3:24, 3:43, 2:48, 5:29), ニューヨーク、フィルハーモニー・ホール, MONO, New York Philharmonic
  • さすらう若者の歌, フィッシャー=ディスカウ(Br.) / カール・エンゲル(Pf.), 1970.2.16(Live), (3:44, 4:02, 3:13, 5:45), ロンドン、ロイヤル・フェスティヴァル・ホール, MONO, BBC legends
  • さすらう若者の歌, フィッシャー=ディスカウ(Br.) / バレンボイム(Pf.), 1971.9.14(Live), (3:49, 4:19, 3:17, 5:55), ベルリン, STEREO, Audite
  • さすらう若者の歌, フィッシャー=ディスカウ(Br.) / バレンボイム(Pf.), 1978.2.5/10, (3:31, 3:50, 3:16, 5:09), ベルリン、ジーメンス・ヴィラ, STEREO, EMI
  • さすらう若者の歌, フィッシャー=ディスカウ(Br.) / バーンスタイン(Pf.), 1968.11.4, (3:54, 3:51, 3:06, 5:06), ニューヨーク, STEREO, SONY
  • さすらう若者の歌, ハンプソン(Br.) / ルッツ(Pf.), 1992.1, (4:26, 4:27, 3:28, 5:40), ロンドン、聖アウグスティヌス教会, STEREO, Teldec
  • さすらう若者の歌, ハンプソン(Br.) / バーンスタイン, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1990.2.22-23, (4:30, 4:06, 3:20, 5:34), ウィーン、楽友協会ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • さすらう若者の歌, シェイ(Br.) / メンゲルベルク, アムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団, 1939, (3:43, 3:52, 3:11, 5:20), アムステルダム、コンセルトへボウ, MONO, M.R.F. / Membran
  • さすらう若者の歌, ザレスカ(MS.) / シューリヒト, フランス国立放送管弦楽団, 1958.2.20 (Live), (3:47, 4:19, 3:12, 6:04), グスタフ・マーラー音楽祭, MONO, INA / Altus
  • さすらう若者の歌, アンナ・レイノルズ(MS.) / ベンジャミン・ブリテン, イギリス室内管弦楽団, 1972.6.19(Live), (4:00, 3:58, 3:09, 5:25), スネイプ、モルディングス, STEREO, BBC legends
  • さすらう若者の歌, ソウクポヴァー(A.) / ノイマン, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 , 1962.12.3-5, (3:30, 4:10, 3:20, 4:30), プラハ、ルドルフィヌム, STEREO, Supraphon
  • さすらう若者の歌, ラクソン(Br.) / ハイティンク, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1978.12.25(Live), (3:36, 4:13, 3:02, 6:21), アムステルダム、コンセルトヘボウ, STEREO, Philips
  • さすらう若者の歌, ノーマン(MS.) / ハイティンク, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1989.12, (4:43, 4:19, 3:18, 6:57), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, Philips
  • さすらう若者の歌, ファスベンダー(Ms.) / シノーポリ, フィルハーモニア管弦楽団, 1985.9.3-6, (3:48, 4:22, 3:23, 5:46), ロンドン、ワトフォード・タウン・ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • さすらう若者の歌, ファスベンダー(MS.) / シャイー, ベルリン放送交響楽団, 1988.2/1989.1/3, (3:47, 3:44, 2:55, 4:43), ベルリン、イエス・キリスト教会, STEREO, Decca
  • さすらう若者の歌, ヒュンニネン(Br.) / インバル, ウィーン交響楽団, 1992.5.23/28, (4:18, 4:31, 3:19, 5:19), ウィーン、コンツェルトハウス, STEREO, Denon
  • さすらう若者の歌, ゾッフェル(A.) / インバル, ウィーン交響楽団, 1992.6.9/10, 7.4/5, (4:31, 4:34, 3:21, 5:30), ウィーン、コンツェルトハウス, STEREO, Denon
  • さすらう若者の歌, クヴァストホフ(Bs-Br.) / ブーレーズ, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 2003.6.14-16(Live), (4:12, 3:53, 3:09, 5:37), ウィーン、楽友協会大ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • さすらう若者の歌, ゲンツ(Br.) / ヴィニョルズ(Pf.), 2003.1.13/17, (3:38, 4:13, 3:18, 4:37), STEREO, Hyperion
  • さすらう若者の歌, シュレッケンバッハ(A.) / モル(Pf.), (3:44, 4:20, 3:12, 5:14), 1989.9.21/22, ベルリン、RIASスタジオ10, STEREO, Capriccio
  • さすらう若者の歌, ザレスカ(Sp) / ベイヌム, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団, 1946.11.27/12.16, (4:02, 4:15, 3:03, 5:06), ロンドン、キングズウェイ・ホール, MONO, DECCA
  • さすらう若者の歌, リタ・ゴル(Sp) / ピエール=ミシェル・ルコント, フランス放送リリック管弦楽団, 1960.6.30(Live), (3:28, 4:04, 3:01, 4:57), パリ、MONO, CHANT DU MONDE
  • さすらう若者の歌, ブランシュ・テボム(Sp) / ボールト, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団, 1950.7-17-18, (3:31, 4:04, 3:01, 4:41), ロンドン、アビーロード第1スタジオ, MONO, HMV
  • さすらう若者の歌, プライ(Br) / ハイティンク, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1970.5.27-28, (3:44, 4:10, 2:55, 5:33), アムステルダム、コンセルトヘボウ, STEREO, PHILIPS
  • さすらう若者の歌, シェイ(Br) / クレンペラー, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1947.12.4(Live), (3:34, 3:40, 2:33, 4:20), アムステルダム, MONO, Archiphon
  • さすらう若者の歌, フィッシャー=ディースカウ(Br) / シューリヒト, フランス国立公共放送管弦楽団. 1957.9.9(Live), (3:47,4:18,3:09,5:23), ブザンソン、ブザンソン音楽祭, MONO, Tahra 
  • さすらう若者の歌, ルートヴィヒ(MS) / ベーム, ウィーンフィルハーモニー管弦楽団, 1969.8.17(Live), (3:41, 4:02,3:07, 4:53), ザルツブルク、ザルツブルク音楽祭, MONO, Orfeo
  • さすらう若者の歌, ホーン(MS) / メータ, ロサンゼルス・フィルハーモニック, 1978.3.27-31, (4:20, 4:02, 2:55, 5:35), ロサンゼルス、ロイス・ホール, STEREO, DECCA
  • さすらう若者の歌, ミントン(Sp) / ショルティ, シカゴ交響楽団, 1970.4.1/7, (3:58, 3:47, 3:00, 5:00), シカゴ、メディナ・テンプル, STEREO, DECCA
  • さすらう若者の歌, フィッシャー=ディースカウ(Br) / クーベリック, バイエルン放送交響楽団. 1968.12.11-12, (3:55, 4:02, 3:15, 5:09), STEREO, Deutsche Grammophon
  • さすらう若者の歌, フィッシャー=ディースカウ(Br) / バーンスタイン(Pf). 1968.11.8(Live), (3:52, 3:54, 3:14, 5:10), ニューヨーク、リンカーン・センター、フィルハーモニーホール, MONO, MYTO
  • さすらう若者の歌, フラグスタート(Sp) / ボールト, ウィーンフィルハーモニー管弦楽団, 1957.5.17-20, (3:48, 4:04, 2:54, 4:50), ウィーン、ゾフィーエンザール, MONO, DECCA
  • さすらう若者の歌, ルクレツィア・ヴェスト(A) / シェルヒェン, ウィーン国立歌劇場管弦楽団, 1958.6.12/16, (4:00, 4:13, 2:22, 5:06), ウィーン, MONO, Westminster
  • さすらう若者の歌, フィッシャー=ディースカウ(Br) / フルトヴェングラー, フィルハーモニア管弦楽団, 1952.6.24-25, (4:16, 4:47, 3:30, 5:47), MONO, EMI
  • さすらう若者の歌, フィッシャー=ディースカウ(Br) / フルトヴェングラー, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団. 1951.8.19(Live), (3:51, 4:19, 3:36, 5:12), MONO, Orfeo
  • さすらう若者の歌, ルートヴィヒ(MS) / ボールト, フィルハーモニア管弦楽団, 1958.10.18, (4:14, 4:45, 3:05, 5:08), ロンドン、アビーロード第1スタジオ, MONO, EMI
  • さすらう若者の歌, フィッシャー=ディースカウ(Br) / クレツキ, NHK交響楽団. 1960.10.24(Live), (3:57, 4:06, 3:06, 5:39), パリ、サル・プレイエル, DVD, EMI
  • さすらう若者の歌, クヴァストホフ(Bs-Br.) / ベルティーニ, ケルン放送交響楽団, 1992.6.17-19(Live), (3:53, 3:56, 3:11, 5:24), ケルン、フィルハーモニー, STEREO, Capriccio
  • さすらう若者の歌, フィッシャー=ディースカウ(Br.) / バレンボイム, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1989.4.12-17, (4:02, 4:18, 3:06, 5:12), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, Sony
  • さすらう若者の歌, トーマス・ハンプソン(Br.)/ ティルソン=トーマス, サンフランシスコ交響楽団, 2009.9.23/25.26(Live), (4:08, 4:08, 3:12, 5:14), サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール, STEREO, SFSMEDIA
  • ピアノロールに記録されたマーラーの演奏 (今朝、野辺を行くと), マーラー(Pf.), 1905.11.9, (2:52), The Kaplan Foundation / Golden Legacy
  • 「今朝、野辺を行くと」, カールソン(MS.), マーラー(Pf. ピアノロール), 1992.11.16, (2:52), ニューヨーク、マスターサウンドスタジオ, The Kaplan Foundation / Golden Legacy
マーラーの歌曲のうち管弦楽伴奏があるものについては、ピアノ伴奏と管弦楽伴奏の2つの形態が存在する。一方、例えば「大地の歌」や交響曲に埋め込まれた歌曲の場合と異なって、歌曲集については、声部の指定は明示的なわけではなく、それゆえ男声によって歌われる場合と女声によって歌われる場合が出てくる。この「さすらう若者の歌」の場合も内容上は男声による歌唱が自然なのは当然だが、女声による歌唱も珍しくない。上記録音は4種類の組み合わせを網羅している。カールソンの歌唱はマーラーの演奏のピアノロールの再生に合せたもので、いわゆる普通の意味でのピアノ伴奏による歌唱とは全く異質のものである。

所蔵録音覚書:「大地の歌」(2022.1.3 更新)

  • 大地の歌, クルマン(Tn.) / トールボリ(A.) / ワルター, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1936.5.24 (Live), (8:29, 8:36, 3:05, 6:23, 4:15, 26:57), ウィーン、ムジークフェライン・ザール, MONO, Columbia / Naxos Historical
  • 大地の歌, スヴェンホルム(Tn.) / フェリアー(A.) / ワルター, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1948.1.18(Live), (8:17, 8:43, 3:022, 6:16, 4:10, 27:33), ニューヨーク、カーネギー・ホール, MONO, New York Philharmonic
  • 大地の歌, フェリアー(A.) / パツァーク(Tn.) / ワルター, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1952.5.18(Live), (8:33, 9:30, 3:06, 6:31, 4:19, 29:50), ウィーン、ムジークフェラインザール, MONO, Tahra
  • 大地の歌, パツァーク(Tn.) / フェリアー(A.) / ワルター, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1952.5.15/16, (8:31, 9:11, 3:00, 6:45, 4:26, 28:21), ウィーン、ムジークフェライン・ザール, MONO, Opuskura
  • 大地の歌, スヴァンホルム(Tn.) / ニコライディ(A.) / ワルター, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1953.2.22, (8:19, 8:28, 3:00, 6:12, 4:05, 27:10), ニューヨーク、カーネギー・ホール, MONO, Archipel
  • 大地の歌, ヘフリガー(Tn.) / ミラー(MS.) / ワルター, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1960.4.18, (9:30, 9:50, 3:07, 6:44, 4:23, 29:00), ニューヨーク、マンハッタン・センター, STEREO, CBS-Sony
  • 大地の歌, エーマン(Tn.) / トールボリ(MS.) / シューリヒト, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1939.10.5 (Live), (8:51, 9:31, 3:18, 6:38, 4:32, 28:32), アムステルダム、コンセルトヘボウ, MONO, Membran
  • 大地の歌, トールボリ(A) / クルマン(Tn) / ロジンスキ, ニューヨーク・フィルハーモニック, 1944.11.19(Live), (8:40, 8:50, 3:15, 6:40, 4:45, 26:25), ニューヨーク、カーネギーホール, ASDisc
  • 大地の歌, ホフマン(A.) / メルヒェルト(Tn.) / ロスバウト, 南西ドイツ放送交響楽団, 1958.3, (8:39, 10:50, 3:27, 6:35, 4:33, 28:56), バーデン・バーデン, MONO, Vox
  • 大地の歌, グレイス(A.) / ヘフリガー(Tn.) / ロスバウト, ケルン放送交響楽団, 1955.4.18, (8:29, 10:05, 3:28, 6:32, 4:30, 28:40), ケルン、放送協会第1ホール, MONO, SWR Classics
  • 大地の歌, シャルルボワ(Tn.)/ルートヴィヒ(A.)/スワロフスキー, 低地オーストリア・トンキュンストラー管弦楽団, 1958.12.28, (7:06, 8:37, 3:01, 6:30, 4:00, 27:11), MONO, Internationale Gustav Mahler Gesellschaft, Mahleriana : Vom Wenden einer Ikone, Mandelbaum, 2006 に添付のCD
  • 大地の歌, ヴンダーリヒ(Tn.) / メリマン(A) / シュミット=イッセルシュテット, 北ドイツ放送交響楽団, 1965.4.4(Live), (8:46, 9:04, 3:11, 6:36, 4:08, 27:31), ハンブルク、ムジークハレ, MONO, Arlecchino
