お詫びとお断り

2020年春以降、新型コロナウィルス感染症等の各種感染症の流行下での遠隔介護のため、公演への訪問を控えさせて頂いています。長期間に亘りご迷惑をおかけしていることにお詫びするとともに、何卒ご了承の程、宜しくお願い申し上げます。

2008年3月15日土曜日

所蔵録音覚書:リートと歌第2,3集 (2021.8.16 更新)

  • リートと歌第2,3集より4曲(夏の交替, シュトラスブルクの砦で, もう会えない, 別離と忌避), ゲンツ(Br.) / ヴィニョルズ(Pf.), 2003.1.13/17, (1:37, 3:28, 3:35, 2:16), STEREO, Hyperion
  • リートと歌第2,3集(私は緑の野を楽しく歩いた, たくましい想像力, うぬぼれ, もう会えない, いたずらっ子をしつけるために, 外へ!外へ!, シュトラスブルクの砦で, 別離と忌避, 夏の交替), ベイカー(MS.) / パーソンズ(Pf.), 1983.2.24/25, (4:02, 1:03, 1:32, 4:30, 1:46, 2:25, 3:40, 2:26, 1:23), STEREO, Hyperion
  • リートと歌第2,3集(いたずらっ子をしつけるために, 私は緑の野を楽しく歩いた, 外へ!外へ!,たくましい想像力,シュトラスブルクの砦で,夏の交替, 別離と忌避, もう会えない,うぬぼれ), フィッシャー=ディスカウ(Br.) / バレンボイム(Pf.), 1978.2.5/10, (1:50, 3:50, 1:56, 1:04, 3:52, 1:39, 2:17, 4:51, 1:53), ベルリン、ジーメンス・ヴィラ, STEREO, EMI
  • リートと歌第2,3集より7曲(もう会えない, シュトラスブルクの砦で, 別離と忌避, うぬぼれ, いたずらっ子をしつけるために, 夏の交替, 私は緑の野を楽しく歩いた), フィッシャー=ディスカウ(Br.) / バーンスタイン(Pf.), 1968.11.5-6, (5:16, 4:32, 2:35, 2:01, 1:53, 1:32, 5:15), ニューヨーク, STEREO, SONY
  • リートと歌第2,3集より7曲(もう会えない, シュトラスブルクの砦で, 別離と忌避, うぬぼれ, いたずらっ子をしつけるために, 夏の交替, 私は緑の野を楽しく歩いた), フィッシャー=ディスカウ(Br.) / バーンスタイン(Pf.), 1968.11.8(Live), (5:14, 4:28, 2:28, 1:58, 1:34, 1:31, 4:56), ニューヨーク、リンカーン・センター、フィルハーモニーホール, MONO, MYTO
  • リートと歌第2,3集より5曲(別離と忌避, もう会えない, 私は緑の野を楽しく歩いた, 夏の交替, たくましい想像力), ハルバン(Sp.) / ワルター(Pf.), 1947.12.16, (2:18, 3:29, 3:13, 1:18, 1:03), ロスアンジェルス, MONO, Columbia / Naxos Historical
  • リートと歌第2,3集より4曲(うぬぼれ, もう会えない, シュトラスブルクの砦で, 夏の交替, いたずらっ子をしつけるために、管弦楽伴奏編曲:ハロルド・バーンズ), ヴァイクル(Br.) / シノーポリ, フィルハーモニア管弦楽団, 1985.1.28-29, (1:58, 5:46, 3:59, 1:33, 1:40), ロンドン、ワトフォード・タウン・ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 私は緑の森を楽しく歩いた, シュトゥックゴルト(Sp.) 管弦楽伴奏, 1921, (3:47), MONO, Deutsche Grammophon / Naxos Historical
  • ピアノロールに記録されたマーラーの演奏 (私は緑の野を楽しく歩いた), マーラー(Pf.), 1905.11.9, (3:12), The Kaplan Foundation / Golden Legacy
  • 「私は緑の野を楽しく歩いた」, カールソン(MS.), マーラー(Pf. ピアノロール), 1992.11.16, (3:12), ニューヨーク、マスターサウンドスタジオ, The Kaplan Foundation / Golden Legacy
  • 別離と忌避, エルフリーデ・トレッシェル(Sp.) / リヒャルト・クラウス(Pf.), 1949, (2:54), , MONO,HÄNSSLER
  • 別離と忌避, 私は緑の野を楽しく歩いた, ハンスとグレーテ, 春の朝(ロベルト・ハーガー、ロタール・ヴィントシュベルガー(私は緑の野を楽しく歩いた)管弦楽編曲), アニー・フェルバーマイヤー(Sp.) / プロハスカ, ウィーン国立歌劇場管弦楽団, 1953, (2:24, 3:55, 2:03, 1:41), ウィーン, MONO, Vanguard
  • 夏の交替, ドンファンのファンタジー, 別離と忌避, いたずらっ子をしつけるために, 思い出, たくましい想像力, アニー・フェルバーマイヤー(Sp.) / ヴィクトル・グレーフ(Pf.), 1952, (1:46,2:46,2:32,1:44,3:22,1:13), ウィーン, MONO, Vanguard
  • シュトラスブルクの砦で, ドンファンのセレナーデ, 春の朝, 外へ!外へ!, うぬぼれ, もう会えない, 私は緑の野を楽しく歩いた, ハンスとグレーテ, アルフレッド・ポエル(Bs.) ,ヴィクトル・グレーフ(Pf.), 1952, (3:38,1:57,1:59,2:01,1:46,4:17,3:47,2:14),ウィーン, MONO, Vanguard   
  • 私は緑の野を楽しく歩いた, ハンスとグレーテ, 春の朝, いたずらっ子をしつけるために, クリスタ・ルートヴィヒ(MS.) / ジェラルド・ムーア(Pf.), 1959.5.3-5, (3:40,2:10,1:55,1:40), ロンドン、アビーロードスタジオ, MONO, EMI
  • 春の朝, ハンスとグレーテ, 私は緑の野を楽しく歩いた, この歌をひねり出したのは誰, ユディト・ラスキン(Sp.) / ジョージ・シック(Pf.), 1965.6.3-9, (2:03, 1:47, 4:03, 1:54), ニューヨーク、30番街スタジオ, MONO, EPIC
  • シュトラスブルクの砦で,もう会えない,別離と忌避, 夏の交替, いたずらっ子をしつけるために, うぬぼれ, フィッシャー=ディスカウ(Br.) / バレンボイム(Pf.), 1971.9.14(Live), (4:29, 5:13, 2:46, 1:49, 1:48, 1:49), ベルリン, STEREO, Audite
  • もう会えない, ルイス・マーシャル(Sp) / ウェルドン・キルバーン(Pf.), 1962.10.16, (4:19), モスクワ、モスクワ音楽院, MONO, モスクワ音楽院
  • もう会えない, レギーナ・レズニク(Sp) / リヒャルト・ヴォイタッハ(Pf.), 1968.3.11, (5:15), ニューヨーク、30番街スタジオ, STEREO, SONY
  • 別離と忌避, もう会えない,  いたずらっ子をしつけるために, 私は緑の野を楽しく歩いた, たくましい想像力, アンナ・レイノルズ(Sp) / ジェフリー・パーソンズ(Pf.), 1969, (2:47, 5:05, 1:51, 3:55, 1:00), , STEREO, OISEAU LYRE
  • 外へ!外へ!, たくましい想像力, うぬぼれ, トーマス・ハンプソン(Br.) / デイヴィッド・ルッツ(Pf.), 1992.1, (2:13, 1:10, 2:04), ロンドン, 聖アウグスティヌス教会, STEREO, Teldec
  • 私は緑の野を楽しく歩いた, 別離と忌避(ルチアーノ・ベリオ管弦楽編曲), トーマス・ハンプソン(Br.) / ルチアーノ・ベリオ、フィルハーモニア管弦楽団, 1992.10, (4:19, 2:08), ウィーン, カジノ・ツォーゲルニッツ, STEREO, Teldec
  • 夏の交替, シュトラスブルクの砦で, もう会えない, いたずらっ子をしつけるために(ルチアーノ・ベリオ管弦楽編曲), トマス・ハンプソン(Br.) / ルチアーノ・ベリオ、フィルハーモニア管弦楽団, 1992.10, (1:31, 4:10, 5:02, 1:42), ウィーン, カジノ・ツォーゲルニッツ, STEREO, Teldec

