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2008年3月15日土曜日

所蔵録音覚書:第10交響曲 (2022.1.3 更新)

  • 実例付きの第10交響曲についてのBBCでのレクチャー, デリック・クック(講演, ピアノ), ベルトルト・ゴルトシュミット, フィルハーモニア管弦楽団, 1960.12.19(放送), MONO, Testament
  • 第10交響曲クック版(未完成)の放送試演, ベルトルト・ゴルトシュミット, フィルハーモニア管弦楽団, 1960.12.19(放送), BBCスタジオ, MONO, Testament
  • 第10交響曲クック版(完全版)のプロムスでの初演, ベルトルト・ゴルトシュミット, ロンドン交響楽団, 1964.8.13(Live), ロンドン、ロイヤル・アルバート・ホール, MONO, Testament
  • 第10交響曲(クック第2稿), マルティノン, ハーグ・レジデンティ管弦楽団, 1975.6.13(Live), (21:00, 10:21, 3:55, 9:57, 20:22), ハーグ、アレクサンダー王子ホール, STEREO, Residentie
  • 第10交響曲(クック第2稿), マルティノン, シカゴ交響楽団, 1966.5.19-20(Live), (20:55, 10:00, 3:57, 10:41, 20:29), , STEREO, CSO
  • 第10交響曲(クック第2稿), オーマンディ, フィラデルフィア管弦楽団, 1965.11.17, (21:43, 11:18, 4:10, 11:27, 21:34), フィラデルフィア、タウン・ホール, STEREO, SONY
  • 第10交響曲(クック第2稿), ウィン・モリス,ニュー・フィルハーモニア管弦楽団, 1972.10, (28;17, 12:24, 4:21, 13:29, 26:21), ロンドン, STEREO, Philips/Scribendum
  • 第10交響曲(クック第3稿第1版), インバル, フランクフルト放送交響楽団, 1992.1.15-17, (22:50, 11:04, 3:58, 11:04, 21:53), フランクフルト、アルテ・オーパー, STEREO, Denon
  • 第10交響曲(クック版), ギーレン, 南西ドイツ放送交響楽団, 2005.3.17-19, (24:46, 11:53, 4:10, 12:54, 23:20), フライブルク、コンツェルトハウス, STEREO, hänssler
  • 第10交響曲(全集版第1楽章+クック版第2~5楽章), レヴァイン, フィラデルフィア管弦楽団, 1978.4.3/1980.1.9/12, (24:39, 11:57, 4:18, 12:41, 28:32), フィラデルフィア、スコティッシュ・ライト・カテドラル, STEREO, RCA
  • 第10交響曲(クック第3稿第1版+独自の変更), ザンデルリンク, ベルリン交響楽団, 1979.11.29/30, 12.13/15, (23:13, 13:05, 4:03, 11:16, 21:53), ベルリン、キリスト教会, STEREO, Deutsche Schallplatten
  • 第10交響曲(クック版), シャイー, ベルリン放送交響楽団, 1986.10, (25:52, 11:53, 4:22, 11:28, 25:08), ベルリン、イエス・キリスト教会, STEREO, Decca
  • 第10交響曲(クック版第3稿第1版), ラトル, ボーンマス交響楽団, 1980.6.10-12, (23:54,11:26, 3:56, 11:57, 24:19), サザンプトン、ギルドホール, STEREO, EMI
  • 第10交響曲(クック版第3稿第2版), ラトル, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1999.9.24-25(Live), (25:10, 11:24, 3:55, 12:06, 24:47), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, EMI
  • 第10交響曲(クック第3稿第2版), ノセダ, BBCフィルハーモニー管弦楽団, 2007.4.8-10, (23:59, 12:46, 4:14, 13:12, 24:10), マンチェスター、ニュー・ブロードキャスティング・ハウス-スタジオ7, STEREO, Chandos
  • 第10交響曲(クック第3稿),ハーディング, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 2007.10, (25:50, 11:08, 4:01, 11:59, 25:02), ウィーン、楽友協会大ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第10交響曲(クック第3稿第2版), 井上喜惟, ジャパン・グスタフ・マーラー・オーケストラ, 2014.6.15(Live), (27:59, 13:14, 5:03, 15:02, 23:10), 川崎、ミューザ川崎シンフォニーホール, STEREO, Mahler Festival Orchestra
  • 第10交響曲(マゼッティ第1稿),スラットキン,セントルイス交響楽団, 1994.3.10-12, (24:31, 11:40, 3:51, 11:07, 24:08), セントルイス、パウエル・シンフォニーホール, STEREO, RCA
  • 第10交響曲(マゼッティ第2稿),ロペス・コボス,シンシナティ交響楽団, 2000.2.6-7, (22:01, 12:13, 3:53, 10:54, 23:53), シンシナティ、ミュージックホール, STEREO, Telarc