  • 大地の歌, ヴンダーリヒ(Tn.) / フィッシャー=ディースカウ(Br.) / カイルベルト, バンベルク交響楽団,  1964.4.2(Live), (8:13, 9:10, 3:01, 6:33, 4:04, 29:00), バンベルク、クルトゥールラウム, MONO, Memories Reverence
  • 大地の歌, ドミンゲス(A) / スヴァンホルム(Tn) / クレツキ , ウィーン交響楽団, 1954.11.12(Live), (8:23, 9:00, 3:06, 6:33, 4:16, 27:39), ウィーン、ムジークフェラインザール, MONO, Orfeo
  • 大地の歌, ディッキー(A.) / フィシャー=ディースカウ(Br.) / クレツキ, フィルハーモニア管弦楽団, 1959.10.23-25,27, (8:42, 9:23, 3:03, 7:01, 4:20, 28:43), ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ, STEREO, EMI
  • 大地の歌, メリマン(MS.) / ヘフリガー(Tn.) / ファン・ベイヌム, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1956.12.3-8, (8:46, 9:20, 3:04, 6:49, 4:17, 28:12), アムステルダム、コンセルトヘボウ, MONO, Decca
  • 大地の歌, ヘフリガー(Tn.) / メリマン(A.) / ヨッフム, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1963.3.26-4.2, (8:51, 8:50, 3:11, 6:29, 4:29, 26:54), アムステルダム、コンセルトヘボウ, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 大地の歌, ルイス(Tn.) / チューカシアン(MS.) / オーマンディ, フィラデルフィア管弦楽団, 1966.2.9, (8:20, 9:05, 3:05, 6:35, 4:15, 26:46), フィラデルフィア、タウン・ホール, STEREO, CBS-Sony
  • 大地の歌, カヴァルティ(A.) / デルモータ(T.) / クレンペラー, ウィーン交響楽団, 1951.5, (6:55, 9:00, 3:13, 6:26, 3:59, 22:47), ウィーン, MONO, VOX
  • 大地の歌, ルートヴィヒ(A.) / ヴンダーリヒ(T.) / クレンペラー, ニュー・フィルハーモニア管弦楽団, 1964.2.19-22/1964.11.7,8/1966.7.6-9, (8:07, 10:11, 3:43, 7:47, 4:43, 29:33), ロンドン、キングスウェイ・ホール/アビー・ロード・スタジオ, STEREO, EMI
  • 大地の歌, フォレスター(A) / ヴィッカーズ(Tn) / スタインバーグ, ボストン交響楽団, 1970.1.2(Live), (56:16), ボストン,  STEREO, Saint Laurent Studios
  • 大地の歌, フィシャー=ディースカウ(Br.) / グンダーリヒ(Tn) / クリップス, ウィーン交響楽団, 1964.6.14(Live), (8:45, 9:37, 3:11, 6:53, 4:15, 30:24), ウィーン、ムジークフェラインザール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 大地の歌, レイノルズ(A) / トーマス(Tn) / クリップス, ウィーン交響楽団, 1972.6.24(Live), (8:00, 9:38, 3:12, 7:03, 4:42, 29:35), ウィーン、ムジークフェラインザール, STEREO, Orfeo
  • 大地の歌, フィンニレ(A) / キング(Tn) / ホーレンシュタイン ,ストックホルムフィルハーモニー管弦楽団, 1968.11.20(Live), (1:02:34), ストックホルム, MONO, 
  • 大地の歌, ミッチンソン(Tn.) / ホジソン(A.) / ホーレンシュタイン, BBCノーザン・フィルハーモニー交響楽団, 1972.4.28, (9:51, 10:28, 3:35, 7:55, 5:27, 31:59), マンチェスター、ホールズワース・ホール, STEREO, BBC legends
  • 大地の歌, マイヤー(MS.) / ルイス(Tn.) / マゼール, ヴェネツィア・フェニーチェ劇場管弦楽団, 1960.11.9(Live), (8:31, 9:48, 3:05, 6:18, 4:32, 27:31), ヴェネツィア, フェニーチェ劇場, MONO, GRANDI CONCERTI
  • 大地の歌, リチャード・ルイス(Tn.) / クリスタ・ルートヴィヒ(A.) / ライナー, シカゴ交響楽団, 1958.2.20(Live), (8:33, 10:41, 3:13, 6:53, 4:43, 30:51), シカゴ, MONO, Archipel
  • 大地の歌, フォレスター(MS.) / ルイス(Tn.) / ライナー, シカゴ交響楽団, 1959.11.7-9, (8:28, 10:04, 3:17, 6:37, 4:22, 29:38), シカゴ, オーケストラホール, MONO, RCA
  • 大地の歌, ベイカー(A.) / ルイス(Tn.) / セル, クリーブランド管弦楽団, 1970.2.5/7(Live), (7:55, 9:43, 3:06, 7:07, 4:35, 30:07), クリーブランド、セヴェランスホール, STEREO, Cleveland Orch.
  • 大地の歌, フォレスター(MS.) / ルイス(Tn.) / セル, クリーヴランド管弦楽団 , 1967.4.21(Live), (8:47, 10:08, 3:05, 7:08, 4:32, 29:59), ベルリン, MONO, Living Stage
  • 大地の歌, ヒルデ・レッセル=マイダン(A) / ヴァルデマール・クメント(Tn) / クーベリック, ウィーンフィルハーモニー管弦楽団, 1959.8.30(Live), (9:32, 9:13, 3:26, 6:49, 5:00, 27:41), ザルツブルク、ザルツブルク音楽祭祝祭小劇場, MONO, Orfeo
  • 大地の歌, ベイカー(A.) / クメント(Tn.) / クーベリック,  バイエルン放送交響楽団 , 1970.2.27(Live), (8:37, 9:34, 3:09, 6:38, 4:23, 29:34), ミュンヘン、ヘルクレスザール, STEREO, audite
  • 大地の歌(ロシア語歌唱), ドヴェンマン(Tn.) / バラノワ(A.) / ザンデルリンク, レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団, 1958, (8:17, 8:54, 3:01, 6:16, 4:03, 27:00), レニングラード, MONO, Venezia
  • 大地の歌, シュライヤー(Tn.) / フィンニレ(A.) / ザンデルリンク, ベルリン交響楽団, 1983.2.6, (8:16, 9:58, 3:17, 7:19, 4:52, 28:57), ベルリン、キリスト教会, STEREO, Deutsche Schallplatten
  • 大地の歌, ルートヴィヒ(A) / クメント(Tn) / クライバー, ウィーン交響楽団, 1967.7.7(Live), (8:36, 9:07, 2:57, 6:32, 4:08, 26:50), ウィーン、コンツェルトハウス, MONO, Memories
  • 大地の歌, ベイカー(A) / シュピース(Tn) / ケンペ , BBC交響楽団, 1975.10.8(Live), (8:04, 10:30, 3:19, 7:08, 4:41, 31:43), ロンドン、ロイヤルフェスティバルホール,  STEREO, BBC legends
  • 大地の歌, ルートヴィヒ(A.) / シュピース、ラウベンタール(Tn.) / カラヤン, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1970.12.14(Live), (8:39, 9:32, 3:08, 7:24, 4:20, 32:07), ベルリン, STEREO, HUNT
  • 大地の歌, ルートヴィヒ(A.) / ルネ・コロ(Tn.) / カラヤン, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1972.8.27(Live), (8:47, 9:00, 3:03, 7:00, 4:20, 29:40), ザルツブルク、祝祭大劇場, STEREO, FOYER
  • 大地の歌, ルートヴィヒ(A.) / コロ(Tn.) / カラヤン, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1973.12.7-10/1974.10.14, (8:51, 10:05, 3:19, 7:14, 4:22, 31:45), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 大地の歌, バルツァ(A.) / ケーニヒ(Tn.) / テンシュテット, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団, 1982.12.7/8/12/1983.9.20/1984.6.27/28/8.25, (9:48, 9:56, 3:09, 7:30, 4:44, 31:27), ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ, STEREO, EMI
  • 大地の歌, ヴェルミリオン(A.) / ルイス(Tn.) / シノーポリ, ザクセン州立ドレスデン歌劇場管弦楽団, 1996.1, (8:43, 9:48, 3:17, 6:53, 4:45, 30:26), ドレスデン、ルカ教会, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 大地の歌, アライサ(Tn.) / ファスベンダー(A.) / ジュリーニ, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1984.2.14-15(Live), (8:28, 8:53, 3:25, 7:06, 4:35, 28:50), ベルリン、フィルハーモニーザール, STEREO, Testament
  • 大地の歌, アライサ(Tn.) / ファスベンダー(A.) / ジュリーニ, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1984.11, (8:34, 9:42, 3:17, 7:33, 4:17, 30:23), ベルリン, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 大地の歌, アライサ(Tn.) / ファスベンダー(A.) / ジュリーニ, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1987.8.2(Live), (8:34, 9:24, 3:22, 7:35, 4:35, 30:10), ザルツブルク、祝祭大劇場, STEREO, Orfeo
  • 大地の歌, シュライヤー(Tn.) / ファン・ネス(A.) / インバル, フランクフルト放送交響楽団, 1988.3.24/25, (8:19, 9:31, 3:14, 7:16, 4:25, 28:35), フランクフルト、アルテ・オーパー, STEREO, Denon
  • 大地の歌, ルイス(Tn.) / フェリアー(A.) / バルビローリ, ハレ管弦楽団, 1952.4.2 (エアチェック・テープ:第1楽章冒頭の7小節欠落), (8:13, 10:07, 3:12, 7:00, 4:23, 30:49), マンチェスター、ディーンズゲイト、ミルトンホール, MONO, Appian
  • 大地の歌, ゴールドベルク(Tn.)/ ソウクポヴァー(MS.) / ケーゲル, ライプチヒ放送交響楽団, 1977.4.5(Live), (8:52, 10:42, 3:12, 8:12, 4:34, 31:09), ライプチヒ、会議ホール, STEREO, Weitblick
  • 大地の歌, ウルマナ(A.) / シャーデ(Tn.) / ブーレーズ, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1999.10, (8:30, 8:35, 3:02, 6:52, 4:36, 28:56), ウィーン、楽友協会大ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 大地の歌, ノーマン(Sp.) / イェルザレム(Tn.) / レヴァイン, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1992.11, (8:39, 10:27, 3:16, 7:20, 4:39, 32:15), ベルリン、ベルリン・フィルハーモニー・大ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 大地の歌, イェルザレム(Tn.) / マイヤー(MS.) / バレンボイム, シカゴ交響楽団, 1991.4.5(Live), (7:33, 8:49, 2:50. 6:59, 4:07, 29:43), シカゴ、オーケストラ・ホール, STEREO,Erato
  • 大地の歌, カリッシュ(Ms.) / イェルザレム(Tn.) / ギーレン, 南西ドイツ放送交響楽団, 1992.11(第1,3,5楽章)/2002.11(第2,4,6楽章), (8:19, 10:13, 3:02, 7:15, 4:35, 30:04), フライブルク、コンツェルトハウス(第1,3,5楽章)/バーデン・バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ(第2,4,6楽章), STEREO, hänssler
  • 大地の歌, ザイフェルト(Tn.) / ハンプソン(Br.) / ラトル, バーミンガム市交響楽団, 1995.12.28-30, (8:29, 9:43, 3:14, 7:02, 4:33, 30:29), ワーウィック大学芸術センター、バターワースー・ホール, STEREO, EMI
  • 大地の歌, キング(Tn.) / フィッシャー・ディースカウ(Br.) / バーンスタイン, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1966.4.4-5, (8:29, 11:21, 3:09, 8:09, 4:40, 31:00), ウィーン、ゾフィーエンザール, STEREO, decca
  • 大地の歌, コロ(Tn.) / ルートヴィヒ(A.) / バーンスタイン, イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団, 1972.5.18/20/23, (8:42, 10:28, 3:09, 7:50, 4:25, 30:15), テル・アヴィヴ, STEREO, Deutsche Grammophon/Unitel
  • 大地の歌, エルスナー(Tn.)  / グラハム(MS.) / ジンマン, チューリヒ・トーンハレ管弦楽団, 2012.10.31/11.1, (8:37, 9:58, 3:05, 7:13, 4:12, 29:48), チューリヒ, トーンハレ, STEREO, RCA
  • 大地の歌, モーザー(Tn.) / ファスベンダー(A.) / カツァリス(Pf.), 1989.9, (7:49, 9:57, 2:58, 6:47, 4:27, 28:16), ベルリン、ジーメンスヴィラ, STEREO, Teldec
  • 大地の歌, スミス(Tn.) / パレイ(Br.) / ラーデマン(Pf.), 2005.3/4, (8:47, 9:53, 3:16, 7:53, 4:59, 28:44), メッヘルニヒ-フロイスドルフ、テロス・ミュージック・スタジオ, STEREO, telos
  • 大地の歌, 田代誠(Tn.) / 伊原直子(A.) / 若杉弘, 東京都交響楽団, 1991.10.18(Live), (8:10, 9:37, 3:13, 7:02, 4:25, 30:29), 東京、サントリーホール, STEREO, fontec
  • 大地の歌, ヘプナー(Tn.) / リポヴシェック(A.) / ベルティーニ, ケルン放送交響楽団, 1991.11(Live), (8:33, 9:43, 3:03, 6:39, 4:30, 29:24), 東京、サントリー・ホール, STEREO, EMI
  • 大地の歌, スチュアート・スケルトン(Tn.)/ トーマス・ハンプソン(Br.)/ ティルソン=トーマス, サンフランシスコ交響楽団, 2007.9.26-29(Live), (8:27, 9:31, 3:16, 6:57, 4:25, 30:39), サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール, STEREO, SFSMEDIA
  • 大地の歌, ロベルト・サッカ(Tn.) / スティーフン・ガッド(Br.) / ノット, バンベルク交響楽団, 2016.2.8-13, (8:03, 10:08, 3:06, 7:15, 4:15, 28:29), バンベルク、コンツェルトハレ、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール, STEREO, TUDOR