リートと歌第2,3集の歌詞は子供の魔法の角笛に基づくものだが、ピアノ伴奏版のみでマーラー自身による管弦楽伴奏版は作られなかった曲集である。 ただしその中には「夏の交替」のように交響曲楽章との連関があるものも含まれるし、マーラーがピアノロールに遺した記録のうちに「私は緑の野を楽しく歩いた」が 含まれるなど、この曲集のマーラーの作品に占める位置は決して過小視されるべきではないし、フィッシャー=ディースカウやベイカーなど、マーラーを得意とした歌手による優れた演奏記録が存在する。更にこの曲集の場合には、管弦楽伴奏の曲集に比べると男声で歌われるか女声で歌われるかの自由度が大きいように 思われる。実際には男声・女声は勿論、声部指定がないという点ではどちらも同じなのだが。上記のように所蔵録音は男声・女声の両方があるが、 その一方で偶々どちらも中声(女声はメゾ・ソプラノ、男声はバリトン)の歌唱によるものである。カールソンの歌唱はマーラーの演奏のピアノロールの再生に合せたもので、いわゆる普通の意味でのピアノ伴奏による歌唱とは全く異質のものである。ワルターの伴奏で歌っているデジ・ハルバンはマーラーがウィーン宮廷歌劇場に呼び、マーラーの下で歌ったゼルマ・クルツの娘であるが、ゼルマ・クルツもまたグートハイル=ショーダーなどとともにマーラーの歌曲を歌ったことを思えば興味深いものがある。

0 件のコメント:

コメントを投稿