2008年3月15日土曜日

所蔵録音覚書:「大地の歌」(2022.1.3 更新)

  • 大地の歌, クルマン(Tn.) / トールボリ(A.) / ワルター, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1936.5.24 (Live), (8:29, 8:36, 3:05, 6:23, 4:15, 26:57), ウィーン、ムジークフェライン・ザール, MONO, Columbia / Naxos Historical
  • 大地の歌, スヴェンホルム(Tn.) / フェリアー(A.) / ワルター, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1948.1.18(Live), (8:17, 8:43, 3:022, 6:16, 4:10, 27:33), ニューヨーク、カーネギー・ホール, MONO, New York Philharmonic
  • 大地の歌, フェリアー(A.) / パツァーク(Tn.) / ワルター, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1952.5.18(Live), (8:33, 9:30, 3:06, 6:31, 4:19, 29:50), ウィーン、ムジークフェラインザール, MONO, Tahra
  • 大地の歌, パツァーク(Tn.) / フェリアー(A.) / ワルター, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1952.5.15/16, (8:31, 9:11, 3:00, 6:45, 4:26, 28:21), ウィーン、ムジークフェライン・ザール, MONO, Opuskura
  • 大地の歌, スヴァンホルム(Tn.) / ニコライディ(A.) / ワルター, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1953.2.22, (8:19, 8:28, 3:00, 6:12, 4:05, 27:10), ニューヨーク、カーネギー・ホール, MONO, Archipel
  • 大地の歌, ヘフリガー(Tn.) / ミラー(MS.) / ワルター, ニューヨーク・フィルハーモニー管弦楽団, 1960.4.18, (9:30, 9:50, 3:07, 6:44, 4:23, 29:00), ニューヨーク、マンハッタン・センター, STEREO, CBS-Sony
  • 大地の歌, エーマン(Tn.) / トールボリ(MS.) / シューリヒト, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1939.10.5 (Live), (8:51, 9:31, 3:18, 6:38, 4:32, 28:32), アムステルダム、コンセルトヘボウ, MONO, Membran
  • 大地の歌, トールボリ(A) / クルマン(Tn) / ロジンスキ, ニューヨーク・フィルハーモニック, 1944.11.19(Live), (8:40, 8:50, 3:15, 6:40, 4:45, 26:25), ニューヨーク、カーネギーホール, ASDisc
  • 大地の歌, ホフマン(A.) / メルヒェルト(Tn.) / ロスバウト, 南西ドイツ放送交響楽団, 1958.3, (8:39, 10:50, 3:27, 6:35, 4:33, 28:56), バーデン・バーデン, MONO, Vox
  • 大地の歌, グレイス(A.) / ヘフリガー(Tn.) / ロスバウト, ケルン放送交響楽団, 1955.4.18, (8:29, 10:05, 3:28, 6:32, 4:30, 28:40), ケルン、放送協会第1ホール, MONO, SWR Classics
  • 大地の歌, シャルルボワ(Tn.)/ルートヴィヒ(A.)/スワロフスキー, 低地オーストリア・トンキュンストラー管弦楽団, 1958.12.28, (7:06, 8:37, 3:01, 6:30, 4:00, 27:11), MONO, Internationale Gustav Mahler Gesellschaft, Mahleriana : Vom Wenden einer Ikone, Mandelbaum, 2006 に添付のCD
  • 大地の歌, ヴンダーリヒ(Tn.) / メリマン(A) / シュミット=イッセルシュテット, 北ドイツ放送交響楽団, 1965.4.4(Live), (8:46, 9:04, 3:11, 6:36, 4:08, 27:31), ハンブルク、ムジークハレ, MONO, Arlecchino
  • 大地の歌, ヴンダーリヒ(Tn.) / フィッシャー=ディースカウ(Br.) / カイルベルト, バンベルク交響楽団,  1964.4.2(Live), (8:13, 9:10, 3:01, 6:33, 4:04, 29:00), バンベルク、クルトゥールラウム, MONO, Memories Reverence
  • 大地の歌, ドミンゲス(A) / スヴァンホルム(Tn) / クレツキ , ウィーン交響楽団, 1954.11.12(Live), (8:23, 9:00, 3:06, 6:33, 4:16, 27:39), ウィーン、ムジークフェラインザール, MONO, Orfeo