  • 大地の歌, ヨナス・カウフマン(Tn.) / ノット, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 2016.6(Live), (8:06, 9:57, 3:08, 6:55, 4:25, 28:33), ウィーン、ムジークフェラインザール, STEREO, Sony
  • 大地の歌, 蔵野蘭子(A) / 今尾滋(Tn) / 井上喜惟, マーラー祝祭オーケストラ, 2015.8.22(Live), (9:30, 10:06, 3:32, 7:52, 5:11, 33:53), 川崎、ミューザ川崎シンフォニーホール, STEREO, Mahler Festival Orchestra
  • 大地の歌, 平松英子(Sp.) / 野平一郎(Pf.), 2002.5, (8:31, 9:57, 3:07, 7:06, 4:48, 31:38), 東京、紀尾井ホール, STEREO, MusicScape
  • 大地の歌(シェーンベルク=リーン編室内アンサンブル版), レンメルト(A.) / ブロコヴィッツ(Tn.) / ヘレヴェッヘ / アンサンブル・ミュジック・オブリック, 1993.4, (8:25, 9:17, 3:43, 7:23, 4:39, 28:54), メッツ、アルザン大ホール, STEREO, Harmonia mundi
  • 秋に寂しき者, ハンプソン(Br.) / リーガー(Pf.), 1996.3,19-21, (9:20), ロンドン、アビー・ロード・スタジオ, STEREO, EMI
「大地の歌」については、管弦楽版とピアノ版、テノール・アルトの独唱か、テノール・バリトンの独唱か、という選択肢が存在する。上記の録音のうち、カツァリスのものがピアノ版であり、バーンスタインが指揮するウィーン・フィルとともに、キングとフィッシャー・ディースカウが歌ったものがテノール・バリトン独唱版ということになる。それ以外は最も一般的な選択である、テノール・アルトの独唱・管弦楽版である。バルビローリの録音は放送音源ではなく、放送をエアチェックした記録ということで、冒頭の7小節が欠落している他、録音の状態は良くないため、特にバルビローリの演奏に強い関心を持っているのでなければ一般的には記録としての価値を超えるものではないだろう。ちなみにテノール・バリトン独唱版というのは非常に稀で、上記のバーンスタイン版以外にはクレツキが指揮したものがあるのみという状態が長く続いたが、最近ようやく新しい録音が追加されたようだ。
大地の歌は歌手の確保の困難や他の交響曲の演奏頻度の向上もあって、近年は相対的に演奏や録音の頻度におけるプレゼンスが落ちているような傾向すらあるし、実演で接するのは寧ろ困難な曲に分類されるのかも知れないが、流石に往年の演奏記録には事欠かない。初演者ワルターが指揮したウィーン・フィルでトールボリとクルマンが歌った1936年の録音、1952年に同じ指揮者とオーケストラでフェリアーとパツァークが歌ったものの価値は揺るがないだろう。1939年10月5日のアムステルダム、コンセルトへボウの演奏会の記録であるシューリヒト指揮、コンセルトへボウ管弦楽団、トールボリとエーマンの歌唱の記録は、演奏会中(第6楽章の間奏が終わったタイミング)で発生したハプニングの記録で知られているが、そうした史料的価値を抜きしてもこの演奏は際立って優れたものの一つであると私は思う。実はこの演奏会は本来はメンゲルベルクが指揮する筈であったが、(メンゲルベルクにはしばしば起きたことのようだが、)病気のために指揮ができなくなり、急遽代役を探すことになったのだが、歌手達の意向もあって、ユトレヒトのオーケストラに客演していたシューリヒトが代役を務めることになったという経緯があるらしい。ここで聴かれる自在なテンポの変化、大きなテンポ・ルバートがどこまでメンゲルベルクとコンセルトへボウ管弦楽団のもので、どこからがシューリヒトの解釈であったのかを判断することは困難だろうが、いずれにしても前年にワルターの下でも歌ったトールボリにしてもエーマンにしても、その歌唱は見事だし、シューリヒト指揮するコンセルトへボウ管弦楽団の自在さは驚異的である。既に前年にオーストリアはナチス・ドイツにより併合され、ドイツ国内ではユダヤ人の音楽を演奏することが禁じられて、オランダの独立ももう間もなく喪われようというこの時期にユダヤ人による「大地の歌」という題名の作品をドイツ人の指揮者によってオランダのオーケストラが演奏するという状況の異様さがくだんのハプニングを引き起こす原因であったに違いないが、ワルターによる3年前の大地の歌、そして前年のウィーン・フィルとの第9交響曲、そしてこの演奏のほんの1月前の演奏会の録音であるメンゲルベルクとコンセルトへボウ管弦楽団の第4交響曲といい、この時期の演奏が持っているアウラの力には凄まじいものが感じられるのは、決して後知恵によるものばかりとは言えないだろう。勿論、それだけではなく、第8交響曲の初演にも立ち会ったシューリヒトのマーラー解釈が如何に卓越したものであったかを認識することができる記録でもある。
最近の傾向としては、上述のアルトの替わりにバリトンが歌うものが増えてきていることと並んでシェーンベルク・リーン編の室内楽伴奏版の録音が増えているのが目立つ。一方、ピアノ伴奏版については、それを連作歌曲集と見做してしまえば、「子供の死の歌」が女声で歌われる例などの延長線上に声部指定に拘らない選択もありうるだろう(ただし、マーラー自身の指定の有無の違いは厳然と残るが)。実際、それを実現した素晴らしい演奏がある。ソプラノの平松英子が野平一郎のピアノ伴奏で歌った演奏は歌曲としてのこの作品の解釈として圧倒的な説得力を持つ。ワルターの初演以来の西欧におけるこの作品の解釈とは異なった方向性が明確に打ち出されているが、それがピアノ伴奏版、全曲をリリック・ソプラノで歌うという選択と見事に調和している。かつて柴田南雄が東洋的なマーラーが聴けないものかという発言をしたが、それに対する回答にもなりえていると私には感じられた。歌唱もピアノ伴奏も技術的にも非常に高く、決して絶叫調にならずに完璧にコントロールされた肌理の細かい歌い分けと、明晰な声部処理と和声の変化の雄弁さが際立つピアノ伴奏は、この作品の演奏記録で最高のものの一つではないか。一方、スミス・パレイ・ラーデマンのものはアルトの替わりにバリトンを用いたピアノ伴奏版での初録音という触れ込みのものである。

所蔵録音覚書:第10交響曲 (2022.1.3 更新)

  • 実例付きの第10交響曲についてのBBCでのレクチャー, デリック・クック(講演, ピアノ), ベルトルト・ゴルトシュミット, フィルハーモニア管弦楽団, 1960.12.19(放送), MONO, Testament
  • 第10交響曲クック版(未完成)の放送試演, ベルトルト・ゴルトシュミット, フィルハーモニア管弦楽団, 1960.12.19(放送), BBCスタジオ, MONO, Testament
  • 第10交響曲クック版(完全版)のプロムスでの初演, ベルトルト・ゴルトシュミット, ロンドン交響楽団, 1964.8.13(Live), ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール, MONO, Testament
  • 第10交響曲(クック第2稿), マルティノン, ハーグ・レジデンティ管弦楽団, 1975.6.13(Live), (21:00, 10:21, 3:55, 9:57, 20:22), ハーグ、アレクサンダー王子ホール, STEREO, Residentie
  • 第10交響曲(クック第2稿), マルティノン, シカゴ交響楽団, 1966.5.19-20(Live), (20:55, 10:00, 3:57, 10:41, 20:29), , STEREO, CSO
  • 第10交響曲(クック第2稿), オーマンディ, フィラデルフィア管弦楽団, 1965.11.17, (21:43, 11:18, 4:10, 11:27, 21:34), フィラデルフィア、タウン・ホール, STEREO, SONY
  • 第10交響曲(クック第2稿), ウィン・モリス,ニュー・フィルハーモニア管弦楽団, 1972.10, (28;17, 12:24, 4:21, 13:29, 26:21), ロンドン, STEREO, Philips/Scribendum
  • 第10交響曲(クック第3稿第1版), インバル, フランクフルト放送交響楽団, 1992.1.15-17, (22:50, 11:04, 3:58, 11:04, 21:53), フランクフルト、アルテ・オーパー, STEREO, Denon
  • 第10交響曲(クック版), ギーレン, 南西ドイツ放送交響楽団, 2005.3.17-19, (24:46, 11:53, 4:10, 12:54, 23:20), フライブルク、コンツェルトハウス, STEREO, hänssler
  • 第10交響曲(全集版第1楽章+クック版第2~5楽章), レヴァイン, フィラデルフィア管弦楽団, 1978.4.3/1980.1.9/12, (24:39, 11:57, 4:18, 12:41, 28:32), フィラデルフィア、スコティッシュ・ライト・カテドラル, STEREO, RCA
  • 第10交響曲(クック第3稿第1版+独自の変更), ザンデルリンク, ベルリン交響楽団, 1979.11.29/30, 12.13/15, (23:13, 13:05, 4:03, 11:16, 21:53), ベルリン、キリスト教会, STEREO, Deutsche Schallplatten
  • 第10交響曲(クック版), シャイー, ベルリン放送交響楽団, 1986.10, (25:52, 11:53, 4:22, 11:28, 25:08), ベルリン、イエス・キリスト教会, STEREO, Decca
  • 第10交響曲(クック版第3稿第1版), ラトル, ボーンマス交響楽団, 1980.6.10-12, (23:54,11:26, 3:56, 11:57, 24:19), サザンプトン、ギルドホール, STEREO, EMI
  • 第10交響曲(クック版第3稿第2版), ラトル, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1999.9.24-25(Live), (25:10, 11:24, 3:55, 12:06, 24:47), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, EMI
  • 第10交響曲(クック第3稿第2版), ノセダ, BBCフィルハーモニー管弦楽団, 2007.4.8-10, (23:59, 12:46, 4:14, 13:12, 24:10), マンチェスター、ニュー・ブロードキャスティング・ハウス-スタジオ7, STEREO, Chandos
  • 第10交響曲(クック第3稿),ハーディング, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 2007.10, (25:50, 11:08, 4:01, 11:59, 25:02), ウィーン、楽友協会大ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第10交響曲(クック第3稿第2版), 井上喜惟, ジャパン・グスタフ・マーラー・オーケストラ, 2014.6.15(Live), (27:59, 13:14, 5:03, 15:02, 23:10), 川崎、ミューザ川崎シンフォニーホール, STEREO, Mahler Festival Orchestra
  • 第10交響曲(マゼッティ第1稿),スラットキン,セントルイス交響楽団, 1994.3.10-12, (24:31, 11:40, 3:51, 11:07, 24:08), セントルイス、パウエル・シンフォニーホール, STEREO, RCA
  • 第10交響曲(マゼッティ第2稿),ロペス・コボス,シンシナティ交響楽団, 2000.2.6-7, (22:01, 12:13, 3:53, 10:54, 23:53), シンシナティ、ミュージックホール, STEREO, Telarc
  • 第10交響曲(フィーラー版),オルソン, ポーランド国立放送交響楽団, 2000.5.29-6.3, (26:15, 12:03, 4:30, 12:15, 23:53), カトヴィツェ、グジェゴシュ・フィテルベルク・コンサートホール, STEREO, NAXOS
  • 第10交響曲(サマーレ&マッツーカ版),ジークハルト,アーネム・フィルハーモニー管弦楽団, 2007.12.18-21, (26:32, 12:38, 4:04, 13:07, 23:10), アーネム、ムシス・サクルム・コンサートホール, STEREO, Exton
  • 第10交響曲(カーペンター版), ジンマン , チューリヒ・トーンハレ管弦楽団, 2010.2.1-3, (25:37, 13:24, 4:03, 13:42, 21:47), チューリヒ、トーンハレ, STEREO, RCA
  • 第10交響曲(カーペンター版), リットン , ダラス交響楽団, 2001.6.3-6, (26:13, 13:10, 4:13, 14:19, 20:50), ダラス、メイエルソン・センター、マクデモント・ホール, STEREO, DELOS
  • 第10交響曲(ガムゾウ版), ガムゾウ, 国際マーラー管弦楽団, 2011.11.24/25(Live), (25:30, 13:24, 5:17, 11:00, 24:19), ベルリン、フィルハーモニー大ホール, STEREO, WERGO
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), ノイマン, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団, 1976.1.16/30, (22:40), プラハ、ルドルフィヌム, STEREO, Supraphon
  • 第10交響曲アダージョ, タバコフ, ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団, 1987.4, (23:57), ソフィア、コンサート・ホール, STEREO, Capriccio
  • 第10交響曲アダージョ, アブラヴァネル, ユタ交響楽団, 1974.5, ソルト・レイク・シティー、モルモン・タバナクル公会堂, (23:11), STEREO, Vanguard / Musical Concepts
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), バーンスタイン, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1975.4.8, (26:28), ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ, STEREO, CBS/SONY
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), バーンスタイン, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1974.10.8-9, (27:28), ウィーン、コンツェルトハウス, STEREO, Deutsche Grammophon/Unitel
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), クーベリック, バイエルン放送交響楽団, 1968.4.16-17, (23:56), ミュンヘン、ヘルクレス・ザール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), ハイティンク, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1971.9.16-20, (24:32), アムステルダム、コンセルトヘボウ, STEREO, Philips
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), ハイティンク, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1992.5.30-31/6.3-4, (26:43), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, Philips
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), アバド, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1985.6, (24:28), ウィーン、楽友協会大ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), テンシュテット, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団, 1978.5.10-12/6.8/10.5-7, (28:01), ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ, STEREO, EMI
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), メータ, イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団, 1992.3.10/11/15-18/20, (23:33), テルアヴィヴ、マン・オーディトリウム, STEREO, CBS-Sony
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), インバル, フランクフルト放送交響楽団, 1986.9.24/27, (22:56), フランクフルト、アルテ・オーパー, STEREO, Denon
