入力としたMIDIファイルや対象となった作品については、重心計算と同一なので、下記のページをご覧ください。
https://gustav-mahler-yojibee.blogspot.com/2019/09/midi.html
ダウンロードできるファイルは以下のzipアーカイブファイルです。
・マーラーの全交響曲および歌曲の一部(2020.1.29更新)
https://drive.google.com/file/d/1yCkOPKwxi100fk-fMfMLcO3TrKZk0ich/view?usp=sharing
解凍すると、対象となったMIDIデータ・作品の対照表のpdfファイル(experimental_MidiFileName.pdf)と以下の16種類のcsvファイルが得られます。
各ファイルに含まれるデータは以下の通りです。A/Bの区別も重心計算と共通で、Aは拍毎のデータ、Bは(MIDIファイルで定義されている限りの)小節の頭拍毎のデータです。
frqA・frqB:和音の出現頻度。(ただし転回は区別しません。)
列方向が各曲・楽章、行方向が12音の組み合わせを表し、Sheet2は、ヘッダ(曲・楽章のラベル=MIDIファイル名を表すヘッダ行を除いた)最初の行は、 000000000000 という音の組み合わせ(つまり何も音が鳴っていない、無音の状態)が出現した頻度を表します。同様に、最後の行は、 111111111111 、即ち12音全ての音が同時に鳴った場合を表しています。総出現回数(拍数(A)・小節数(B))で割って、出現比率にしたもの。Sheet3が比率で、Sheet4は整数として扱うために比率を10000倍したものです。
dfrqA・dfrqB:frqA・frqBについて、前の和音(のコード化された値)と後の和音(のコード化された値)の差分をとることで、変化のパターンを取り出したもの。絶対的な音ではなく、変化パターンの出現頻度を計算していることになります。その他の定義はfrqA・frqBに準じます。
nfrqA・nfrqB:12音の各音の出現頻度。(音高は区別しません。)
列方向が各曲・楽章、行方向が拍数(A)・小節数(B)を表し、行方向は以下を表します。
1行目ヘッダ行:曲・楽章のラベル=MIDIファイル名を表す
2行目:拍数(A)・小節数(B)
4~15行目:12音の各音の出現頻度
17~28行目:12音の各音の出現頻度(ある時点で同一音が(別の楽器で、そして/または異なる音高で)複数鳴っている場合に重複カウントすることによって重みづけ)
30行目:出現回数
31~42行目:12音の各音の出現比率
44行目:出現回数(重複カウント版)
45~56行目:12音の各音の出現比率(重複カウント版)
59~70行目:12音の各音の出現比率を整数として扱うために10000倍したもの
73~84行目:12音の各音の出現比率(重複カウント版)を整数として扱うために10000倍したもの
seqA・seqB:和音の系列。(転回は区別しません。)
列方向が各曲・楽章、行方向が拍数(A)・小節数(B)を表し、各拍ないし小節頭で鳴っている音を音高を捨象して符号化したものです。
例えば、12音それぞれについて、鳴っている=1、鳴っていない=0として、2進数表現で
000000000011なら、これを10進数表現した3となります。
dseqA・dseqB:seqA・seqBについて、前の音(のコード化された値)と後の音(のコード化された値)の差分をとることで、変化パターンを取り出したもの。その他の定義はseqA・seqBに準じます。
cdnzA・cdnzB:seqA・seqBにおいて、同じ音の反復の系列を捨て、持続を捨象することで遷移パターンを見れるようにしたものです。例えばseqにおいて
…256,128,128,128,1024…
という系列は、cdnzでは
…256,128,1024…
というように圧縮されています。
dcdnzA・dcdnzB:cdnzA・cdnzBについて、前の音(のコード化された値)と後の音(のコード化された値)の差分をとることで、変化パターンを取り出したもの。その他の定義はcdnzA・cdnzBに準じます。
pitchA・pitchB:各音(MIDIコード番号)の出現頻度。(音高を区別します。)
列方向が各曲・楽章、行方向がMIDIコード(音高)で、MIDIコードの出現頻度の集計です。
対象MIDIファイルについては、
https://gustav-mahler-yojibee.blogspot.com/p/midi.html
をご覧ください。
ご利用にあたっての注意:公開するデータは自由に利用頂いて構いません。あくまでも実験的な試みを公開するものであり、作成者は結果の正しさは保証しません。このデータを用いることによって発生する如何なるトラブルに対しても、作成者は責任を負いません。入力として利用させて頂いたMIDIファイルに起因する間違い、分析プログラムの不具合に起因する間違いなど、各種の間違いが含まれる可能性があることをご了承の上、ご利用ください。(2019.9.7)
改訂版公開(2020.1.29)
重心遷移計算のURLを訂正(2021.8.22)
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