  • 大地の歌, ディッキー(A.) / フィシャー=ディースカウ(Br.) / クレツキ, フィルハーモニア管弦楽団, 1959.10.23-25,27, (8:42, 9:23, 3:03, 7:01, 4:20, 28:43), ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ, STEREO, EMI
  • 大地の歌, メリマン(MS.) / ヘフリガー(Tn.) / ファン・ベイヌム, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1956.12.3-8, (8:46, 9:20, 3:04, 6:49, 4:17, 28:12), アムステルダム、コンセルトヘボウ, MONO, Decca
  • 大地の歌, ヘフリガー(Tn.) / メリマン(A.) / ヨッフム, アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団, 1963.3.26-4.2, (8:51, 8:50, 3:11, 6:29, 4:29, 26:54), アムステルダム、コンセルトヘボウ, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 大地の歌, ルイス(Tn.) / チューカシアン(MS.) / オーマンディ, フィラデルフィア管弦楽団, 1966.2.9, (8:20, 9:05, 3:05, 6:35, 4:15, 26:46), フィラデルフィア、タウン・ホール, STEREO, CBS-Sony
  • 大地の歌, カヴァルティ(A.) / デルモータ(T.) / クレンペラー, ウィーン交響楽団, 1951.5, (6:55, 9:00, 3:13, 6:26, 3:59, 22:47), ウィーン, MONO, VOX
  • 大地の歌, ルートヴィヒ(A.) / ヴンダーリヒ(T.) / クレンペラー, ニュー・フィルハーモニア管弦楽団, 1964.2.19-22/1964.11.7,8/1966.7.6-9, (8:07, 10:11, 3:43, 7:47, 4:43, 29:33), ロンドン、キングスウェイ・ホール/アビー・ロード・スタジオ, STEREO, EMI
  • 大地の歌, フォレスター(A) / ヴィッカーズ(Tn) / スタインバーグ, ボストン交響楽団, 1970.1.2(Live), (56:16), ボストン,  STEREO, Saint Laurent Studios
  • 大地の歌, フィシャー=ディースカウ(Br.) / グンダーリヒ(Tn) / クリップス, ウィーン交響楽団, 1964.6.14(Live), (8:45, 9:37, 3:11, 6:53, 4:15, 30:24), ウィーン、ムジークフェラインザール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 大地の歌, レイノルズ(A) / トーマス(Tn) / クリップス, ウィーン交響楽団, 1972.6.24(Live), (8:00, 9:38, 3:12, 7:03, 4:42, 29:35), ウィーン、ムジークフェラインザール, STEREO, Orfeo
  • 大地の歌, フィンニレ(A) / キング(Tn) / ホーレンシュタイン ,ストックホルムフィルハーモニー管弦楽団, 1968.11.20(Live), (1:02:34), ストックホルム, MONO, 
  • 大地の歌, ミッチンソン(Tn.) / ホジソン(A.) / ホーレンシュタイン, BBCノーザン・フィルハーモニー交響楽団, 1972.4.28, (9:51, 10:28, 3:35, 7:55, 5:27, 31:59), マンチェスター、ホールズワース・ホール, STEREO, BBC legends
  • 大地の歌, マイヤー(MS.) / ルイス(Tn.) / マゼール, ヴェネツィア・フェニーチェ劇場管弦楽団, 1960.11.9(Live), (8:31, 9:48, 3:05, 6:18, 4:32, 27:31), ヴェネツィア, フェニーチェ劇場, MONO, GRANDI CONCERTI
  • 大地の歌, リチャード・ルイス(Tn.) / クリスタ・ルートヴィヒ(A.) / ライナー, シカゴ交響楽団, 1958.2.20(Live), (8:33, 10:41, 3:13, 6:53, 4:43, 30:51), シカゴ, MONO, Archipel
  • 大地の歌, フォレスター(MS.) / ルイス(Tn.) / ライナー, シカゴ交響楽団, 1959.11.7-9, (8:28, 10:04, 3:17, 6:37, 4:22, 29:38), シカゴ, オーケストラホール, MONO, RCA
  • 大地の歌, ベイカー(A.) / ルイス(Tn.) / セル, クリーブランド管弦楽団, 1970.2.5/7(Live), (7:55, 9:43, 3:06, 7:07, 4:35, 30:07), クリーブランド、セヴェランスホール, STEREO, Cleveland Orch.