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), マゼール, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1984.4.13-16, (26:16), ウィーン、楽友協会ホール, STEREO, Sony
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), 小澤, ボストン交響楽団, 1990.4(Live), (29:14), ボストン、シンフォニー・ホール, STEREO, Philips/Decca
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), シノーポリ, フィルハーモニア管弦楽団, 1987.4.10, (32:45), ロンドン, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), ギーレン, 南西ドイツ放送交響楽団, 1989.11.16-17, (22:14), バーデン・バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ, STEREO, hänssler
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), ベルティーニ, ユンゲ・ドイチュ・フィルハーモニー管弦楽団, 1983.9.9, (26:47), ベルリン, STEREO, edel classics
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), ベルティーニ, ケルン放送交響楽団, 1991.7.1-3, (26:04), ケルン、フィルハーモニー, STEREO, EMI
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), 若杉弘, 東京都交響楽団, 1991.10.18(Live), (26:56), 東京、サントリーホール, STEREO, fontec
  • 第10交響曲アダージョ(クシェネク版), スヴェトラーノフ, ロシア国立交響楽団, 1992, (31:46), モスクワ、チャイコフスキー音楽院大ホール, STEREO, Warner
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), ゲルギエフ, ロンドン交響楽団, 2008.6.5(Live), (22:13), ロンドン、バービカン, STEREO, LSO Live
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), ブーレーズ, クリーヴランド管弦楽団, 2010.2(Live), (24:04), クリーヴランド、セヴェランス・ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第10交響曲アダージョ, ティルソン=トーマス, サンフランシスコ交響楽団, 2006.4.6-8(Live), (27:41), サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール, STEREO, SFSMEDIA
  • 第10交響曲アダージョ, シュテンツ, ケルン・ギュルツニッヒ管弦楽団, 2011.6(Live), (23:19), ケルン、ケルン・フィルハーモニール, STEREO, OEHMS Classics
  • 第10交響曲アダージョとプルガトリオ(クシェネク版), フリッツ・マーラー, エリス・フィルハーモニー管弦楽団, 1950.1.21(Live), (23:11), , 
  • 第10交響曲アダージョとプルガトリオ(クシェネク版),アドラー, ウィーン交響楽団, 1952, (24:20,4:13), ウィーン, MONO, Conifer Classics
  • 第10交響曲アダージョとプルガトリオ(クシェネク版),アドラー, ウィーン交響楽団, 1953.4.8(Live), (22:40,4:03), ウィーン、コンツェルトハウス大ホール, MONO, Music & Arts
  • 第10交響曲アダージョ , シェルヒェン, ウィーン国立歌劇場管弦楽団, 1952.7, (28:42), ウィーン, MONO, Westminster/IntenseMedia
  • 第10交響曲アダージョ , シェルヒェン, ライプチッヒ放送交響楽団, 1960.10.4(Live), (21:09), ライプチッヒ、コングレスハレ, MONO, Memories reverence
  • 第10交響曲アダージョ(クシェネク版), ミトロプーロス, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1960.1.16(Live), (25:45), ニューヨーク、カーネギー・ホール, MONO, New York Philharmonic
  • 第10交響曲アダージョ(クシェネク版), ミトロプーロス, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1960.1.17(Live), (25:38), ニューヨーク、カーネギー・ホール, MONO, Memories reverence
  • 第10交響曲プルガトリオ(クシェネク版), ミトロプーロス, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1958.3.16(Live), (4:32), ニューヨーク、カーネギー・ホール, MONO, New York Philharmonic
  • 第10交響曲アダージョ(冒頭欠如), ロジェストヴェンスキー, 全ソビエト連邦ラジオ・テレビ放送交響楽団, 1963(Live), (26:14), モスクワ, MONO, Revelation
  • 第10交響曲アダージョ, ロジェストヴェンスキー, モスクワ放送交響楽団, 1970(Live), (27:40), モスクワ, STEREO, EMI
  • 第10交響曲アダージョとプルガトリオ〈クシェネク版〉 , セル, クリーヴランド管弦楽団, 1958.11.1, (22:15, 3:57), クリーヴランド、セヴェランス・ホール, STEREO, SONY
  • 第10交響曲アダージョ(クシェネク版), ブーレーズ, ロンドン交響楽団, 1969.5.26/27, (21:03), ロンドン、ウォルサムストウ・タウンホール, STEREO, CBS-Sony
  • 第10交響曲アダージョ (クシェネク版+ベルクの校訂を反映?), リッケンバッハー, バンベルク交響楽団, 1988.1/5, (32:03), バンベルク、クルトゥールラウム, STEREO, Vergin Classic / Musical Heritage
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), 井上喜惟, ジャパン・グスタフ・マーラー・オーケストラ, 2003.3.2(Live), (32:07), 横浜、みなとみらいホール, STEREO, Tomei Electronics
  • 第10交響曲アダージョ(室内楽版), シュタンゲル, タッシェンフィルハーモニー, 2014.11.16(Live), (19:35), ミュンヘン,  STEREO, Taschen
  • 第10交響曲(バルシャイ版),バルシャイ, ユンゲ・ドイチュ・フィルハーモニー管弦楽団, 2001.9.12(Live), (25:53, 11:41, 4:15, 11:02, 20:59), ベルリン、コンツェルトハウス, STEREO, Brilliant
  • 第10交響曲(クック版、ロナルド・スティーブンスン=クリストファー・ホワイト編2手ピアノ版), クリストファー・ホワイト, 2008.8.27-28, (21:00, 11:48, 4:28, 11:15, 18:33), ロンドン、ハンプステッド、ケンプレイロード、ロスイン・ヒル教会, STEREO, divine art
  • 第10交響曲(ミカエル・カステレッティ編室内アンサンブル版), ストルゴールズ / ラップランド室内管弦楽団, 2017.10, (25:22, 11:12, 3:50, 12:50, 22:55), ロヴァニエミ, コルンディ文化の家, STEREO, BIS
  • 第10交響曲(ミカエル・カステレッティ編室内アンサンブル版), ユルツ・ゲイル / アンサンブル・ミニ, 2016.6(Live), (24:08, 11:49, 3:52, 13:26, 23:25), ベルリン, ムジークブラウエライ-UFO・サウンド・スタジオ, STEREO, Ars
第10交響曲は、マーラー協会の全集に従って、第1楽章アダージョのみを演奏する場合と、全5楽章を演奏可能な形態に補完したバージョンを演奏する場合があるが、後者におけるデ・ファクト・スタンダードは、デリック・クックによるものだろう。インバルは両方の版を録音しているが、これは極めて珍しいケース。リッケンバッハーの演奏は、アダージョのみを単独の独立の作品として演奏したもので、30分以上もかけた異色の演奏である。5楽章の補筆版にはクック版の他にも幾つかのバージョンがあって、録音もわずかながら存在するようだが、私見ではクックの版があれば充分である。それが最終形を想定したものでなく、残されたものを演奏可能にするという極めて慎重な方針に基づいたものであり、従って、テクスチュアが薄い箇所があるにせよ、他の版で行われた付加が結局マーラー的により近づくことに成功しているとは到底言い難いように思えるだけに、クックの判断の適切さを確認する結果になっているように私には感じられてならない。クシェネク版は第1楽章のアダージョと第3楽章のプルガトリオのみの出版だったが、この両方を演奏したのがセル、クリーヴランド管弦楽団の1958年録音のもの。和声付けや旋律線がクック版と比較してかなり違うのが一聴してわかる。リッケンバッハーの版は解説によればクシェネク版に対してベルクが更に行った校訂を反映した独自のヴァージョンを用いているとのこと。クック版の演奏としては、部分的な状態であった第1稿をおけば最も早い録音は1965年のオーマンディとフィラデルフィア管弦楽団によるもので、これは出版された最初の稿態である第3稿の前の段階(第2稿)による演奏記録として貴重なものである。インバルの演奏はクックの没後に共編者のマシューズ兄弟とゴルトシュミットが更に手を入れた第3稿第2版の出版後であるが、第3稿第1版を用いている。
ちなみに、ワルターやアドルノをはじめとした多くの著名な論者による反論にも関わらず、5楽章版を聴くことの意義は明らかであるように思われる。トルソに過ぎなくても、マーラーが全曲をどのように構想したかを実際に音にして確認することの意義には疑問の余地がないように思えるからだ。アダージョのみを前提に考えるのと、5楽章の構想全体を踏まえて考えるのとでは、マーラーが最晩年に到達し、向かいつつあった方向についての展望は全く異なったものになるだろう。そしてこの点では、友人であったラッツとの関係もあってか、第1楽章のみを採用することを是としたアドルノの意見よりも、実際に音となって響いた全曲を聴いてクックの作業の価値を認めたアルマの判断の方が私には共感できる。

所蔵録音覚書:第9交響曲 (2022.1.27更新)

  • 第9交響曲, ワルター, ウィーンフィルハーモニー管弦楽団, 1938.1.16 (Live), (24:57, 15:43, 11:21, 18:30), ウィーン, ムジークフェラインザール, MONO, HMV/Naxos Historical
  • 第9交響曲, ワルター, コロンビア交響楽団, 1961.1.16, (29:18, 17:34, 13:10, 21:04), ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール, STEREO, CBS-Sony
  • 第9交響曲 , シェルヒェン, ウィーン交響楽団, 1950.6.19(Live), (21:15, 16:05, 12:11, 20:07), ウィーン、楽友協会大ホール, MONO, Orfeo
  • 第9交響曲, ロスバウト, 南西ドイツ放送交響楽団, 1954.1.7(Live), (23:12, 16:23 13:29, 21:38), バーデン・バーデン, MONO, Andromeda
  • 第9交響曲(カットあり),クレツキ, イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団 , 1954.5, (24:23, 12:32, 10:40, 23:43), テル・アヴィヴ, MONO, EMI
  • 第9交響曲, ホーレンシュタイン, ウィーン交響楽団, 1952.6, (25:15, 17:27, 13:16, 25:15), ウィーン, MONO, Vox
  • 第9交響曲, ホーレンシュタイン, フランス国立公共放送管弦楽団, 1967.6.6(Live), (27:10, 16:44, 13:43, 25:00), パリ、シャンゼリゼ劇場, MONO, Disques Montaigne
  • 第9交響曲, ホーレンシュタイン, ウィーン交響楽団, 1960.6.22(Live), (1:23:42), ウィーン, MONO, 
  • 第9交響曲, ホーレンシュタイン, ロンドン交響楽団, 1966.4.21(Live), (29:27, 16:53, 14:54, 28:02), ロンドン、ロイヤルアルバートホール, MONO, Music & Arts  
  • 第9交響曲, ホーレンシュタイン, ロンドン交響楽団, 1966.9.15(Live), (29:55, 16:57, 13:56, 26:50), ロンドン、ロイヤルアルバートホール, STEREO, BBC legends  
  • 第9交響曲, ルートヴィヒ, ロンドン交響楽団, 1959.11.17-20, (25:43, 14:07, 11:47, 23:46), ロンドン, STEREO, EVEREST
  • 第9交響曲, クレンペラー,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1968.6.9(Live), (27:20, 17:23, 13:50, 24:05), ウィーン、ムジークフェラインザール, MONO, Testament
  • 第9交響曲, クレンペラー, ニュー・フィルハーモニア管弦楽団, 1967.2.15-24, (28:17, 18:44, 15:21, 24:17), ロンドン、キングスウェイ・ホール, STEREO, EMI
  • 第9交響曲, クレンペラー, エルサレム交響楽団, 1970.8.4(Live), (30:09, 19:12, 16:14, 25:39), エルサレム、ビニェネイ・ハウマ・コンサートホール, STEREO, TOBU
  • 第9交響曲, セル, クリーヴランド管弦楽団 1968.5.9(Live), (25:00, 16:14, 12:11, 21:43), クリーヴランド、セヴェランスホール, MONO, Documents Live Recrdings
  • 第9交響曲, セル, クリーブランド管弦楽団, 1969.1.30-2.1(Live), (24:48, 16:58, 12:17, 21:31), クリーブランド、セヴェランスホール, MONO, Cleaveland Orchestra
  • 第9交響曲, ミトロプーロス, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1960.1.23(Live), (25:22, 13:43, 13:15, 21:00), ニューヨーク、カーネギー・ホール, MONO, Archipel
  • 第9交響曲, ミトロプーロス, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1960.10.2(Live), (27:48, 15:41, 14:14, 22:10), ウィーン、ムジークフェラインザール, MONO, Memories reverence
  • 第9交響曲, アブラヴァネル, ユタ交響楽団, 1969.4, (28:21, 15:56, 12:31, 25:10), ソルト・レイク・シティー、モルモン・タバナクル公会堂, STEREO, Vanguard / Musical Concepts
  • 第9交響曲, バルビローリ, トリノ・イタリア放送管弦楽団, 1960.11(Live), (25:17, 15:12, 12:58, 21:00), トリノ, STEREO(I-III)/MONO(IV), Delta
  • 第9交響曲, バルビローリ, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1962.12.8(Live), (27:13, 16:04, 13:43, 22:47), ニューヨーク、フィルハーモニー・ホール, MONO, New York Philharmonic
  • 第9交響曲, バルビローリ, ベルリンフィルハーモニー管弦楽団, 1964.1.10,11,14,18, (26:46, 14:51, 13:34, 23:01), ベルリン、イエス・キリスト教会, STEREO, EMI
  • 第9交響曲, バーンスタイン, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1965.12.16, (28:25, 15:53, 12:32, 23:00), ニューヨーク、リンカーン・センター、フィルハーモニー管弦楽団・ホール, STEREO, CBS-Sony
