http://gustavmahler.net.free.fr/
のディスコグラフィーに依拠していました。上記のディスコグラフィーは永らく更新されないままになっていましたが、その後 Mahler Foundation によって継承され、更新されるようになっています。以前は交響曲のみ移行されていましたが、その後歌曲も以降され、更にピアノ四重奏曲のディスコグラフィーが追加されています。Mahler Foundation の管理しているディスコグラフィーは、以下にあります。
上記のような状況の変化を受けて、所蔵録音統計における「全体」をMahler Foundationのディスコグラフィーに置き換える作業を実施し、公開している情報を更新しました。従来のものに比べて、その後リリースされた音源が追加となっているのですが、それは最近演奏されたものを収録したものだけでなく、過去の演奏記録が掘り起こされたものも含まれます。更に、以前よりリリースされていた音源でも、データに誤りがあることが判明するようなケースが少なくなく、録音時期の訂正のみならず、以前は同一音源とされているものが、同一プログラムで何回か行われた演奏の別テイクであることがわかったり、逆に別の録音とされていたものが同一であることが判明したりする場合があるため、従来のものとは集計結果は異なります。
その一方で、所蔵している録音記録には、Mahler Foundationのディスコグラフィーには含まれないものが若干ながら存在します。(Vincent MouretのUne discographie de Gustav Mahlerでは、かなりの数が存在しましたが、Mahler Foundationのディスコグラフィーでは、未公開であったライブ録音を中心に、そのうちの相当数が追加されていることを確認済です。)そのため、厳密にはここでの「全体」とは、Mahler Foundationのディスコグラフィーに、所蔵している録音記録のうちMahler Foundationのディスコグラフィーには含まれないものを加えたものということになります。所蔵録音関連のページに未追加の分を追加する作業を進めながら、全体を見直す作業を実施するにあたり、Mahler Foundationのディスコグラフィーに存在しないものや、存在するが記載内容に疑義があるものについては、適宜Péter Fülöp, Kalplan Foundation, "Mahler Discography", (Microcosmos, 2010)を参照して照合を行い、更に手元のある別の資料やWebで検索できる資料等で裏付けをとるようにしていますが、第一次資料に基づいているわけではないので、正確さには限界があります。その点はご了承頂けますようお願いします。(2021.4./29 Mahler Foundationのディスコグラフィーに準拠したものに移行するにあたって付記。)
Mahler Foundationのディスコグラフィーに準拠し、未追加の所蔵録音の追加を完了した状態での集計結果を公開しました。各作品毎の所蔵録音覚書に続いて所蔵録音・録画の演奏者別リストについても移行が完了し、このページの集計結果と同期が取れた状態になっています。まだ歴史的録音を中心に、所蔵録音で未整理のものが若干あるため、今後追加を行っていきます。(2021.4.30)
所蔵録音で未整理のものを追加しました。(2021.5.4/9)
Mahler Foundationのディスコグラフィーに記載のある録音の年別の録音点数の推移をグラフ化したものを追加しました。年毎の点数の積み上げが視覚的に確認できるので、1960年や2011年といった所謂アニバーサリーの年には録音点数が伸びること、逆に録音点数が少ない年というのが存在することが窺えます。記載時点における直近の事象としては、新型コロナウィルス感染症の蔓延という出来事は、このグラフにも恐らく何らかの痕跡を残すことが予想されますが、それが明らかになるにはもう数年待つ必要がありそうです。(2021.5.18追記)
所蔵録音で未整理のものを追加しました。(2021.5.30)
その後の追加分を反映し、所蔵点数についての集計のミスを修正しました。(2021.8.15,16,17,22)
その後の追加分を反映しました。(2022.1.3,27)
以下は過去の更新時のメモです。
永らく滞っていた歌曲関連の情報の更新を行いました。所蔵CD一覧への反映は依然として未反映の状態が続いています。更新に積極的になれないのは、(1)ひとつにはこれまで公開していた情報は、今やPéter Fülöp, Kalplan Foundation, Mahler Discography, Microcosmos, 2010などによって、より精度が高くて網羅的なものが参照可能となり、自分が所蔵して確認できたもののみについて情報を追加していくことの意味が薄れたことがあります。(2)他方で近年はレコード、CD、DVDといった従来の記録媒体だけではなく、ネットワークで録音や映像記録のファイルが参照できるようになっており、媒体が多様化しただけではなく、手元にない録音や映像記録へのアクセスが容易となったことにより、所蔵録音を管理する意味合いが低下したこともあります。(3)機器のデジタル化もあって収録が容易となり、今や録音記録・映像記録は個人やアマチュアの団体にも手が届くものとなり、かつそれをネットワーク上で視聴可能にすることで、全世界的に公開することもまた容易になっています。(4)また著作権の期限が切れた録音は、今やパブリック・ドメインとして視聴可能になりつつあり、歴史的録音へのアクセスの容易性に関しては、かつてとは全く異なる状況となっています。(5)更には、嘗ては演奏会場を訪れなくては接することが出来なかった実演でさえ、ネットワークを介して、地球の反対側に居ながらにしてライブストリーミングにより視聴したり、録画を後日の視聴することが可能です。これら(1)~(5)の状況を踏まえたとき、ディスコグラフィー自体がこれまでマーラーの受容において保ってきた意義は、喪われるとまでは行かずとも、少なくともその意味合いが大きな変化を被っていることは、最早無視することができない事実ではないかと思います。一方で、Youtubeにせよ、個人のサイトにせよ、ネット上の情報は、永続性という観点では極めて不安定であり、いつ閲覧・視聴ができなるなるとも限りません。すでにスコアについてはIMSLPがそれなりに安定した情報源となりつつありますが、録音・録画の記録やMIDIデータに関してはサイトの消長が激しく、その限りで、とりあえず手元にある情報について記したこのようなページの存在意義も、もうしばらくはあるように感じられます。(2020.9.12,13追記)
その後の追加分を反映しました。主として交響曲の歴史的録音が追加されています。これまで未公開であったライブ演奏の録音の比率が高くなってきているように感じます。(2021.4.12追記)
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