  • 大地の歌, フォレスター(MS.) / ルイス(Tn.) / セル, クリーヴランド管弦楽団 , 1967.4.21(Live), (8:47, 10:08, 3:05, 7:08, 4:32, 29:59), ベルリン, MONO, Living Stage
  • 大地の歌, ヒルデ・レッセル=マイダン(A) / ヴァルデマール・クメント(Tn) / クーベリック, ウィーンフィルハーモニー管弦楽団, 1959.8.30(Live), (9:32, 9:13, 3:26, 6:49, 5:00, 27:41), ザルツブルク、ザルツブルク音楽祭祝祭小劇場, MONO, Orfeo
  • 大地の歌, ベイカー(A.) / クメント(Tn.) / クーベリック,  バイエルン放送交響楽団 , 1970.2.27(Live), (8:37, 9:34, 3:09, 6:38, 4:23, 29:34), ミュンヘン、ヘルクレスザール, STEREO, audite
  • 大地の歌(ロシア語歌唱), ドヴェンマン(Tn.) / バラノワ(A.) / ザンデルリンク, レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団, 1958, (8:17, 8:54, 3:01, 6:16, 4:03, 27:00), レニングラード, MONO, Venezia
  • 大地の歌, シュライヤー(Tn.) / フィンニレ(A.) / ザンデルリンク, ベルリン交響楽団, 1983.2.6, (8:16, 9:58, 3:17, 7:19, 4:52, 28:57), ベルリン、キリスト教会, STEREO, Deutsche Schallplatten
  • 大地の歌, ルートヴィヒ(A) / クメント(Tn) / クライバー, ウィーン交響楽団, 1967.7.7(Live), (8:36, 9:07, 2:57, 6:32, 4:08, 26:50), ウィーン、コンツェルトハウス, MONO, Memories
  • 大地の歌, ベイカー(A) / シュピース(Tn) / ケンペ , BBC交響楽団, 1975.10.8(Live), (8:04, 10:30, 3:19, 7:08, 4:41, 31:43), ロンドン、ロイヤルフェスティバルホール,  STEREO, BBC legends
  • 大地の歌, ルートヴィヒ(A.) / シュピース、ラウベンタール(Tn.) / カラヤン, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1970.12.14(Live), (8:39, 9:32, 3:08, 7:24, 4:20, 32:07), ベルリン, STEREO, HUNT
  • 大地の歌, ルートヴィヒ(A.) / ルネ・コロ(Tn.) / カラヤン, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1972.8.27(Live), (8:47, 9:00, 3:03, 7:00, 4:20, 29:40), ザルツブルク、祝祭大劇場, STEREO, FOYER
  • 大地の歌, ルートヴィヒ(A.) / コロ(Tn.) / カラヤン, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1973.12.7-10/1974.10.14, (8:51, 10:05, 3:19, 7:14, 4:22, 31:45), ベルリン、フィルハーモニー, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 大地の歌, バルツァ(A.) / ケーニヒ(Tn.) / テンシュテット, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団, 1982.12.7/8/12/1983.9.20/1984.6.27/28/8.25, (9:48, 9:56, 3:09, 7:30, 4:44, 31:27), ロンドン、アビー・ロード第1スタジオ, STEREO, EMI
  • 大地の歌, ヴェルミリオン(A.) / ルイス(Tn.) / シノーポリ, ザクセン州立ドレスデン歌劇場管弦楽団, 1996.1, (8:43, 9:48, 3:17, 6:53, 4:45, 30:26), ドレスデン、ルカ教会, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 大地の歌, アライサ(Tn.) / ファスベンダー(A.) / ジュリーニ, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1984.2.14-15(Live), (8:28, 8:53, 3:25, 7:06, 4:35, 28:50), ベルリン、フィルハーモニーザール, STEREO, Testament