  • 第9交響曲, バーンスタイン, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1971.3,.10, (27:39, 16:20, 11:43, 26:09), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, Deutsche Grammophon/Unitel
  • 第9交響曲, バーンスタイン, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1979.10, (27:37, 15:54, 12:05, 26:11), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第9交響曲, バーンスタイン, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1985.5.27-6.3, (30:03, 17:31, 11:52, 29:45), アムステルダム、コンセルトヘボウ, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第9交響曲, クーベリック, バイエルン放送交響楽団, 1967.2.28-3.1, (25:57, 16:01, 13:17, 21:46), ミュンヘン、ヘルクレス・ザール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第9交響曲, クーベリック, バイエルン放送交響楽団, 1975.6.4(Live), (26:44, 16:13, 13:21, 22:23), 東京、東京文化会館, STEREO, audite
  • 第9交響曲, ハイティンク, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1969.6.23-26, (27:01, 15:56, 12:57, 24:42), アムステルダム、コンセルトヘボウ, STEREO, Philips
  • 第9交響曲, ハイティンク, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1987.12.25(Live), (29:12, 17:05, 13:18, 29:15), アムステルダム、コンセルトヘボウ, STEREO, Philips
  • 第9交響曲, マデルナ, トリノ・イタリア放送交響楽団, 1972.12.22(Live), (27:58, 13:25, 13:34, 22:54), トリノ, Stereo, Arkadia
  • 第9交響曲, マデルナ, BBC交響楽団, 1971.3.31(Live), (29:31, 14:16, 13:08, 21:10), ロンドン, Stereo, Arkadia
  • 第9交響曲, アンチェル, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団, 1966.4.7-15, (26:40, 15:04, 13:23, 23:27), プラハ、芸術家の家, STEREO, Supraphon
  • 第9交響曲, ノイマン, ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団, 1967.11, (24:38, 15:10, 13:04, 22:35), ライプチヒ、ハウス・アウエンゼー, STEREO, Berlin Classics
  • 第9交響曲, ノイマン, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団, 1982.1.12-16, (25:11, 15:06, 13:25, 23:17), プラハ、ルドルフィヌム, STEREO, Supraphon
  • 第9交響曲, タバコフ, ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団, 1991.3, (32:33, 16:40, 12:34, 28:43), ソフィア、コンサート・ホール, STEREO, Capriccio
  • 第9交響曲, ショルティ, ロンドン交響楽団, 1967.4.28-29/5.2/5.9-11, (27:00, 16:30, 13:05, 22:50), ロンドン、キングズウェイ・ホール, STEREO, DECCA
  • 第9交響曲, ショルティ, シカゴ交響楽団, 1982.5.3-4, (30:16, 18:00, 12:31, 24:47), シカゴ、オーケストラ・ホール, STEREO, Decca
  • 第9交響曲, レヴァイン, フィラデルフィア管弦楽団, 1979, (29:36, 18:02, 14:18, 29:50), フィラデルフィア、スコティッシュ・ライト・カテドラル, STEREO, RCA
  • 第9交響曲, テンシュテット, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団, 1979.5.11/12/14, (30:48, 16:27, 13:00, 25:33), ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ, STEREO, EMI
  • 第9交響曲, アバド, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1987.5.16-17, (27:19, 15:19, 12:28, 24:31), ウィーン、コンツェルトハウス大ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第9交響曲, アバド, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1999.9.6-7(Live), (25:52, 14:56, 12:21, 25:56), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第9交響曲, コンドラシン、モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団, 1964, (24:47, 15:25, 11:53, 21:51), モスクワ, STEREO, Melodiya
  • 第9交響曲, コンドラシン, モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団, 1967.4.16(Live) (23:38, 14:32, 11:32, 19:49), 東京、東京文化会館, STEREO, Altus
  • 第9交響曲, ジュリーニ, シカゴ交響楽団, 1976.4.5-6, (31:45, 17:05, 13:53, 25:12), シカゴ, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第9交響曲, カラヤン, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1979.11.22-23/1980.2.15-17, (29:11, 16:47, 13:16, 26:44), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第9交響曲, カラヤン, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1982.9.30(Live), (28:10, 16:38, 12:45, 26:49), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第9交響曲, インバル, フランクフルト放送交響楽団, 1986.9.24/27, (28:16, 16:32, 12:32, 23:39), フランクフルト、アルテ・オーパー, STEREO, Denon
  • 第9交響曲, マゼール, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1984.4.13-16, (29:44, 16:01, 13:00, 25:17), ウィーン、楽友協会ホール, STEREO, Sony
  • 第9交響曲, マゼール, フィルハーモニア管弦楽団, 2011.10.1(Live), (35:48, 15:52, 15:03, 29:09), ロンドン、ロイヤルフェスティバルホール, STEREO, Sigum
  • 第9交響曲, 山田一雄, 新日本フィルハーモニー交響楽団, 1986.6.7(Live), (31:48, 15:52, 13:47, 30:39), 東京、東京文化会館, STEREO, fontec
  • 第9交響曲, 小澤征爾, ボストン交響楽団, 1989.10.5-16(Live), (10:18/5:39/11:27, 2:39/2:30/10:50, 12:41/0:33, 26:10), ボストン、シンフォニー・ホール, STEREO, Philips/Decca
  • 第9交響曲, ドホナーニ, クリーヴランド管弦楽団, 1997.5, (28:49, 16:29, 13:28, 25:42), クリーヴランド、メイソニック・オーディオトリウム, STEREO,Decca
  • 第9交響曲, シノーポリ, フィルハーモニア管弦楽団, 1993.12, (28:09, 15:12, 13:16, 25:34), ロンドン、オール・セインツ・チャーチ, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第9交響曲, ベルティーニ, ウィーン交響楽団, 1985.2.3(Live), (28:09, 15:27, 13:09, 28:29), ウィーン、楽友協会大ホール, STEREO, weitblick
  • 第9交響曲, ベルティーニ, ケルン放送交響楽団, 1991.2.19-20(Live), (28:12, 16:00, 13:54, 28:34), 東京、サントリー・ホール, STEREO, EMI
  • 第9交響曲, 若杉弘, 東京都交響楽団, 1991.5.2(Live), (27:12, 16:09, 13:13, 25:09), 東京、サントリーホール, STEREO, fontec
  • 第9交響曲, ザンデルリンク, ベルリン交響楽団, 1979.2.28/3.2, 8, (27:29, 16:43, 12:48, 23:24), ベルリン、キリスト教会, STEREO, Deutsche Schallplatten
  • 第9交響曲, ザンデルリンク, フィルハーモニア管弦楽団, 1992.1.24/25, (27:48, 17:15, 13:11, 24:26), ワトフォード、タウン・ホール, STEREO, Erato
  • 第9交響曲, ザンデルリンク, BBCフィルハーモニー管弦楽団, 1982.7.17, (26:26, 16:01, 13:04, 23:48), マンチェスター、BBCスタジオ7, STEREO, BBC legends
  • 第9交響曲, ザンデルリンク, 北ドイツ放送交響楽団, 1987.12.7(Live), (25:39, 16:45, 12:19, 25:53), ハンブルク、ライスハレ, STEREO, Profil
  • 第9交響曲, ブーレーズ, BBC交響楽団, 1971.6.6(Live), (32:18, 14:55, 13:34, 27:48), ロンドン, STEREO, Arkadia
  • 第9交響曲, ブーレーズ, BBC交響楽団, 1972.10.22(Live), (26:54, 15:06, 11:46, 20:56), ロンドン, STEREO, Memoires
  • 第9交響曲, ブーレーズ, シカゴ交響楽団, 1995.12, (29:17, 16:03, 12:38, 21:25), シカゴ、メディナ・テンプル, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第9交響曲, ヘルビヒ, ザールブリュッケン放送交響楽団, 2001.9.16, (27:22, 16:57, 12:11, 23:24), ザールブリュッケン、コングレスハレ, STEREO, Berlin Classics
  • 第9交響曲, ツェンダー, ザールブリュッケン放送交響楽団, 1977.2.8-9, (25:13, 14:55, 12:44, 19:48), ザールブリュッケン、グロッサー・ゼンデザール, STEREO, cpo
  • 第9交響曲, スヴェトラーノフ, ロシア国立交響楽団, 1992, (25:36, 15:19, 10:25, 24:28), モスクワ、チャイコフスキー音楽院大ホール, STEREO, Warner
  • 第9交響曲, ギーレン, 南西ドイツ放送交響楽団, 2003.6.30-7.4, (29:05, 17:48, 14:42, 22:30), フライブルク、コンツェルトハウス, STEREO, hänssler
  • 第9交響曲, ラトル, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1993.12.4-5(Live), (25:35, 16:53, 13:21, 30:34), ウィーン、楽友協会大ホール, STEREO, EMI
  • 第9交響曲, グスタフ・クーン, マルキジアーナ・フィルハーモニー管弦楽団, 2004.2, (28:27, 16:35, 14:14, 25:21),アンコーナ、ムゼ劇場, STEREO, OEHMS
  • 第9交響曲, ティルソン=トーマス, サンフランシスコ交響楽団, 2004.9.29-10.3(Live), (30:22, 17:04, 13:55, 27:50), サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール, STEREO, SFSMEDIA
  • 第9交響曲, シャイー, ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団, 2004.6.14-18, (30:34, 16:56, 14:02, 28:27), アムステルダム、コンセルトヘボウ, STEREO, Decca
  • 第9交響曲, バレンボイム, ベルリン国立歌劇場管弦楽団, 2006.11.15(Live), (26:30, 15:12, 13:09, 23:05), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, warner
  • 第9交響曲, ヤンソンス, オスロ・フィルハーモニー管弦楽団(Live), 2000.10.13-14, (25:56, 16:27, 14:05, 24:43), オスロ、コンサート・ホール, STEREO,SIMAX
  • 第9交響曲, ヤンソンス, バイエルン放送交響楽団, 2016.10.21-22(Live), (28:01, 15:45, 13:48, 23:11), ミュンヘン、ガスタイク, STEREO,BR Klassik
  • 第9交響曲, ゲルギエフ, ロンドン交響楽団, 2011.3.2-3(Live), (27:02, 15:10, 12:35, 24:24), ロンドン、バービカン, STEREO, LSO Live
  • 第9交響曲, ジンマン , チューリヒ・トーンハレ管弦楽団, 2009.9.28-10.1, (30:53, 15:50, 13:37, 28:46), チューリヒ、トーンハレ, STEREO, RCA
  • 第9交響曲, シュテンツ, ケルン・ギュルツニッヒ管弦楽団, 2014.1, (26:48, 14:51, 12:36, 23:53), ケルン、ケルン・フィルハーモニー, STEREO, OEHMS Classics
  • 第9交響曲, アバド, グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ, 2004.4.14(Live), (ca. 76min)ローマ、サンタ・チェチーリア音楽院ホール, STEREO, EuroArts
  • 第9交響曲, アバド, ルツェルン祝祭管弦楽団, 2010.8.19-21(Live), (26:54, 15:31, 12:37, 28:11), ルツェルン、文化・会議センターコンサートホール, STEREO, EuroArts
  • 第9交響曲, ノーリントン, 南西ドイツ放送シュトゥットガルト放送交響楽団, 2009.9.5(Live), (26:02, 14:06, 12:38, 19:24), シュトゥットガルト、リーダーハレ, STEREO, hänssler
  • 第9交響曲, ノット, バンベルク交響楽団, 2008.9.15-19, (29:38, 15:31, 12:39, 25:11), バンベルク、コンツェルトハレ、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール, STEREO, TUDOR
  • 第9交響曲, ノセダ, トリノ・レッジオ劇場管弦楽団, 2017.10.20-21(Live), (24:13, 13:10, 13:05, 25:20), トリノ、レッジオ劇場, STEREO, Fone
  • 第9交響曲, バルシャイ, モスクワ放送交響楽団, 1993.4.13(Live), (25:27, 16:11, 12:55, 20:52), モスクワ、チャイコフスキー音楽院大ホール, STEREO, BIS
  • 第9交響曲, ハジメ・テリ・ムライ, ピーボディ交響楽団, 2001.3.1(Live), (29:19,30:13,27:45), STEREO, peabody symphony orchestra
  • 第9交響曲, ハジメ・テリ・ムライ, ピーボディ交響楽団, 2001.3.2(Live), (29:34,16:10,13:58,30:21), STEREO, peabody symphony orchestra