  • 第10交響曲(フィーラー版),オルソン, ポーランド国立放送交響楽団, 2000.5.29-6.3, (26:15, 12:03, 4:30, 12:15, 23:53), カトヴィツェ、グジェゴシュ・フィテルベルク・コンサートホール, STEREO, NAXOS
  • 第10交響曲(サマーレ&マッツーカ版),ジークハルト,アーネム・フィルハーモニー管弦楽団, 2007.12.18-21, (26:32, 12:38, 4:04, 13:07, 23:10), アーネム、ムシス・サクルム・コンサートホール, STEREO, Exton
  • 第10交響曲(カーペンター版), ジンマン , チューリヒ・トーンハレ管弦楽団, 2010.2.1-3, (25:37, 13:24, 4:03, 13:42, 21:47), チューリヒ、トーンハレ, STEREO, RCA
  • 第10交響曲(カーペンター版), リットン , ダラス交響楽団, 2001.6.3-6, (26:13, 13:10, 4:13, 14:19, 20:50), ダラス、メイエルソン・センター、マクデモント・ホール, STEREO, DELOS
  • 第10交響曲(ガムゾウ版), ガムゾウ, 国際マーラー管弦楽団, 2011.11.24/25(Live), (25:30, 13:24, 5:17, 11:00, 24:19), ベルリン、フィルハーモニー大ホール, STEREO, WERGO
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), ノイマン, チェコ・フィルハーモニー管弦楽団, 1976.1.16/30, (22:40), プラハ、ルドルフィヌム, STEREO, Supraphon
  • 第10交響曲アダージョ, タバコフ, ソフィア・フィルハーモニー管弦楽団, 1987.4, (23:57), ソフィア、コンサート・ホール, STEREO, Capriccio
  • 第10交響曲アダージョ, アブラヴァネル, ユタ交響楽団, 1974.5, ソルト・レイク・シティー、モルモン・タバナクル公会堂, (23:11), STEREO, Vanguard / Musical Concepts
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), バーンスタイン, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1975.4.8, (26:28), ニューヨーク、コロンビア30番街スタジオ, STEREO, CBS/SONY
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), バーンスタイン, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1974.10.8-9, (27:28), ウィーン、コンツェルトハウス, STEREO, Deutsche Grammophon/Unitel
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), クーベリック, バイエルン放送交響楽団, 1968.4.16-17, (23:56), ミュンヘン、ヘルクレス・ザール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), ハイティンク, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1971.9.16-20, (24:32), アムステルダム、コンセルトヘボウ, STEREO, Philips
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), ハイティンク, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1992.5.30-31/6.3-4, (26:43), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, Philips
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), アバド, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1985.6, (24:28), ウィーン、楽友協会大ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), テンシュテット, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団, 1978.5.10-12/6.8/10.5-7, (28:01), ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ, STEREO, EMI
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), メータ, イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団, 1992.3.10/11/15-18/20, (23:33), テルアヴィヴ、マン・オーディトリウム, STEREO, CBS-Sony
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), インバル, フランクフルト放送交響楽団, 1986.9.24/27, (22:56), フランクフルト、アルテ・オーパー, STEREO, Denon