  • 大地の歌, アライサ(Tn.) / ファスベンダー(A.) / ジュリーニ, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1984.11, (8:34, 9:42, 3:17, 7:33, 4:17, 30:23), ベルリン, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 大地の歌, アライサ(Tn.) / ファスベンダー(A.) / ジュリーニ, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1987.8.2(Live), (8:34, 9:24, 3:22, 7:35, 4:35, 30:10), ザルツブルク、祝祭大劇場, STEREO, Orfeo
  • 大地の歌, シュライヤー(Tn.) / ファン・ネス(A.) / インバル, フランクフルト放送交響楽団, 1988.3.24/25, (8:19, 9:31, 3:14, 7:16, 4:25, 28:35), フランクフルト、アルテ・オーパー, STEREO, Denon
  • 大地の歌, ルイス(Tn.) / フェリアー(A.) / バルビローリ, ハレ管弦楽団, 1952.4.2 (エアチェック・テープ:第1楽章冒頭の7小節欠落), (8:13, 10:07, 3:12, 7:00, 4:23, 30:49), マンチェスター、ディーンズゲイト、ミルトンホール, MONO, Appian
  • 大地の歌, ゴールドベルク(Tn.)/ ソウクポヴァー(MS.) / ケーゲル, ライプチヒ放送交響楽団, 1977.4.5(Live), (8:52, 10:42, 3:12, 8:12, 4:34, 31:09), ライプチヒ、会議ホール, STEREO, Weitblick
  • 大地の歌, ウルマナ(A.) / シャーデ(Tn.) / ブーレーズ, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1999.10, (8:30, 8:35, 3:02, 6:52, 4:36, 28:56), ウィーン、楽友協会大ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 大地の歌, ノーマン(Sp.) / イェルザレム(Tn.) / レヴァイン, ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, 1992.11, (8:39, 10:27, 3:16, 7:20, 4:39, 32:15), ベルリン、ベルリン・フィルハーモニー・大ホール, STEREO, Deutsche Grammophon
  • 大地の歌, イェルザレム(Tn.) / マイヤー(MS.) / バレンボイム, シカゴ交響楽団, 1991.4.5(Live), (7:33, 8:49, 2:50. 6:59, 4:07, 29:43), シカゴ、オーケストラ・ホール, STEREO,Erato
  • 大地の歌, カリッシュ(Ms.) / イェルザレム(Tn.) / ギーレン, 南西ドイツ放送交響楽団, 1992.11(第1,3,5楽章)/2002.11(第2,4,6楽章), (8:19, 10:13, 3:02, 7:15, 4:35, 30:04), フライブルク、コンツェルトハウス(第1,3,5楽章)/バーデン・バーデン、ハンス・ロスバウト・スタジオ(第2,4,6楽章), STEREO, hänssler
  • 大地の歌, ザイフェルト(Tn.) / ハンプソン(Br.) / ラトル, バーミンガム市交響楽団, 1995.12.28-30, (8:29, 9:43, 3:14, 7:02, 4:33, 30:29), ワーウィック大学芸術センター、バターワースー・ホール, STEREO, EMI
  • 大地の歌, キング(Tn.) / フィッシャー・ディースカウ(Br.) / バーンスタイン, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 1966.4.4-5, (8:29, 11:21, 3:09, 8:09, 4:40, 31:00), ウィーン、ゾフィーエンザール, STEREO, decca