  • 第9交響曲, ハジメ・テリ・ムライ, ピーボディ交響楽団, 2009.2.24(Live), (28:32,16:09,13:40,24:33), STEREO, peabody symphony orchestra
  • 第9交響曲, バーバラ・シューベルト, シカゴ大学交響楽団, 2007.3.3(Live), (41:05, 23:10, 21:24, 36:08), シカゴ、マンデルホール, STEREO, archive.org
  • 第9交響曲, 井上喜惟, ジャパン・グスタフ・マーラー・オーケストラ, 2012.6.24(Live), (50:37+46:22), 東京、文京シビックホール 大ホール, STEREO, Mahler Festival Orchestra
  • 第9交響曲, ブロムシュテット, バンベルク交響楽団, 2018.6(Live), (29:27, 16:26, 13:09, 24:26), バンベルク、ヨセフ・カイルベルトザール, STEREO, accentus music
  • 第9交響曲(クラウス・サイモン編室内アンサンブル版), ユルツ・ゲイル / アンサンブル・ミニ, 2014.4, (28:22, 16:50, 13:56, 25:52), ベルリン, STEREO, Ars
バルビローリの演奏は、ベルリンでの演奏会での演奏に感激したベルリン・フィル側が録音を希望したという有名なエピソードがあるもの。これ以外にもニューヨーク・フィルハーモニックとの演奏、トリノの放送オーケストラとの演奏を放送用に収録した記録がある。ヴァルターのものはアンシュルスの直前のウィーンでの定期演奏会で演奏のライヴ録音で、異様な緊張感を湛えた貴重な記録。コンドラシンは第9交響曲のロシア初演者であるが、実は日本での第9交響曲の初演もまた、コンドラシンがモスクワ・フィルと来日した際のプログラムである。1967.4.16の東京文化会館での演奏は録音が残っており、その初演の模様を確認することができる。だがコンドラシンの演奏の価値はそうした歴史的観点のみから語られるものを大幅に上回る、極めてユニークではあるけれど、凄まじい説得力を備えた演奏である。

所蔵録音覚書:第8交響曲 (2022.1.3 更新)

  • 第8交響曲, ボールト, BBC交響楽団 / エレーナ・ダニエリ(Sp.I)、ドラ・フォン・ドゥーム(Sp.II)、エメリー・ホック(Sp.III)、メアリ・ジャレド(A.I)、グレイディス・リプレイ(A.II)、 ウィリアム・ハーバート(Tn,)、ジョージ・ピッツェイ(Br.)、ハロルド・ウィリアムズ(Bs.)、BBC合唱協会、ラトン合唱協会、ウォリントン合唱協会、ワトフォード・地区フィルハーモニック協会、ランベス地区学校合唱協会の少年合唱、セントメリルボーン・グラマースクールの少年合唱, 1948.2.10(放送音源), (20:21, 57:39), ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール, MONO, mpLiVE 
  • 第8交響曲, ストコフスキー, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団 / イェンド(Sp.I) / グラーフ(Sp.II) / ウィリアムズ(Sp.III) / リプトン(A.I) / ベルンハルト(A.II) / コンレイ(Tn.) / アレクサンダー(Br.) / ロンドン(Bs.) / ウェストミンスター合唱団 / スコラ・カントルム / マンハッタン・パブリック・スクール児童合唱団 / ヴァルター=リンドクヴィスト(Org.), 1950.4.9, (22:32, 55:27), ニューヨーク, カーネギー・ホール, MONO, New York Philharmonic
  • 第8交響曲 , シェルヒェン, ウィーン交響楽団 / マテイス(Sp.) / イリッチ(Sp.) / アンダイ(A.) / ミリンコヴィッチ(A.) / マイクト(T.) / ヴィーナー(Br.) / エグル(Bs.) / ウィーン・ジングアカデミー / ウィーン室内合唱団 / ウィーン少年合唱団, 1951.6.13(Live), (26:09, 54:26), ウィーン、楽友協会大ホール, MONO, Tahra
  • 第8交響曲, ヴィンフリート・ツィリッヒ, 北ドイツ放送交響楽団 / クッパ―、シュタイングルーバー、フォレスター・ジョルジ(Sp) / フォン・イロスヴァイ、ツォレンコップフ、フェーエンベルガー(A)/ プライ(Tn) / クラス(Br) / フィッシャー=ディースカウ(Bs) / ケルン放送合唱団、ハンブルク音楽学校合唱団、ハンブルク州立合唱団。エッペンドルフ高等学校児童合唱団, 1954.9.29-30, (23:13, 61:46), ハンブルク、音楽ホール, MONO, GALA
  • 第8交響曲, フリプセ,ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団 / クッペル/ザデク/ベイステル/ヘルメス/フィッシャー/ウード/フェーエンベルガー/ヴルーンス/シェイ/フリック/ホルシュテッレ/ロッテルダム・フィルハーモニー合唱団他, 1954.7.3(Live), (25:48, 56:06), ロッテルダム, MONO, PHILIPS/Scribendum
  • 第8交響曲, ホーレンシュタイン,ロンドン交響楽団/バーカー(Sp.I)/ハット(Sp.II)/ギーベル(Sp.III)/マイヤー(A.I)/ワッツ(A.II)/ネアテ(Tn.)/オルダ(Br.)/ファン・ミル(Bs.)/ゴールドスミス合唱連盟/ハンプステッド合唱協会/エマニュエル校少年合唱団/オルピントン・ジュニア・シンガーズ, 1959.3.20, (23:19, 57:57), ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール, STEREO, BBC legends
  • 第8交響曲, カイルベルト, ウィーン交響楽団 / ムゼリー(Sp.I) / シェイラー(Sp.II) / リップ(Sp.III) / レッセル・マイダン(A.I) / ベーゼ(A.II) / ヴンダーリヒ(Tn.) / プライ(Br.) / エーデルマン(Bs.) / ウィーン楽友協会合唱団 / ウィーン・ジングアカデミー / ウィーン少年合唱団 / フランツ・シュルツ(Org.), 1960.6.19(Live), (24:17, 57:16), ウィーン, ウィーン芸術週間, MONO, Memories Reverence
  • 第8交響曲, ミトロプーロス,ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団/ケルステ(Sp.I)/ザデク(Sp.II)/ヴェスト(A.I)/マラニウク(A.II)/ザンペリ(Tn.)/プライ(Br.)/エーデルマン(Bs.)/ウィーン国立歌劇場合唱団/ウィーン楽友協会合唱団/ウィーン少年合唱団, 1960.8.28(Live), (24:09, 56:48), ザルツブルク、祝祭大劇場, MONO, Orfeo
  • 第8交響曲, モリス, シンフォニカ・オブ・ロンドン / ベイカー、サイモン、バローズ(Sp) / ブラックハム、ホジソン(A)/ ミッチンソン(Tn) / レイモンド・マイヤー(Br) / ハウエル(Bs) / アンブロジアン・シンガーズ、ニュー・フィルハーモニア合唱団、ロンドン・ブルックナー・マーラー合唱団。ハイゲイトスクール合唱団、オーピントン・ジュニア・シンガーズ、フィンチレイ児童音楽グループ, 1972.11.20-22, (25:58, 65:487),  ロンドン、ウォムサムストウ・タウン・ホール, MONO, RCA
  • 第8交響曲, 朝比奈隆, 大阪フィルハーモニー管弦楽団, 樋本 栄(Sp.I)、岡田晴美(Sp.II)、永井和子(Sp.III)、桂斗伎子(A.I)、羽場喜代子(A.II)、 伊藤富次郎(T)、三室 堯(Br)、楯 了三(Bs)、大阪音楽大学、大阪メンズコーラス、アサヒコーラス、グリーンエコー、アイヴィコーラス、関西歌劇団、コードリベットコール、大阪・神戸・奈良放送児童合唱団, 1972.6.5/6(Live), (22:49, 55:49), 大阪、大阪フェスティバルホール, STEREO, Victor 
  • 第8交響曲, 山田一雄, 東京都交響楽団 / 中沢桂(Sp.I) / 酒井美津子(Sp.II) / 曽我栄子(Sp.III) / 木村宏子(A.I) / 長野羊奈子(A.II) / 板橋勝(Tn.) / 平野忠彦(Br.) / 岡村喬生(Bs.) / 湘南合唱連盟, 1979.2.12(Live), (24:24, 58:20), 藤沢、藤沢市民会館ホール, STEREO, Sony
  • 第8交響曲, アブラヴァネル, ユタ交響楽団 / クレイダー(Sp.I) / オーウェン(Sp.II) / クリステンセン(Sp.III) / ウィリアムズ(A.I) / クレインマン(A.II) / コルク(Tn.) / クラウトウォーシー(Br.) / スミス(Bs.) / ユタ大学合同合唱団 / ソルト・レイク・シティー児童合唱団, 1963.12, (23:02, 53:04), ソルト・レイク・シティー、モルモン・タバナクル公会堂, STEREO, Vanguard / Musical Concepts
  • 第8交響曲, マルティノン, ハーグ・レジデンティ管弦楽団、ユトレヒト交響楽団 /ハネケ・ファン・ボルク、キャロル・ファーレイ、アンヌ・エルガー(S), ジョセリン・タイロン, キャロル・スミス(A), ルート・ファン・デル・メール(Br) / スチュワード・バロウズ(Bs), 1975(Live), (1:19:30), STEREO, Disco Archivia 
  • 第8交響曲, バーンスタイン, ロンドン交響楽団 / スプーレンバーグ(Sp.I) / ジョーンズ(Sp.II) / アンネアー(Sp.III) / レイノルズ(A.I) / プロクター(A.II) / ミッチンソン(Tn.) / ルジャーク(Br.) / マッキンタイア(Bs.) / オーピントン・ジュニア合唱団 / ハイゲイト学童合唱団 / フィンチレイ児童音楽グループ, 1966.4.18-20, (24:04, 55:02), ロンドン、ウォルサムストウ・アッセンブリー・ホール, CBS-Sony
  • 第8交響曲, バーンスタイン, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / モーザー(Sp.I) / ブレゲン(Sp.II) / ツォイマー(Sp.III) / マイヤー(A.I) / バルツァ(A.II) / リーゲル(Tn.) / プライ(Br.) / ファン・ダム(Bs.) / ウィーン国立歌劇場合唱団 / 楽友協会合唱団 / ウィーン少年合唱団, 1975.9, (26:29,59:13), ウィーン、コンツェルトハウス, Deutsche Grammophon/Unitel
  • 第8交響曲, バーンスタイン, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / プライス(Sp.I) / ブレゲン(Sp.II) / ツォイマー(Sp.III) / シュミット(A.I) / バルツァ(A.II) / リーゲル(Tn.) / プライ(Br.) / ファン・ダム(Bs.) / ウィーン国立歌劇場合唱団 / 楽友協会合唱団 / ウィーン少年合唱団, 1975.8.30, (26:03, 59:02), ザルツブルク、祝祭大劇場, Deutsche Grammophon
  • 第8交響曲, クーベリック, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 / マーガレット・タインズ、エルナ・スプーレンベルク、アネッテ・デ・ラ・バイエ(Sp), ナン・メリマン、アニー・ドロリー(A), アントン・デルモータ(Tn) / ウラディミル・ルジャク(Br) / ボリス・カメリ(Bs) / アムステルダム・トーンクンスト合唱団、デ・ステム・デス・フォルクス・アムステルダム、コレギウム・ムジクム・アムステルダメンセ、聖ウィリブロドゥス教会児童合唱団, 1963.7.13-14(Live), (1:16:09), アムステルダム、コンセルトヘボウ(オランダ音楽祭), MONO,  
  • 第8交響曲, クーベリック, バイエルン放送交響楽団 / アロヨ(Sp.I) / スプーレンバーグ(Sp.II) / マティス(Sp.III) / ハマリ(A.I) / プロクター(A.II) / グローベ(Tn.) / フィッシャー=ディースカウ(Br.) / クラス(Bs.) / バイエルン放送合唱団 / 北ドイツ放送合唱団 / 西ドイツ放送合唱団 / レーゲンスブルク聖堂児童聖歌隊 / ミュンヘン・モテット合唱団女声合唱隊, 1970.6.25-26, (21:57, 52:15), ミュンヘン、ヘルクレス・ザール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第8交響曲, クーベリック, バイエルン放送交響楽団 / アロヨ(Sp.I) / スプーレンバーグ(Sp.II) / マティス(Sp.III) / ハマリ(A.I) / プロクター(A.II) / グローベ(Tn.) / フィッシャー=ディースカウ(Br.) / クラス(Bs.) / バイエルン放送合唱団 / 北ドイツ放送合唱団 / 西ドイツ放送合唱団 / レーゲンスブルク聖堂児童聖歌隊 / ミュンヘン・モテット合唱団女声合唱隊, 1970.6.24(Live), (21:30, 52:06), ミュンヘン、ヘルクレス・ザール, STEREO, audite
  • 第8交響曲, ハイティンク, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 / コトルバス(Sp.I) / ハーパー(Sp.II) / ファンバーク(Sp.III) / フィンニレ(A.I) / ディーレマン(A.II) / カチラン(Tn.) / プライ(Br.) / ゾーティン(Bs.) / アムステルダム・トンクンスト合唱団 / デ・ステム・デス・フォルクス・アムステルダム / コレギウム・ムジクム・アムステルダンメンゼ / 聖ウィリブロード教会少年合唱団 / 聖ピウス十世教会少年合唱団, 1971.9.16-19, (22:19, 53:23), アムステルダム、コンセルトヘボウ, STEREO, Philips
  • 第8交響曲, ノイマン, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団 / ベニチャコヴァー(Sp.I) / ニールセン(Sp.II) / ショウノヴァー(Sp.III) / ソウクポヴァー(A.I) / マーロヴァー(A.II) / モーザー(Tn.) / シェーネ(Br.) / ノヴァーク(Bs.) / チェコ・フィルハーモニー合唱団 / プラハ放送合唱団 / キューン児童合唱団, 1982.2.10-14, (24:11, 54:50), プラハ、ルドルフィヌム, STEREO, Supraphon
  • 第8交響曲, タバコフ, ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団 / ハジエヴァ(Sp.I) / テメシ(Sp.II) / タコヴァ(Sp.III) / タカチ(A.I) / タバコヴァ(A.II) / バンティ(Tn.) / コヴァーチュ(Br.) / シューレ(Bs.) / 国立スヴェトスラフ・オブレテノフ合唱団、ブルガリア放送合唱団 / ブルガリア放送ー児童合唱団, 1991.6, (24:54, 57:32), ソフィア、国立文化宮殿, STEREO, Capriccio
  • 第8交響曲, ショルティ, シカゴ交響楽団 / ハーバー(Sp.I) / ポップ(Sp.II) / オージェ(Sp.III) / ミントン(A.I) / ワッツ(A.II) / コロ(Tn.) / シャーリー=カーク(Br.) / タルヴェラ(Bs.) / ウィーン国立歌劇場合唱団 / ウィーン楽友協会合唱団 / ウィーン少年合唱団, 1971.8.30-9.2, (23:26, 56:21), ウィーン、ゾフィーエン・ザール, STEREO, Decca
  • 第8交響曲, テンシュテット, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団 / コンネル(Sp.I) / ウィーンズ(Sp.II) / ロット(Sp.III) / シュミット(A.I) / ドゥニーズ(A.II) / ヴァーサル(Tn.) / ヒュンニネン(Br.) / ゾーティン(Bs.) / ロンドン・フィルハーモニー合唱団 / ティッフィン少年合唱団, 1986.4.20-24/10.8-10, (24:37,57:57), ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール/ウェストミンスター・カテドラル, STEREO, EMI
  • 第8交響曲, ヤルヴィ, エーテボリ交響楽団 / グスタフソン(Sp.I) / ヘッガンダー(Sp.II) / サンドグレン(Sp.III) / テンスタム(A.I) / イェヴァング(A.II) / ルオホネン(Tn.) / ペーション(Br.) / ティッリ(Bs.) / エーテボリ交響合唱団、ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニー合唱団 / エストニア少年合唱団、ブルンスボー児童合唱団, 1994.11.25/27(Live), (20:18, 49:38), エーテボリ、オペラハウス, STEREO, BIS