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), マゼール, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1984.4.13-16, (26:16), ウィーン、楽友協会ホール, STEREO, Sony
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), 小澤, ボストン交響楽団, 1990.4(Live), (29:14), ボストン、シンフォニー・ホール, STEREO, Philips/Decca
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), シノーポリ, フィルハーモニア管弦楽団, 1987.4.10, (32:45), ロンドン, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), ギーレン, 南西ドイツ放送交響楽団, 1989.11.16-17, (22:14), バーデン・バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ, STEREO, hänssler
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), ベルティーニ, ユンゲ・ドイチュ・フィルハーモニー管弦楽団, 1983.9.9, (26:47), ベルリン, STEREO, edel classics
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), ベルティーニ, ケルン放送交響楽団, 1991.7.1-3, (26:04), ケルン、フィルハーモニー, STEREO, EMI
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), 若杉弘, 東京都交響楽団, 1991.10.18(Live), (26:56), 東京、サントリーホール, STEREO, fontec
  • 第10交響曲アダージョ(クシェネク版), スヴェトラーノフ, ロシア国立交響楽団, 1992, (31:46), モスクワ、チャイコフスキー音楽院大ホール, STEREO, Warner
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), ゲルギエフ, ロンドン交響楽団, 2008.6.5(Live), (22:13), ロンドン、バービカン, STEREO, LSO Live
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), ブーレーズ, クリーヴランド管弦楽団, 2010.2(Live), (24:04), クリーヴランド、セヴェランス・ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 第10交響曲アダージョ, ティルソン=トーマス, サンフランシスコ交響楽団, 2006.4.6-8(Live), (27:41), サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール, STEREO, SFSMEDIA
  • 第10交響曲アダージョ, シュテンツ, ケルン・ギュルツニッヒ管弦楽団, 2011.6(Live), (23:19), ケルン、ケルン・フィルハーモニール, STEREO, OEHMS Classics
  • 第10交響曲アダージョとプルガトリオ(クシェネク版), フリッツ・マーラー, エリス・フィルハーモニー管弦楽団, 1950.1.21(Live), (23:11), , 
  • 第10交響曲アダージョとプルガトリオ(クシェネク版),アドラー, ウィーン交響楽団, 1952, (24:20,4:13), ウィーン, MONO, Conifer Classics
  • 第10交響曲アダージョとプルガトリオ(クシェネク版),アドラー, ウィーン交響楽団, 1953.4.8(Live), (22:40,4:03), ウィーン、コンツェルトハウス大ホール, MONO, Music & Arts
  • 第10交響曲アダージョ , シェルヒェン, ウィーン国立歌劇場管弦楽団, 1952.7, (28:42), ウィーン, MONO, Westminster/IntenseMedia
  • 第10交響曲アダージョ , シェルヒェン, ライプチッヒ放送交響楽団, 1960.10.4(Live), (21:09), ライプチッヒ、コングレスハレ, MONO, Memories reverence
  • 第10交響曲アダージョ(クシェネク版), ミトロプーロス, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1960.1.16(Live), (25:45), ニューヨーク、カーネギー・ホール, MONO, New York Philharmonic
  • 第10交響曲アダージョ(クシェネク版), ミトロプーロス, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1960.1.17(Live), (25:38), ニューヨーク、カーネギー・ホール, MONO, Memories reverence
  • 第10交響曲プルガトリオ(クシェネク版), ミトロプーロス, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1958.3.16(Live), (4:32), ニューヨーク、カーネギー・ホール, MONO, New York Philharmonic