  • 大地の歌, コロ(Tn.) / ルートヴィヒ(A.) / バーンスタイン, イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団, 1972.5.18/20/23, (8:42, 10:28, 3:09, 7:50, 4:25, 30:15), テル・アヴィヴ, STEREO, Deutsche Grammophon/Unitel
  • 大地の歌, エルスナー(Tn.)  / グラハム(MS.) / ジンマン, チューリヒ・トーンハレ管弦楽団, 2012.10.31/11.1, (8:37, 9:58, 3:05, 7:13, 4:12, 29:48), チューリヒ, トーンハレ, STEREO, RCA
  • 大地の歌, モーザー(Tn.) / ファスベンダー(A.) / カツァリス(Pf.), 1989.9, (7:49, 9:57, 2:58, 6:47, 4:27, 28:16), ベルリン、ジーメンスヴィラ, STEREO, Teldec
  • 大地の歌, スミス(Tn.) / パレイ(Br.) / ラーデマン(Pf.), 2005.3/4, (8:47, 9:53, 3:16, 7:53, 4:59, 28:44), メッヘルニヒ-フロイスドルフ、テロス・ミュージック・スタジオ, STEREO, telos
  • 大地の歌, 田代誠(Tn.) / 伊原直子(A.) / 若杉弘, 東京都交響楽団, 1991.10.18(Live), (8:10, 9:37, 3:13, 7:02, 4:25, 30:29), 東京、サントリーホール, STEREO, fontec
  • 大地の歌, ヘプナー(Tn.) / リポヴシェック(A.) / ベルティーニ, ケルン放送交響楽団, 1991.11(Live), (8:33, 9:43, 3:03, 6:39, 4:30, 29:24), 東京、サントリー・ホール, STEREO, EMI
  • 大地の歌, スチュアート・スケルトン(Tn.)/ トーマス・ハンプソン(Br.)/ ティルソン=トーマス, サンフランシスコ交響楽団, 2007.9.26-29(Live), (8:27, 9:31, 3:16, 6:57, 4:25, 30:39), サンフランシスコ、デイヴィス・シンフォニー・ホール, STEREO, SFSMEDIA
  • 大地の歌, ロベルト・サッカ(Tn.) / スティーフン・ガッド(Br.) / ノット, バンベルク交響楽団, 2016.2.8-13, (8:03, 10:08, 3:06, 7:15, 4:15, 28:29), バンベルク、コンツェルトハレ、ヨーゼフ・カイルベルト・ザール, STEREO, TUDOR
  • 大地の歌, ヨナス・カウフマン(Tn.) / ノット, ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, 2016.6(Live), (8:06, 9:57, 3:08, 6:55, 4:25, 28:33), ウィーン、ムジークフェラインザール, STEREO, Sony
  • 大地の歌, 蔵野蘭子(A) / 今尾滋(Tn) / 井上喜惟, マーラー祝祭オーケストラ, 2015.8.22(Live), (9:30, 10:06, 3:32, 7:52, 5:11, 33:53), 川崎、ミューザ川崎シンフォニーホール, STEREO, Mahler Festival Orchestra
  • 大地の歌, 平松英子(Sp.) / 野平一郎(Pf.), 2002.5, (8:31, 9:57, 3:07, 7:06, 4:48, 31:38), 東京、紀尾井ホール, STEREO, MusicScape
  • 大地の歌(シェーンベルク=リーン編室内アンサンブル版), レンメルト(A.) / ブロコヴィッツ(Tn.) / ヘレヴェッヘ / アンサンブル・ミュジック・オブリック, 1993.4, (8:25, 9:17, 3:43, 7:23, 4:39, 28:54), メッツ、アルザン大ホール, STEREO, Harmonia mundi
  • 秋に寂しき者, ハンプソン(Br.) / リーガー(Pf.), 1996.3,19-21, (9:20), ロンドン、アビー・ロード・スタジオ, STEREO, EMI