  • 第8交響曲, アバド, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 / ステューダー(Sp.I) / マクネア(Sp.II) / ロスト(Sp.III) / フォン・オッター(A.I) / ラング(A.II) / ザイフェルト(Tn.) / ターフェル(Br.) / ロータリング(Bs.) / ベルリン放送合唱団 / プラハ・フィルハーモニー合唱団 / テルツ少年合唱団, 1994.2, (23:24, 57:55), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第8交響曲, インバル, フランクフルト放送交響楽団 / ロビンソン(Sp.I) / ケイヒル(Sp.II) / ハイヒェレ(Sp.III) / ブダイ(A.I) / ヘンシェル(A.II) / リーゲル(Tn.) / プライ(Br.) / シュタム(Bs.) / バイエルン放送合唱団 / 北ドイツ放送合唱団 / 南ドイツ放送合唱団 / 西ドイツ放送合唱団 / RIAS室内合唱団 / リンブルク大聖堂児童聖歌隊 / ヘッセン放送児童合唱団 / ヴァルター=リンドクヴィスト(Org.), 1986.10.14/18, (23:18, 54:37) フランクフルト、アルテ・オーパー, STEREO, Denon
  • 第8交響曲, マゼール, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 / スウィート(Sp.I,III) / コバーン(Sp.II) / クィヴァー(A.I) / ファスベンダー(A.II) / リーチ(Tn.) / ニムスゲルン(Br.) / エステス(Bs.) / ウィーン国立歌劇場合唱団 / オーストリア放送合唱団 / アルノルト・シェーンベルク合唱団 / ウィーン少年合唱団, 1989.6.19-24, (26:24, 62:53), ウィーン、楽友協会ホール, STEREO, Sony
  • 第8交響曲, マゼール, フィルハーモニア管弦楽団 / マシューズ(Sp.I) / エイリッシュ・タイナン(Sp.II) / サラ・タイナン(Sp.III)/ コノリー(MS.I) / オウエンズ(MS.II) / ヴァインケ(Tn.) / ストーン(Br.) / ガッド(Bs.) / フィルハーモニア合唱団 / フィルハーモニア・ヴォイセズ / BBC交響合唱団 /イートンカレッジ聖歌隊少年合唱, 2011.10.9(Live), (30:05, 67:55), ロンドン、ロイヤルフェスティバルホール, STEREO, Sigum
  • 第8交響曲, 小澤, ボストン交響楽団 / ロビンソン(Sp.I) / ブレゲン(Sp.II) / サッソン(Sp.III) / クイヴァー(A.I) / マイヤーズ(A.II) / リーゲル(Tn.) / ラクソン(Br.) / ハウエル(Bs.) / タングルウッド祝祭合唱団 / ボストン少年合唱団, 1980.10, (23:07, 56:12), ボストン、シンフォニー・ホール, STEREO, Philips/Decca
  • 第8交響曲, ギーレン, 南西ドイツ放送交響楽団/マルク(Sp.I)/ウレイ(Sp.II)/ベージンガー(Sp.III)/ペクコヴァ(A.I)/グリューネヴァルト(A.II)/ウィンスレイド(Tn.)/マイケルズ=ムーア(Br.)/リカ(Bs.)/ヨーロッパ・コール・アカデミー/カルヴ・アウレリウス少年合唱団, 1998.12,8-18, (22:47, 60:43), フライブルク、コンツェルトハウス, STEREO, hänssler
  • 第8交響曲, 若杉弘, 東京都交響楽団 / 佐藤しのぶ(Sp.I) / 渡辺美佐子(Sp.II) / 大倉由紀枝(Sp.III) / 伊原直子(A.I) / 大橋ゆり(A.II) / 林誠(Tn.) / 勝部太(Br.) / 高橋啓三(Bs.) / 晋友会合唱団 / 東京放送児童合唱団, 1991.1.24(Live), (22:07, 55:34), 東京、サントリーホール, STEREO, fontec
  • 第8交響曲, シノーポリ, フィルハーモニア管弦楽団 / シュトゥーダー(Sp.I) / ブラージ(Sp.II) / マイヤー(A.I) / ナガイ(A.II) / ルイス(Tn.) / アレン(Br.) / ゾーティン(Bs.) / フィルハーモニア合唱団 / サウスエンド少年合唱団, 1990.11.30-12.3, (25:09, 58:04), ロンドン、オール・セインツ・チャーチ, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第8交響曲, ベルティーニ, ケルン放送交響楽団/ヴァラディ(Sp.I)/ヘガンダー(Sp.II)/ベヌーティ(Sp.III)/クイヴァー(A.I)/ハウルズ(A.II)/フライ(Tn.)/タイトス(Br.)/フォーゲル(Bs.)/ケルン放送合唱団/南ドイツ放送合唱団/プラハ・フィルハーモニー合唱団/東京少年少女合唱隊, 1991.11.12/14(Live), (21:53,56:55), 東京、サントリー・ホール, STEREO, EMI
  • 第8交響曲, スヴェトラーノフ, ロシア国立交響楽団 / ボイコ(Sp.I) / ゲラシモワ(Sp.II) / ボリソワ(A.I) / アレクサンドロヴナ(A.II) / マルティノフ(Tn.) / トラペズニコフ(Br.) / サフィオウリン(Bs.) / モスクワ合唱アカデミー合唱団 / モスクワ合唱アカデミー児童合唱団, 1996.8.31-9.2, (24:13, 59:20), モスクワ、チャイコフスキー音楽院大ホール, STEREO, Warner
  • 第8交響曲, シャイー, ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 / イーグレン(Sp.I) / シュヴァーネヴィルムス(Sp.II) / ジーザク(Sp.III) / フルゴーニ(A.I) / ラーション(A.II) / ヘップナー(Tn.) / マッテイ(Br.) / ルーターリング(Bs.) / プラハ・フィルハーモニー合唱団 / ネーデルランド放送合唱団 / 聖バヴォ大聖堂合唱団の少年合唱 / ブレダ・サクラメント合唱団の少年合唱, 2000.1.17-20, (24:57, 57:37), アムステルダム、コンセルトヘボウ, STEREO, Decca
  • 第8交響曲, ラトル, バーミンガム市交響楽団 / ブリューワー(Sp.I) / イソコスキ(Sp.II) / バンゼ(Sp.III) / レンメルト(A.I) / ヘンシェル(A.II) / ヴィラーズ(Tn.) / ウィルソン=ジョンソン(Br.) / レリー(Bs.) / バーミンガム市交響合唱団 / バーミンガム市少年合唱団 / ロンドン交響合唱団 / トロント児童合唱団, 2004.6.5,8-9(Live), (23:42, 53:52), バーミンガム、シンフォニー・ホール, STEREO, EMI
  • 第8交響曲, ティルソン=トーマス, サンフランシスコ交響楽団 / エリン・ウォール(Sp.I)/ エルザ・ファン・デン・ヘーヴァー(Sp.II)/ ラウラ・クレイコム(Sp.III) / カタリーナ・カルネウス(MS.I)/ イヴォンヌ・ナエフ(MS.II)/ アンソニー・ディーン・グリフィー(Tn.)/ クイン・ケルシー(Br.)/ ジェイムズ・モリス(BsBr.)/ サンフランシスコ交響合唱団 / パシフィック少年合唱団 / サンフランシスコ少女合唱団,  2008.11.19-23(Live), (23:16, 60:17), サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール, STEREO, SFSMEDIA
  • 第8交響曲, ブーレーズ, BBC交響楽団 / モーザー(Sp.I) / グレイ(Sp.II) / イーソム(Sp.III) / コネル(A.I) / グレイヴィ(A.II) / レメディオス(Tn.) / ニムスゲルン(Br.) / リンツラー(Bs.) / BBCシンガーズ / BBC合唱協会 / スコットランド国立管弦楽団合唱団 / ワンズワース児童合唱団, 1975.8, (22:20, 64:12), ロンドン, STEREO, Artists
  • 第8交響曲, ブーレーズ, ベルリン国立歌劇場管弦楽団 / ロビンソン(Sp.I) / ウォール(Sp.II) / クエイロス(Sp.III) / デヤング(A.I) / シュレーダー(A.II) / ボザ(Tn.) / ミューラー=ブラフマン(Br.) / ホル(Bs.) / ベルリン国立歌劇場合唱団 / ベルリン放送合唱団 / カルヴ・アウレリウス少年合唱団, 2007.4, (23:44, 61:32), ベルリン、イエス・キリスト教会, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第8交響曲, ゲルギエフ, ロンドン交響楽団 / ヤストレボヴァ(Sp.I) / タイナン(Sp.II) / ドゥディノヴァ(Sp.III) / パーシキヴィ(Ms.I) / ブリチェヴァ(Ms.II) / セミシュクル(Tn.) / マルコフ(Br.) / ニキティン(Bs.) / ワシントン合唱芸術協会 / ロンドン交響合唱団 / エルサム・カレッジ合唱団, 2008.7.9-10(Live), (22:30,54:32), ロンドン、セント・ポール大聖堂, STEREO, LSO Live
  • 第8交響曲, ジンマン , チューリヒ・トーンハレ管弦楽団 / ディーナー(Sp.I) / バンゼ(Sp.II) / ラーション(Sp.III) / ネフ(Ms.I) / レンメルト(Ms.II) / グリフィー(Tn.) / パウエル(Br.) / アブドラザコフ(Bs.) / シュヴァイツァー室内合唱団 / ケルン西ドイツ放送合唱団 / チューリヒ少年合唱団 / カルトブルン少年合唱団, 2009.2.27-3.3, (1:29/4:33/1:51/1:22/3:12/4:58/4:23/2:44, 6:03/3:20/4:29/1:41/4:52/1:02/1:52/2:20/1:17/4:21/4:03/4:59/0:54/3:49/1:10/5:47/5:48), チューリヒ、トーンハレ, STEREO, RCA
  • 第8交響曲, シュテンツ, ケルン・ギュルツニッヒ管弦楽団 / ヘイヴマン(Sp.I) / ボイラン、エルツェ(Sp.II) / パルミナ(Sp.III) / ラング(Ms.I) / ラートナー(A.II) / ジョヴァノヴィッチ(Tn.) / ミュラー=ブラッハマン(Br.) / グロイスベック(Bs.) / ケルン大聖堂女声合唱団・児童合唱団 / ケルン・バッハ・フェライン / ケルン大聖堂聖歌隊 / ケルン・カルトイゼン聖歌隊 / ボン市立フィルハーモニー合唱団 / ケルン大聖堂声楽アンサンブル, 2011.9.23-27, (22:19, 54:42), ケルン、ケルン・フィルハーモニー, STEREO, OEHMS Classics
  • 第8交響曲, ヤンソンス, ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団 / ブルワー(Sp.1) / ニルンド(Sp.2) / エスパダ(Sp.3) / ブライス(A.1) / 藤村(A.2) / ディーン・スミス(Tn,) / ハカラ(Br.) / コチャン(Bs.)  / バイエルン放送合唱団 / ラトビア国立アカデミー合唱団 / オランダ放送合唱団 / オランダ国立少年合唱団 / オランダ国立児童合唱団, 2011.3.4/6(Live), アムステルダム、コンセルトヘボウ, (24:39, 55:28), STEREO,RCO Live
  • 第8交響曲, ノット, バンベルク交響楽団 / ヤニナ・ベヒレ(Sp.)、リオバ・ブラウン(A.)、ミハエラ・カウネ(Sp.)、マリソル・モンタルヴォ(Sp.)、マヌエラ・ウール(Sp.)、アルベルト・ドーメン(Bs.Br.)、ミハエル・ナジ(Br.)、シュテファン・フィンケ(Tn.)、バンベルク交響楽団合唱団、チェコ・フィル合唱団、ヴィンツバッハ少年合唱団, 2010.7.21-26(Live), (22:21, 56:16), バンベルク、コンツェルトハレ、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール, STEREO, TUDOR
  • 第8交響曲, 井上喜惟, マーラー祝祭オーケストラ / 森朱美、三谷結子、日比野景(Sp) / 蔵野蘭子、小林由佳(A)/ 又吉秀樹(Tn) / 大井哲也(Br) / 長谷川顕(Bs) / マーラー祝祭特別合唱団、中央区・プリエールジュニアコラール。成城学園初等学校合唱部、カントルム井の頭, 2016.2.28(Live), (1:31:49), 川崎、ミューザ川崎シンフォニーホール, STEREO, Mahler Festival Orchestra
バルビローリは第8交響曲のみ演奏の記録がない。もっともスコアの研究は行い、準備はしていたらしい。バルビローリはマーラーを取り上げるにあたって数年前から入念に準備をして演奏に臨んだらしく、あるいは第8交響曲もまた、演奏の予定があったのかも知れないが詳らかでない。ストコフスキーの1950年の録音は第8交響曲の録音としては最も早いものだが、同時に彼が1916年にこの曲のアメリカ初演を果たしていること、更には1910年9月のマーラー指揮によるミュンヘンでの初演の聴衆の一人であることは特記しておくべきだろう。その一方で、近年になってボールトの1948年の演奏の記録に接することができるようになり、長年に亘って最も早い時期の録音記録であったストコフスキーの録音に替わって、最も早い時期の録音記録の座を占めるようになった。

第8交響曲はとにかく編成が大きいため、特別の機会でないと上演が困難であるというイメージがあり、実際、全集を企図して進められた録音において、第8交響曲が最後に残ってしまう場合があるようだし、バーンスタインの一度目の全集のように第8交響曲だけ演奏団体が異なるような場合もあるが、その一方で、コンサートのライブ録音の記録を俯瞰すると、寧ろ、特別な機会を捉えて、この作品が繰り返し取り上げられ、かつ記録も数多く残っていることが窺える。日本人が関わった演奏に限っても、マーラーブームにやや先駆けるかのように第8交響曲が取り上げられて録音された時期があるようで、青土社の音楽の手帖「マーラー」所収の柴田南雄さんのディスコグラフィー記事でも、そのことへの言及がされているし、私自身、コンサートでの実演に接する機会が非常に少ないにも関わらず、第8交響曲は3回実演に(当然、いずれも日本国内で)接していて、全交響曲中(第7交響曲と並んで)最多であり、通常のコンサートのレパートリーとは稍々異なった、この作品の祭祀的・奉納的性格の影響が感じられて興味深い。(2021.5.11追記)


所蔵録音覚書:第7交響曲 (2022.1.3 更新)

  • 第7交響曲 , シェルヒェン, ウィーン交響楽団, 1950.6.22(Live), (20:59, 14:29, 8:56, 13:32, 16:05), ウィーン、楽友協会大ホール, MONO, Orfeo
  • 第7交響曲 , シェルヒェン, ウィーン国立歌劇場管弦楽団, 1953.7(Live), (20:35, 15:29, 9:00, 14:19, 17:48), ウィーン、コンツェルトハウス, MONO, Westminster
  • 第7交響曲, シェルヘン, トロント交響楽団, 1965.4.22(Live), (18:36, 12:55, 8:19, 13:03, 16:42), トロント, MONO, Music & Arts
  • 第7交響曲, ロスバウト, ベルリンRIAS放送交響楽団, 1953(Live), (20:52, 17:03, 9:21, 11:45, 18:18), ベルリン, MONO, Archipel
  • 第7交響曲, ロスバウト, 南西ドイツ放送交響楽団, 1957.2.18-22(Live), (20:18, 16:23, 9:53, 11:41, 18:44), バーデン・バーデン, MONO, IntenseMedia
  • 第7交響曲, ファン・ベイヌム, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1958.6.4(Live), (20:34, 14:41, 9:15, 10:40 17:59), アムステルダム、コンセルトヘボウ, MONO, IMC Music
  • 第7交響曲, クレンペラー, ニュー・フィルハーモニア管弦楽団, 1968.9.18-21,24-28, (27:43, 22:06, 10:27, 15:41, 24:15), ロンドン、キングスウェイ・ホール, STEREO, EMI
  • 第7交響曲, バルビローリ, BBCノーザン交響楽団 / ハレ管弦楽団, 1960.10.20 (Live), (22:42, 16:36, 9:46, 16:16, 18:58), マンチェスター、自由貿易ホール, MONO, BBC legends
  • 第7交響曲, ホーレンシュタイン, ニュー・フィルハーモニア管弦楽団, 1969.8.29, (20:50, 14:41, 9:53, 11:28, 17:30), ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール, STEREO, BBC legends
  • 第7交響曲, アブラヴァネル, ユタ交響楽団, 1964.12, (21:40, 15:40, 9:20, 13:44, 16:43), ソルト・レイク・シティー、モルモン・タバナクル公会堂, STEREO, Vanguard / Musical Concepts
  • 第7交響曲, バーンスタイン, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1965.12.14/15, (20:51, 16:41, 9:37, 14:38, 17:55), ニューヨーク、リンカーン・センター、フィルハーモニー管弦楽団・ホール, STEREO, CBS-Sony