  • 第10交響曲アダージョ(冒頭欠如), ロジェストヴェンスキー, 全ソビエト連邦ラジオ・テレビ放送交響楽団, 1963(Live), (26:14), モスクワ, MONO, Revelation
  • 第10交響曲アダージョ, ロジェストヴェンスキー, モスクワ放送交響楽団, 1970(Live), (27:40), モスクワ, STEREO, EMI
  • 第10交響曲アダージョとプルガトリオ〈クシェネク版〉 , セル, クリーヴランド管弦楽団, 1958.11.1, (22:15, 3:57), クリーヴランド、セヴェランス・ホール, STEREO, SONY
  • 第10交響曲アダージョ(クシェネク版), ブーレーズ, ロンドン交響楽団, 1969.5.26/27, (21:03), ロンドン、ウォルサムストウ・タウンホール, STEREO, CBS-Sony
  • 第10交響曲アダージョ (クシェネク版+ベルクの校訂を反映?), リッケンバッハー, バンベルク交響楽団, 1988.1/5, (32:03), バンベルク、クルトゥールラウム, STEREO, Vergin Classic / Musical Heritage
  • 第10交響曲アダージョ(マーラー協会全集版), 井上喜惟, ジャパン・グスタフ・マーラー・オーケストラ, 2003.3.2(Live), (32:07), 横浜、みなとみらいホール, STEREO, Tomei Electronics
  • 第10交響曲アダージョ(室内楽版), シュタンゲル, タッシェンフィルハーモニー, 2014.11.16(Live), (19:35), ミュンヘン,  STEREO, Taschen
  • 第10交響曲(バルシャイ版),バルシャイ, ユンゲ・ドイチュ・フィルハーモニー管弦楽団, 2001.9.12(Live), (25:53, 11:41, 4:15, 11:02, 20:59), ベルリン、コンツェルトハウス, STEREO, Brilliant
  • 第10交響曲(クック版、ロナルド・スティーブンスン=クリストファー・ホワイト編2手ピアノ版), クリストファー・ホワイト, 2008.8.27-28, (21:00, 11:48, 4:28, 11:15, 18:33), ロンドン、ハンプステッド、ケンプレイロード、ロスイン・ヒル教会, STEREO, divine art
  • 第10交響曲(ミカエル・カステレッティ編室内アンサンブル版), ストルゴールズ / ラップランド室内管弦楽団, 2017.10, (25:22, 11:12, 3:50, 12:50, 22:55), ロヴァニエミ, コルンディ文化の家, STEREO, BIS
  • 第10交響曲(ミカエル・カステレッティ編室内アンサンブル版), ユルツ・ゲイル / アンサンブル・ミニ, 2016.6(Live), (24:08, 11:49, 3:52, 13:26, 23:25), ベルリン, ムジークブラウエライ-UFO・サウンド・スタジオ, STEREO, Ars
第10交響曲は、マーラー協会の全集に従って、第1楽章アダージョのみを演奏する場合と、全5楽章を演奏可能な形態に補完したバージョンを演奏する場合があるが、後者におけるデ・ファクト・スタンダードは、デリック・クックによるものだろう。インバルは両方の版を録音しているが、これは極めて珍しいケース。リッケンバッハーの演奏は、アダージョのみを単独の独立の作品として演奏したもので、30分以上もかけた異色の演奏である。5楽章の補筆版にはクック版の他にも幾つかのバージョンがあって、録音もわずかながら存在するようだが、私見ではクックの版があれば充分である。それが最終形を想定したものでなく、残されたものを演奏可能にするという極めて慎重な方針に基づいたものであり、従って、テクスチュアが薄い箇所があるにせよ、他の版で行われた付加が結局マーラー的により近づくことに成功しているとは到底言い難いように思えるだけに、クックの判断の適切さを確認する結果になっているように私には感じられてならない。クシェネク版は第1楽章のアダージョと第3楽章のプルガトリオのみの出版だったが、この両方を演奏したのがセル、クリーヴランド管弦楽団の1958年録音のもの。和声付けや旋律線がクック版と比較してかなり違うのが一聴してわかる。リッケンバッハーの版は解説によればクシェネク版に対してベルクが更に行った校訂を反映した独自のヴァージョンを用いているとのこと。クック版の演奏としては、部分的な状態であった第1稿をおけば最も早い録音は1965年のオーマンディとフィラデルフィア管弦楽団によるもので、これは出版された最初の稿態である第3稿の前の段階(第2稿)による演奏記録として貴重なものである。インバルの演奏はクックの没後に共編者のマシューズ兄弟とゴルトシュミットが更に手を入れた第3稿第2版の出版後であるが、第3稿第1版を用いている。
ちなみに、ワルターやアドルノをはじめとした多くの著名な論者による反論にも関わらず、5楽章版を聴くことの意義は明らかであるように思われる。トルソに過ぎなくても、マーラーが全曲をどのように構想したかを実際に音にして確認することの意義には疑問の余地がないように思えるからだ。アダージョのみを前提に考えるのと、5楽章の構想全体を踏まえて考えるのとでは、マーラーが最晩年に到達し、向かいつつあった方向についての展望は全く異なったものになるだろう。そしてこの点では、友人であったラッツとの関係もあってか、第1楽章のみを採用することを是としたアドルノの意見よりも、実際に音となって響いた全曲を聴いてクックの作業の価値を認めたアルマの判断の方が私には共感できる。

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