「大地の歌」については、管弦楽版とピアノ版、テノール・アルトの独唱か、テノール・バリトンの独唱か、という選択肢が存在する。上記の録音のうち、カツァリスのものがピアノ版であり、バーンスタインが指揮するウィーン・フィルとともに、キングとフィッシャー・ディースカウが歌ったものがテノール・バリトン独唱版ということになる。それ以外は最も一般的な選択である、テノール・アルトの独唱・管弦楽版である。バルビローリの録音は放送音源ではなく、放送をエアチェックした記録ということで、冒頭の7小節が欠落している他、録音の状態は良くないため、特にバルビローリの演奏に強い関心を持っているのでなければ一般的には記録としての価値を超えるものではないだろう。ちなみにテノール・バリトン独唱版というのは非常に稀で、上記のバーンスタイン版以外にはクレツキが指揮したものがあるのみという状態が長く続いたが、最近ようやく新しい録音が追加されたようだ。
大地の歌は歌手の確保の困難や他の交響曲の演奏頻度の向上もあって、近年は相対的に演奏や録音の頻度におけるプレゼンスが落ちているような傾向すらあるし、実演で接するのは寧ろ困難な曲に分類されるのかも知れないが、流石に往年の演奏記録には事欠かない。初演者ワルターが指揮したウィーン・フィルでトールボリとクルマンが歌った1936年の録音、1952年に同じ指揮者とオーケストラでフェリアーとパツァークが歌ったものの価値は揺るがないだろう。1939年10月5日のアムステルダム、コンセルトへボウの演奏会の記録であるシューリヒト指揮、コンセルトへボウ管弦楽団、トールボリとエーマンの歌唱の記録は、演奏会中(第6楽章の間奏が終わったタイミング)で発生したハプニングの記録で知られているが、そうした史料的価値を抜きしてもこの演奏は際立って優れたものの一つであると私は思う。実はこの演奏会は本来はメンゲルベルクが指揮する筈であったが、(メンゲルベルクにはしばしば起きたことのようだが、)病気のために指揮ができなくなり、急遽代役を探すことになったのだが、歌手達の意向もあって、ユトレヒトのオーケストラに客演していたシューリヒトが代役を務めることになったという経緯があるらしい。ここで聴かれる自在なテンポの変化、大きなテンポ・ルバートがどこまでメンゲルベルクとコンセルトへボウ管弦楽団のもので、どこからがシューリヒトの解釈であったのかを判断することは困難だろうが、いずれにしても前年にワルターの下でも歌ったトールボリにしてもエーマンにしても、その歌唱は見事だし、シューリヒト指揮するコンセルトへボウ管弦楽団の自在さは驚異的である。既に前年にオーストリアはナチス・ドイツにより併合され、ドイツ国内ではユダヤ人の音楽を演奏することが禁じられて、オランダの独立ももう間もなく喪われようというこの時期にユダヤ人による「大地の歌」という題名の作品をドイツ人の指揮者によってオランダのオーケストラが演奏するという状況の異様さがくだんのハプニングを引き起こす原因であったに違いないが、ワルターによる3年前の大地の歌、そして前年のウィーン・フィルとの第9交響曲、そしてこの演奏のほんの1月前の演奏会の録音であるメンゲルベルクとコンセルトへボウ管弦楽団の第4交響曲といい、この時期の演奏が持っているアウラの力には凄まじいものが感じられるのは、決して後知恵によるものばかりとは言えないだろう。勿論、それだけではなく、第8交響曲の初演にも立ち会ったシューリヒトのマーラー解釈が如何に卓越したものであったかを認識することができる記録でもある。
最近の傾向としては、上述のアルトの替わりにバリトンが歌うものが増えてきていることと並んでシェーンベルク・リーン編の室内楽伴奏版の録音が増えているのが目立つ。一方、ピアノ伴奏版については、それを連作歌曲集と見做してしまえば、「子供の死の歌」が女声で歌われる例などの延長線上に声部指定に拘らない選択もありうるだろう(ただし、マーラー自身の指定の有無の違いは厳然と残るが)。実際、それを実現した素晴らしい演奏がある。ソプラノの平松英子が野平一郎のピアノ伴奏で歌った演奏は歌曲としてのこの作品の解釈として圧倒的な説得力を持つ。ワルターの初演以来の西欧におけるこの作品の解釈とは異なった方向性が明確に打ち出されているが、それがピアノ伴奏版、全曲をリリック・ソプラノで歌うという選択と見事に調和している。かつて柴田南雄が東洋的なマーラーが聴けないものかという発言をしたが、それに対する回答にもなりえていると私には感じられた。歌唱もピアノ伴奏も技術的にも非常に高く、決して絶叫調にならずに完璧にコントロールされた肌理の細かい歌い分けと、明晰な声部処理と和声の変化の雄弁さが際立つピアノ伴奏は、この作品の演奏記録で最高のものの一つではないか。一方、スミス・パレイ・ラーデマンのものはアルトの替わりにバリトンを用いたピアノ伴奏版での初録音という触れ込みのものである。

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