  • 第7交響曲, バーンスタイン, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1974.10.8-9, (21:27, 16:37, 10:03, 14:44, 19:06), ウィーン、楽友協会ホール, STEREO, Deutsche Grammophon/Unitel
  • 第7交響曲, バーンスタイン, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1985.11.25-12.3, (21:38, 17:08, 10:32, 14:47, 18:26), ニューヨーク、エイヴリ・フィッシャー・ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第7交響曲, クーベリック, バイエルン放送交響楽団, 1970.11.27-29, (19:40, 14:46, 9:23, 11:58, 16:42), ミュンヘン、ヘルクレス・ザール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第7交響曲, クーベリック, バイエルン放送交響楽団, 1976.2.5(Live), (19:48, 15:27, 9:23, 11:53, 16:27), ミュンヘン、ヘルクレス・ザール, STEREO, audite
  • 第7交響曲, クーベリック, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1981.2.28(Live), (24:46, 18:55, 11:01, 14:42, 18:37), ニューヨーク、エイヴリ・フィッシャー・ホール, STEREO, New York Philharmonic
  • 第7交響曲, ハイティンク, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1969.12.19-22, (20:46, 14:36, 9:45, 12:45, 17:51), アムステルダム、コンセルトヘボウ, STEREO, Philips
  • 第7交響曲, ハイティンク, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1985.12.25, (22:00, 14:24, 10:20, 11:55, 18:09), アムステルダム、コンセルトヘボウ, STEREO, Philips
  • 第7交響曲, ハイティンク, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1992.5.30-31/6.3-4, (22:11, 14:54, 10:43, 13:05, 19:11), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, Philips
  • 第7交響曲, スタインバーグ, ボストン交響楽団, 1971.12.18(Live), (19:31, 15:32, 9:52, 10:05, 16:35), ボストン、シンフォニーホール,  STEREO, Saint Laurent Studios 
  • 第7交響曲, マデルナ, ミラノ・イタリア放送交響楽団, 1971.12.24(Live), (18:50, 16:25, 9:01, 15:13, 18:56), ミラノ, Stereo, Arkadia
  • 第7交響曲, マデルナ, ウィーン交響楽団, 1967.5.27(Live), (19:02, 15:14, 8:28, 14:55, 16:55), ウィーン, Stereo, Arkadia
  • 第7交響曲, ノイマン, ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団, 1968, (20:33, 14:22, 9:36, 12:53, 18:40), ライプチヒ、ハウス・アウエンゼー, STEREO, Berlin Classics
  • 第7交響曲, ノイマン, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団, 1977.9/1978.1, (21:30, 14:15, 10:10, 16:50, 18:00), プラハ、ルドルフィヌム, STEREO, Supraphon
  • 第7交響曲, タバコフ, ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団, 1989.10, (22:25, 16:49, 9:20, 14:43, 16:28), ソフィア、コンサート・ホール, STEREO, Capriccio
  • 第7交響曲, マズア, ライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団, STEREO, 1982.9.25/26 & 1983.3.21-25, (19:48, 14:10, 9:47, 13:11, 16:33), ライプチヒ、ゲヴァントハウス, Berlin Classics
  • 第7交響曲, ショルティ, シカゴ交響楽団, 1971.5.12-14, (21:36, 15:46, 9:16, 14:44, 16:32), イリノイ、イリノイ大学クランナート・センター, STEREO, Decca
  • 第7交響曲, レヴァイン, シカゴ交響楽団, 1980.7.14-15, (21:34, 15:50, 10:15, 14:43, 17:45), シカゴ、メディナ・テンプル, STEREO, RCA
  • 第7交響曲, コンドラシン, レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団, 1975.3.3, (21:40, 14:08, 9:45, 10:49, 15:55), レニングラード, STEREO, Melodiya
  • 第7交響曲, コンドラシン, アムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団, 1979.11.29(Live), (21:34, 14:06, 9:46, 10:48, 16:09), アムステルダム、コンセルトへボウ, STEREO, TAHRA
  • 第7交響曲, アバド, シカゴ交響楽団, 1984.1.30-2.1, (21:22, 16:34, 8:52, 13:59, 17:40), シカゴ、オーケストラ・ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第7交響曲, アバド, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 2001.5.5-7(Live), (21:35, 15:54, 8:53, 12:58, 17:45), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第7交響曲, テンシュテット, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団, 1980.10.20-22, (22:43, 16:24, 10:14, 15:10, 17:55), ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ, STEREO, EMI
  • 第7交響曲, テンシュテット, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団, 1993.5.14-15(Live), (24:09, 17:58, 11:07, 15:30, 19:52), ロンドン、ロイヤル・フェスティバル・ホール, STEREO, EMI
  • 第7交響曲, ケーゲル, 東京都交響楽団, 1985.6.26(Live), (22:34, 15:04, 9:04, 14:07, 16:14), 東京、東京文化会館, STEREO, Tobu Recording
  • 第7交響曲, インバル, フランクフルト放送交響楽団, 1986.5.14/17, (22:36, 14:40, 10:21, 13:13, 16:49), フランクフルト、アルテ・オーパー, STEREO, Denon
  • 第7交響曲, マゼール, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1984.10.1-4, (2:44/1:35/1:20/5:03/3:50/3:20/6:30, 3:36/6:36/5:27, 3:31/2:27/4:19, 7:02/8:43, 3:11/6:07/3:21/7:25), ウィーン、楽友協会ホール, STEREO, Sony
  • 第7交響曲, マゼール, フィルハーモニア管弦楽団, 2011.5.26(Live), (26:22, 16:07、10:39、14:30、20:02), ロンドン、ロイヤルフェスティバルホール, STEREO, Sigum
  • 第7交響曲, 小澤, ボストン交響楽団, 1989.3.11-13, (21:11, 16:45, 10:35, 14:07, 17:51), ボストン、シンフォニー・ホール, STEREO, Philips/Decca
  • 第7交響曲, 若杉弘, 東京都交響楽団, 1989.6.7(Live), (21:35, 14:38, 10:22, 13:27, 18:44), 東京、サントリーホール, STEREO, fontec
  • 第7交響曲, シノーポリ, フィルハーモニア管弦楽団, 1992.5, (24:28, 16:57, 9:53, 17:35, 18:17), ロンドン、オール・セインツ・チャーチ, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第7交響曲, ベルティーニ, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1981.3.28(Live), (1:22:53), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, 
  • 第7交響曲, ベルティーニ, ケルン放送交響楽団, 1990.2.9-15, (21:34, 15:55, 9:46, 13:31, 18:02), ケルン、フィルハーモニー, STEREO, EMI
  • 第7交響曲, ツェンダー, ザールブリュッケン放送交響楽団, 1982.1.8-11, (21:58, 14:47, 10:40, 12:54, 18:18), ザールブリュッケン、コングレス・ハレ, STEREO, cpo
  • 第7交響曲, スヴェトラーノフ, ロシア国立交響楽団, 1992, (22:53, 18:52, 9:43, 15:43, 17:52), モスクワ、チャイコフスキー音楽院大ホール, STEREO, Warner
  • 第7交響曲, ギーレン, 南西ドイツ放送交響楽団, 1993.4.19-23, (21:53, 16:42, 9:43, 12:55, 18:10), バーデン・バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ, STEREO, hänssler
  • 第7交響曲, ラトル, バーミンガム市交響楽団, 1991.6.21-22(オールドバラ音楽祭Live), (22:06, 14:40, 10:15, 12:19, 17:51), サフォーク、モルティングス・コンサート・ホール, STEREO, EMI
  • 第7交響曲, ティルソン=トーマス, サンフランシスコ交響楽団, 2005.3.9-12(Live), (20:41,15:32, 10:03, 13:30, 18:06), サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール, STEREO, SFSMEDIA
  • 第7交響曲, シャイー, ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1994.4.15-21, (24:53, 16:19, 10:31, 13:39, 18:53), アムステルダム、コンセルトヘボウ, STEREO, Decca
  • 第7交響曲, ブーレーズ, クリーヴランド管弦楽団, 1994.11, (23:25, 13:56, 9:14, 10:38, 17:40), クリーヴランド、メイソニック・オーディトリウム, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第7交響曲, メータ, イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団, 2007.2(Live), (22:10, 14:25, 9:27, 11:59, 18:12), テルアヴィヴ、マン・オーディトリウム, STEREO, helicon
  • 第7交響曲, バレンボイム, ベルリン国立歌劇場管弦楽団, 2005.2.26/27(Live), (21:15, 16:08, 8:20, 11:25, 17:29), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, warner
  • 第7交響曲, ヤンソンス, オスロ・フィルハーモニー管弦楽団, 2000.3.23-24(Live), (23:04, 16:24, 10:47, 14:11, 17:14), オスロ、コンサート・ホール, STEREO,SIMAX
  • 第7交響曲, ヤンソンス, バイエルン放送交響楽団, 2007.3.8-9(Live), (21:40, 15:13, 9:58, 13:13, 17:23), ミュンヘン、ガスタイク, STEREO,BR Klassik
  • 第7交響曲, ヤンソンス, ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団, 2016.9.28-30(Live), (22:29, 16:21, 10:2613:12, 17:23), アムステルダム、コンセルトヘボウ, STEREO,RCO Live
  • 第7交響曲, ゲルギエフ, ロンドン交響楽団, 2008.3.7(Live), (20:47, 13:43, 9:07, 11:45, 16:13), ロンドン、バービカン, STEREO, LSO Live
  • 第7交響曲, ジンマン , チューリヒ・トーンハレ管弦楽団, 2008.9.22-25, (22:01, 15:50, 10:12, 12:22, 18:07), チューリヒ、トーンハレ, STEREO, RCA
  • 第7交響曲, シュテンツ, ケルン・ギュルツニッヒ管弦楽団, 2012.6.23-27, (21:09, 14:17, 8:49, 12:24, 16:50), ケルン、ケルン・フィルハーモニー, STEREO, OEHMS Classics
  • 第7交響曲, アバド, ルツェルン祝祭管弦楽団, 2005.8.17-18(Live), (19:46, 15:18, 8:43, 11:38, 17:30), ルツェルン、文化・会議センターコンサートホール, STEREO, EuroArts
  • 第7交響曲, 井上喜惟, ジャパン・グスタフ・マーラー・オーケストラ, 2010.6.13(Live), (25:05, 16:17, 12:19, 16:24, 22:17), 川崎、ミューザ川崎シンフォニーホール, STEREO, Mahler Festival Orchestra
  • 第7交響曲, ノット, バンベルク交響楽団, 2011.7.11-15, (21:56, 16:08, 9:15, 14:07, 17:52), バンベルク、コンツェルトハレ、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール, STEREO, TUDOR
  • 第7交響曲, ノセダ, BBCフィルハーモニー管弦楽団, 2018.8.24(Live), (21:43, 14:49, 8:42, 12:15, 17:37), マンチェスター、ブリッジウオーター・ホール, STEREO, BBC music
  • 第7交響曲, ハジメ・テリ・ムライ, ピーボディ交響楽団, 2015.1.31(Live), (22:41,15:59,10:10,13:13:36,17:50), STEREO, peabody symphony orchestra
  • 第7交響曲第2楽章,クーベリック, ウィーン交響楽団, 1960.9.20, (15:13), MONO, Internationale Gustav Mahler Gesellschaft, Mahleriana : Vom Wenden einer Ikone, Mandelbaum, 2006 に添付のCD
  • 第7交響曲(室内アンサンブル版), ペーター・シュタンゲル / タッシェンフィルハーモニー, 2013.1.19/20, (19:38, 14:40, 10:11, 12:37, 16:38), ミュンヘン, STEREO, Sony
  • 第7交響曲(カゼッラ編4手ピアノ版), ツェンカー、トレンカー, 1992.1.20-23, (20:35, 16:06, 9:11, 13:28, 17:31), バート・アロルゼン、フュルストリッヒ・ライトバーン, STEREO, Dabringhaus und Grimm
バルビローリはベルリンでの演奏会でマーラーの交響曲を順次取り上げていったが、1970年の急逝によって途中で絶たれてしまった。次に予定されていたのは第7交響曲であったようだ。バルビローリ、コンドラシン、 インバルの録音はそれぞれ異なったアプローチではあるが、この作品の演奏の中でも際立った説得力を備えたものと考える。